年収700万あればモテるのか。下世話な問いに見えて、婚活の現場では誰もが気にしている数字の話だ。きれいごと抜きで書く。
即答する。700万は、婚活市場の足切りを越えられる数字だ。書類選考は通る。ただしモテるかは、その先の総合評価で決まる。
この記事の要点
- 婚活の検索条件では600万・700万が足切りに使われる。700万は通過側だ
- 給与所得者の上位1〜2割弱という希少性が、書類段階で効く
- ただし評価は年齢とセット。同じ700万でも30歳と45歳では市場が違う
- 数字は入場券。入場後は生活感と人柄の勝負になる
足切りは越える。それが700万の市場価値だ
婚活アプリや結婚相談所には年収の検索フィルタがある。現実として、600万以上・700万以上という条件で絞り込みが行われている。この時点で、フィルタの内側にいるか外側にいるかで、そもそも見つけてもらえるかが変わる。
700万は給与所得者全体の上位1〜2割弱の水準だ(割合の分解に詳しい)。つまりフィルタの内側にいる母数自体が少ない。書類段階での通過率が上がるのは、思い込みでも自意識過剰でもなく、単純な希少性の話なんよ。
ただし、評価は年齢とセットで決まる
ここからが、きれいごと抜きの部分だ。婚活市場で年収は単体で評価されない。年齢とセットの座標で評価される。
30歳の700万と45歳の700万は、同じ数字でも市場での見られ方が違う。前者は「これから上がる700万」、後者は「これで完成の700万」として読まれる。残酷だが、これは転職市場と全く同じ理屈で、若さは伸びしろとして値段がつく。
そしてもう1つ。足切りを越えた後の勝負は、年収と関係ない。清潔感、会話、生活感、金銭感覚。700万あっても金遣いが荒ければ弾かれるし、500万でも堅実さで選ばれる人は選ばれる。年収は入場券であって、入場後のパフォーマンスは別の能力だ。モテの問題を年収だけで解決しようとすると、入場門の前で延々と筋トレをすることになる。
ついでに、逆側の注意も書いておく。年収を盛るのはやめておけ。婚活の場での年収の申告は、関係が進めば源泉徴収票や生活ぶりで答え合わせが起きる。600万を700万と言った50万の差は、金額の問題ではなく信用の問題として返ってくる。転職市場で経歴の盛りが経歴詐称として跳ね返るのと同じで、数字は盛った瞬間から負債になる。実際の数字で通る場所で勝負する方が、長期では強い。
数字を上げる意味は、モテより選択肢だ
それでも年収を上げる意味はある。ただしそれは「モテるため」というより、世帯の選択肢が増えるためだ。結婚後の生活レベル(700万の生活の現実)、相手が働き方を選べる余地、子どもの選択肢。結婚を考える段階なら、転職のタイミングと婚約の順番も絡んでくる(婚約と転職どっちが先かで書いた)。
いま自分の値段が市場でいくらなのかを知っておくのは、婚活でも転職でも同じスタートラインになる。
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よくある質問
年収700万と800万で婚活の評価は変わりますか?
検索フィルタの区切りを1つ越えるかどうかの差はあるが、700万以上の帯では年収の差より年齢と人柄の差の方が効く。数字の積み増しより総合点の勝負になる。
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