スカウト型を仕掛けようと調べたら、マイナビとリクルート、似た名前のサービスが2つ出てきた。どっちに経歴を置けばいいのか。

分け方はシンプルだ。違いは狙う年収帯。幅広く見るならマイナビ、ハイクラス軸ならリクルートダイレクトスカウト。判断基準ごと書く。

この記事の要点

  • 型は同じ(経歴を置いて待つ)。違いは集まる求人の層だ
  • マイナビは20〜30代×幅広い年収帯、リクルートDSはハイクラス寄り
  • 現年収と目指す方向で主戦場を決める。迷ったら両方置いて見比べる
  • 併用のコストはほぼゼロ。届く札の層の違いが、市場の立体視になる

共通点を先に。どちらも「待つ型」だ

2つのサービスの骨格は同じになる。

  • 経歴(レジュメ)を登録して置いておく
  • 企業やヘッドハンターが検索して、スカウトが届く
  • 興味のある札にだけ返信して選考へ進む

つまり、あなたの日々の手間はどちらもほぼゼロで、エージェントのような面談のセットも催促もない。違いは仕組みでなく、そこに集まっている企業とヘッドハンターの層に出る。

違いの本体。集まる求人の層

マイナビスカウティング。マイナビ系の基盤で、20〜30代の若手〜中堅を中心に、年収帯も職種も幅広い求人が動く。第二新卒に近い層や、年収400万前後からのキャリアアップにも札が届きやすい。現在地の市場価値を幅広く測る温度計として使いやすいのが持ち味だ。

リクルートダイレクトスカウト。リクルート系のハイクラス特化で、年収600万以上の求人・ヘッドハンター経由の案件が中心の作りになっている。経歴に管理職・専門性・実績の数字があるほど札が増える世界で、逆に経験の浅い段階だと、届く数自体が少なくなりやすい。

だから選び方はこうなる。

  • 現年収300〜500万・可能性を広く見たい→主戦場はマイナビスカウティング
  • 現年収500〜600万以上・年収軸で上を狙う→主戦場はリクルートダイレクトスカウト
  • どちらか判断がつかない→両方に置いて、届く札の層で市場に答えを出させる

ハイクラス転職の準備の全体像(いつから・何を仕込むか)はハイクラス転職はいつから準備するかで書いた。

併用の実務。レジュメの書き分けまで

併用する場合、レジュメは同じもので始めて構わないが、反応を見て書き分けると精度が上がる。

  • マイナビ側|職務の幅・ポテンシャル・学習歴も含めて広めに書く。若手層の札は、伸びしろの言葉にも反応する
  • リクルートDS側|実績の数字・マネジメント経験・専門領域を前に出す。ハイクラスの検索は、成果の語彙で走っている

そして2〜4週間、届く札を観察する。どちらから、どの年収帯の、どんな職種が来るか。この差分が、どの市場であなたが強いかの実測データになる。診断サービスの想定年収と並べると、市場価値の把握はかなり立体的になる。

それぞれの入口

*クリックすると公式サイトが開く。マイナビスカウティングは登録無料で、経歴を置いておくと企業やヘッドハンターから声が掛かる。*

登録後の流れ|① 経歴を入力(約10分) → ② 現職ブロックを設定 → ③ 届いたスカウトから選ぶ

マイナビスカウティングに経歴を置いておく

*こちらも登録無料。ハイクラス向けの求人とヘッドハンターが中心だ。*

リクルートダイレクトスカウトに経歴を置いておく

マイナビ側の登録の細かい道順は登録の流れ、サービス全体の評価は評判の記事で書いた。

よくある誤解

「ハイクラス系に登録して札が来ないのは、市場価値ゼロの宣告だ」。違う。層の合わないプールに経歴を置いただけの話で、あなたの価値の判定ではない。マイナビ側に置き直せば普通に札が来る、というのはよくある展開だ。プールと魚を合わせるのが先で、落ち込むのはその後でいい。

「スカウト型は登録数が多いほど有利だ」。3つ4つと増やしても、届く札は重複し始め、管理の手間だけ増える。層の違う2本(幅広×ハイクラス)で市場はほぼカバーできる。数でなく層の違いで選ぶのが正解だ。

よくある質問

エージェントとスカウト型は、どちらを先にやるべきですか?

順番を付けるなら、スカウト型を先に置くのが軽い。10分で仕掛けが完成し、待つ間にエージェント面談を組めば、面談の時点で市場の温度(届いた札)を持って話せる。両者は競合でなく、待ちの経路と攻めの経路という役割分担だ。

スカウトが来た企業に、エージェント経由で応募し直すのはありですか?

経路の混在はトラブルの元なので、届いた経路のまま進めるのが原則だ。スカウトに書類免除などの特典が付いていることも多く、経路を変えると特典ごと消える。同じ求人への重複応募になる動きだけは避ける。

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スカウト型の併用観察シート(届いた札の記録テンプレ)を公式LINEで無料配布している。市場に答えを出させる。それが待つ型の一番賢い使い方だ。

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