会社員を辞めて、農業をやりたい。自然の中で、自分の手で作りたい。だが、未経験で入れるのか。年収はどうなるのか。独立すべきか、雇われるべきか。

先に言う。農業への未経験転職は、農業法人に雇われる道と、独立して就農する道で、まったく違う。法人は年収250〜350万円で安定、独立は資金と農地と技術が要り、数年は赤字。いきなり独立せず、法人か研修で2〜3年やってから決めろ。現実、法人の道、独立の道、支援制度、順番、年収、失敗する人、向く人、前職の訳し方、探し方、年齢を書く。

先に一文で。農業への未経験転職は農業法人の正社員なら年収250〜350万円で社会保険と休みがあり未経験を育てる求人があると知り、独立は農地の許可と数百万〜数千万円の資金と技術と販路が要り数年は赤字で経営開始資金を使っても厳しいと分かった上で、法人か研修で2〜3年やって実態と向き不向きを知ってから独立か法人かを決め、新規就農者育成総合対策と農業大学校と自治体の就農支援と地域おこし協力隊を調べ、いきなり独立と田舎の暮らしへの幻滅と体力と家族の反対と販路のなさで失敗しないように、営業の経験を販路に製造を段取りと機械に事務を経営と申請に訳して動くのが正解だ。

この記事の要点

  • 法人に雇われる道と独立の道はまったく違う
  • いきなり独立しない。法人か研修で2〜3年
  • 支援制度を調べる。経営開始資金は年150万円を最長3年
  • 失敗の5つ。独立・暮らし・体力・家族・販路

農業の未経験転職の現実

項目中身
増えているか会社員から農業に移る人は増えている。法人の雇用と、独立の両方
年収下がる。法人で250〜350万円。独立は数年赤字
体力と天候と休み早朝、夏の暑さ、冬の寒さ、収穫期は休みがない
移住地方への移住が前提のことが多い。暮らしが変わる
独立資金と農地と技術と販路。数年は赤字

地方に移住して仕事を探す線は地方移住の仕事の探し方に書いた。農業は、その中の1つの選択だ。

農業法人に雇われる道

項目中身
求人農業の求人サイト、ハローワーク、新農業人フェア。未経験を育てる法人がある
年収250〜350万円。大規模の法人の管理職で400万円台
社会保険と休み法人なら社会保険がある。休みは週1〜2日。収穫期は減る
品目施設園芸(トマト・イチゴ・花)、露地の野菜、米、果樹、畜産(酪農・養鶏・養豚)。品目で働き方が違う
大規模と家族経営大規模の法人は分業と制度。家族経営に雇われると、何でもやり、制度は薄い
その後法人で技術を覚えて独立する人と、法人の管理職に上がる人

未経験なら、法人に雇われる道が入口だ。技術と地域と品目を、給料をもらいながら知れる。

独立して就農する道

項目中身
農地買うか借りる。農業委員会の許可が要る。新規は借りるのが中心。地域の信頼がないと借りられない
資金機械(トラクター・管理機)、ハウス、初期の運転資金。露地の野菜で数百万円、施設園芸で数千万円
技術品目ごとに違う。研修と法人で2〜3年
販路JAへの出荷、直売所、契約の販売、ネットの販売、飲食店。JAだけでは価格が低い
赤字の期間始めて数年は赤字が多い。生活費を別に用意する
認定新規就農者市町村に青年等就農計画を出して認定を受けると、資金と融資の支援が受けられる

支援制度

制度中身
新規就農者育成総合対策(経営開始資金)独立して就農した人に、年150万円を最長3年。年齢(原則49歳以下)と認定新規就農者の要件
同(就農準備資金)農業大学校と研修機関で研修する人に、年150万円を最長2年。研修後に就農する要件
同(経営発展支援事業)機械と施設の導入の補助。都道府県の事業
農業大学校都道府県の農業の学校。1〜2年。社会人の研修のコースがある
自治体の就農の支援研修、農地の紹介、住まい、移住の支援金。自治体で差が大きい
地域おこし協力隊自治体に雇われて地域で活動しながら、農業の研修と就農の準備。最長3年。報酬あり
JA・農業改良普及センター技術の指導、販路、経営の相談
青年等就農資金無利子の融資。認定新規就農者の要件

