OfferBoxを使っているが、来るのは知らない会社ばかりだ。大手からのオファーはないのか。自分の学歴が足りないからなのか。
先に答えを言う。大手から来ないのは、あなたのせいではなく仕組みの話だ。大手は探しに行く採用をほぼ必要としていない。この構図と、大手志望の人の正しい道具の組み方を書く。
この記事の要点
- 大手は待っていても応募が集まる。探しに行く採用を使う理由が薄い
- 逆求人で動いているのは、知名度で集められない本気の企業だ
- 大手志望なら、本命は直接応募+個別対策。逆求人は視野の保険にする
- 知らない会社=悪い会社ではない。ここの決めつけが一番損をする
仕組み。採用にも待ちと攻めがある
企業の採用には、応募を待つ型(ナビ掲載・自社採用ページ)と、探しに行く型(逆求人・スカウト)がある。どちらを使うかは、知名度と応募数で決まる。
大手・有名企業。ナビに載せるだけで数千〜数万のエントリーが来る。彼らの課題は集めることでなく絞ることで、探しに行く理由がそもそもない。
知名度の低い優良企業。BtoBメーカー、業界内では有名だが学生は知らない中堅、成長中の会社。待っていても学生が来ないから、金を払って探しに行く。OfferBoxで検索しているのは、主にこちら側だ。
つまりOfferBoxの棚に並ぶオファーの顔ぶれは、サービスの質でもあなたの評価でもなく、どちらの側が逆求人を必要としているかの反映になる。仕組みの全体はOfferBoxの評判で書いた通りだ。
大手が完全にいない訳でもない。実態の解像度を上げる
正直に書くと、大手系のオファーがゼロという訳でもない。来るとすれば、こういう形になる。
- 大手のグループ会社・子会社|親会社の知名度に隠れて、単体では学生が集まりにくい
- 大手の不人気職種・理系採用枠|文系人気企業の技術職、地域限定職など、枠単位で集めにくい採用
- インターンシップの募集|本選考より前の接点づくりとして送られる
だから「大手は一切来ない」でもない。ただし本選考の花形枠が逆求人で降ってくることは期待しないのが正確な期待値だ。オファーの数自体を増やす余地はプロフィール側にある(何社から来るかの相場で書いた)。
大手志望の人の正しい組み方。役割を分ける
大手志望そのものは否定しない。その場合の道具の組み方はこうなる。
本命の大手には、直接応募と個別対策。エントリー時期の管理、企業研究、OB訪問、筆記対策。大手の競争は応募者の多さとの勝負だから、個別の作り込みに時間を使う。
OfferBoxは、視野の保険として並走させる。大手選考は倍率の関係で、実力と無関係に落ちることが普通にある。全滅した時にゼロから探し直すのと、オファーの選択肢が既に手元にあるのとでは、立て直しの速度がまるで違う。保険は事故の前にしか掛けられないから、本命の対策と並行して棚だけ作っておく。
*クリックすると公式サイトが開く。登録無料。本命対策の裏で、プロフィールを置いておくだけでいい。*
登録後の流れ|① 基本情報を登録する(数分) → ② プロフィールを8割まで埋める(30分〜) → ③ 本命の選考と並行してオファーを受け取る
エージェント型も含めた道具全体の組み方は逆求人型とエージェント型の使い分けにまとめてある。
知らない会社=悪い会社、ではない話
最後に、損をしている決めつけを1つだけ壊しておく。あなたが知っている会社は、消費者として接点のあった会社に偏っている。BtoCの有名企業は知っていて、BtoBの優良企業は知らない。それだけの話だ。
世の中には、シェアは高いのに学生が知らないだけの会社が大量にある。部品・素材・業務システム・専門商社。この層には、待遇や働きやすさで有名企業を上回る会社が普通に混ざっている。
オファーが来た知らない会社を、名前だけで捨てる前に、何を作っていて、誰に売っていて、その市場でどの位置かを10分だけ調べる。この10分をやる学生とやらない学生で、就活の選択肢の広さは倍以上変わる。知名度は入社後の生活を守ってくれないが、事業の中身は守ってくれる。見るべきはそっちなんよ。
よくある質問
学歴フィルターでオファーが来ないのではないですか?
企業側が検索条件を設定できる以上、大学名を条件に入れる企業が存在しないとは言えない。ただ、逆求人を使う企業層はもともと学歴より経験と志向の照合で探している側で、プロフィールの充実度の方が受信数への影響は大きい。学歴を理由に棚を空にしておくのが一番もったいない。
知らない会社のオファーは、どう見分ければいいですか?
事業内容(何をどこに売るか)、業績の傾向、採用ページの労働条件の3点を見る。その上で、オファー本文にあなたへの言及がある企業から話を聞けばいい。話を聞くこと自体はエントリーの義務を生まない。
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