制度は年度で変わる。農林水産省と自治体の公式のページで、申し込む時点の条件を確かめる。

順番

順やること
1農業の求人サイトと新農業人フェアで、品目と地域と法人を知る
2短期の農業のアルバイトか体験で、体力と向き不向きを試す
3農業法人の正社員か、農業大学校か研修(就農準備資金)に入る。2〜3年
4地域に住んで、暮らしと人間関係を知る。家族と合意する
5販路と資金と農地の見通しを立てる
6独立するか、法人に残るかを決める。独立なら認定新規就農者と経営開始資金

いきなり独立しない。この順番で、2〜3年かける。

年収の現実

形年収
農業法人の正社員250〜350万円。管理職で400万円台
独立の最初の数年赤字か、経営開始資金(年150万円)を含めて生活
独立が軌道に乗った後(施設のトマト・イチゴ)1人あたり300〜500万円
独立の大規模(露地・畜産)それ以上の人もいる。規模と借金も大きい
米だけの小規模生活できない
半農半X(兼業)農業の収入と他の収入を合わせる。リモートの仕事と組む人が増えている

リモートの仕事と地方の暮らしを組む線は地方移住とリモートワークに書いた。農業と兼業する形は、その延長だ。

失敗する人

失敗中身
いきなり独立技術と販路と資金がないまま農地を借りて、数年で辞める
田舎の暮らしへの幻滅人間関係、地域の役、車、買い物、医療。農業でなく暮らしで辞める。線はUターン転職で後悔する理由に書いた
体力と天候を軽く見た夏の暑さと冬の寒さ、早朝、収穫期の休みのなさ
家族の反対を押し切った移住と収入の減少に家族が耐えられない
販路がない作っても売れない。JAに出すだけでは価格が低い

向いている人

向いているなぜ
体を動かす仕事が苦でない農業は体の仕事
天候と自然に合わせられる計画が天候で崩れる
地域の人間関係に入れる農地と販路は地域の信頼で決まる
数字と経営を考えられる独立は経営。原価と販路と資金
家族と合意できている移住と収入の減少
2〜3年かける覚悟があるいきなり独立しない

前職の経験の訳し方

前職農業で使える中身
営業販路の開拓直売、契約の販売、飲食店、ネット。作った物を売る力
製造段取りと機械作業の計画、機械の扱いと整備
事務・経理経営と申請帳簿、補助金の申請、認定新規就農者の計画
ITスマート農業センサー、データ、ネットの販売
販売・飲食直売と加工直売所、加工品、6次産業化
建設・現場施設の整備ハウスの設置と修理

会社員の経験は、農業の経営で使える。特に営業と事務は、独立で差が付く。

探し方

探し方中身
農業の求人サイト農業専門の求人サイト。法人の正社員と季節のアルバイト
新農業人フェア農林水産省と全国農業会議所が開く就農の相談会。法人と自治体が出る
自治体の就農相談都道府県と市町村の就農の窓口。研修と農地と住まい
ハローワーク地方のハローワークに農業法人の求人。線は地方のハローワークと転職エージェントに書いた
地域おこし協力隊の募集自治体の募集。農業の分野の隊員
農業体験と短期のアルバイト収穫期のアルバイトで、体力と向き不向きを試す

年齢の線

年齢判断
20代全部。法人、研修、独立。支援制度の年齢の要件(49歳以下)に余裕がある
30代法人か研修から。独立は40代前半までに軌道に乗せる計画で。支援制度の対象
40代法人の正社員か、支援制度(49歳以下)を使って研修と独立。体力と資金と家族で判断
50代支援制度の対象外が多い。法人の雇用、半農半X、定年後の農業。独立は資金と体力で慎重に

よくある質問

農業に転職して年収は元に戻るか

法人では戻りにくい。独立で軌道に乗れば戻る人もいるが、数年かかり、規模と借金が要る。年収でなく、暮らしと働き方で選ぶ人が多い。

農地は買えるか

新規は借りるのが中心だ。買うにも農業委員会の許可と、下限の面積の要件がある。地域の信頼がないと借りられないので、法人か研修で地域に入ってから。

農業法人の正社員から独立する人は多いか

いる。法人で技術と地域を知り、販路の見通しを立ててから独立する形が、一番失敗が少ない。法人の管理職に上がる道もある。

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