ゲームやエンタメの仕事に関わりたい。だが求人を見ても、自分が応募できるものが分からない。職種の名前も見慣れないし、未経験で入れるのかも判断できない。

この業界は、一般的な転職市場とは少し違う言語で動いている。その差分を埋めるのが業界特化の窓口の役割だ。ただし、特化型には入れる条件もある。仕組みから分解する。

この記事の要点

  • 業界特化型の価値は、職種と選考の差分を埋める情報にある
  • 制作職は作品や成果物の有無が実質的な条件になる
  • 制作以外の職種なら、他業界からの転職が成立しやすい
  • 激務かどうかは業界ではなく、配属先とプロジェクトの局面で決まる

基本情報

項目エニカン
サポートの型エージェント型(ゲーム・エンタメ)
対象年代20〜30代中心
得意領域ゲーム・エンタメ業界の求人
向いている人好きな業界で職を探したい人
向いていない人業界未経験で実績ゼロの人
費用無料
登録所要時間の目安登録数分+面談

一言で言えば、ゲーム・エンタメ業界の求人を専門に扱う転職エージェントだ。総合型が幅で勝負するのに対し、業界を絞ることで情報の密度を取る型になる。

業界特化型が持っている情報の中身

なぜ特化型を使う意味があるのかを分解する。

1、職種の翻訳ができる。この業界の職種名は、一般的な求人票の言葉と一致しないことがある。自分の経験がどの職種に当たるのかを、外から判断するのは難しい。

2、選考で見られるものを知っている。制作職では、経歴書より成果物が見られる場面がある。何をどう出せばいいかは、業界を知っている側でないと助言できない。

3、会社ごとの状況を持っている場合がある。プロジェクトの規模、開発の体制、人の入れ替わり。求人票に書かれない部分の情報が、特化型の価値になる。

メリット。この型ならではの強み

1、好きな業界の求人がまとまっている。総合型で条件を絞ると母数が一気に減るが、最初から業界で絞られている状態から始められる。

2、制作職の選考対策が具体的になる。ポートフォリオの見せ方、作品の選び方といった、この業界固有の準備を相談できる。

3、業界内の異動の相談ができる。同じ業界で職種や会社を変える場合、外から見えない選択肢を教えてもらえる場合がある。

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登録後の流れ|① Web入力で登録(数分) → ② 担当と面談し、経験と希望を伝える → ③ 業界の求人紹介と選考対策を受けられる

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デメリットと向いていない人。正直に書く

  • 業界未経験で実績がゼロの人——紹介できる求人が限られる。先に実績を作る工程が要る
  • 業界から離れたい人——扱う求人が業界内に限られるため、総合型が当たる
  • 求人数の多さを求める人——特化型は母数が小さい。数で選ぶなら総合型になる
  • 地方で探している人——この業界の企業は都市部に集中する傾向がある

1つ目が最大の分かれ目だ。制作職で実績がゼロの状態だと、選考の土俵に上がりにくい。ただしこれは永久に無理という意味ではなく、順番の問題になる。未経験から入る道筋はゲーム業界に未経験で入る場合の記事に分けて書いた。

評判の傾向。評価が分かれる場所

個別口コミの引用はしない。この型のサービスで語られやすい傾向を書く。

  • 好意的に語られやすい点:業界の話が通じる、職種の翻訳をしてもらえた、総合型では出てこない求人があった
  • 不満として語られやすい点:求人数が少ない、未経験だと紹介が来ない、希望の会社が扱われていなかった
  • 分かれ目業界内での経験や実績があるかどうかだ。ある人には情報の密度が価値になり、ゼロの人には母数の少なさが不満になる

「業界未経験」と「職種未経験」を分けて考える

ここを混同している人が非常に多いので、分けて書く。

制作職(プランナー・エンジニア・デザイナー等)は、業界未経験でも作品や成果物があるかが実質的な条件になることが多い。逆に言えば、他業界のエンジニアやデザイナーが、成果物を持って移る道はある。

制作以外の職種(運営・カスタマーサポート・営業・管理部門)は、他業界からの転職が成立しやすい。業界への入口としては、こちらの方が広い。

まず制作以外で業界に入り、中で職種を変えるという道筋は、実際によく使われる。一発で理想の職種を狙うより、業界に入る方を先にする判断も現実的になる。

面接で聞くべき3つ

労働環境の話は、業界全体ではなく配属先で聞く。

  1. 「配属先のプロジェクトは、今どの局面ですか」——リリース前かどうかで負荷が変わる
  2. 「直近1年の残業時間の実際を教えてください」——全社平均ではなく配属先を聞く
  3. 「この職種の直近の入退社の状況は」——人の入れ替わりが環境を映す

求人票の給与欄にみなし残業が何時間分含まれているかも、必ず見る。読み方は求人票の読み方にまとめた。業界が激務かではなく、その配属先が激務かを見る。

併用の組み方

特化型を使うなら、受け皿としてスカウト型を1枚持っておくのが安全になる。特化型は母数が小さいため、そこだけで進めると選択肢が細る。

*クリックすると公式サイトが開く。質問に答えると想定年収と、経歴を求める企業からのスカウトが見られる。*

登録後の流れ|① 質問に答えて経歴を登録する(10分弱) → ② 想定年収が表示される → ③ 経歴に興味を持った企業からスカウトが届く

ミイダスで受け皿も作っておく

エンジニア職で探すなら、IT特化の窓口も選択肢に入る。比較はエンジニア転職サービスの比較にまとめた。

実績ゼロから始める人が、先にやること

制作職を狙っていて実績がない場合、順番はこうなる。

  1. 1つ作って完成させる。規模は小さくていい。完成させた経験があるかどうかが、選考では見られる
  2. 公開する。見てもらえる場所に置く。作っただけでは判定材料にならない
  3. 作った過程を説明できるようにする。何を狙って、どこで詰まり、どう解決したか

3つ目が一番見られる。完成度そのものより、考えて手を動かした形跡の方が評価される場面がある。

そして並行して、制作以外の職種で業界に入る道も開けておく。運営やサポートで業界に入り、社内で職種を変える人は実際にいる。入口を1つに絞らないのが、この業界での現実的な進め方になる。

まとめ

エニカンは、ゲーム・エンタメ業界で職を探す人に噛み合う窓口だ。職種の翻訳と選考対策の情報が本体になる。

逆に、業界未経験で実績ゼロの人・業界から離れたい人には母数が合わない。制作以外の職種から業界に入る道も含めて検討してほしい。

よくある質問

エニカンはどんな人に向いていますか?

ゲーム・エンタメ業界で職を探したい20〜30代だ。業界未経験で実績ゼロだと紹介できる求人が限られる。

未経験からゲーム業界に入れますか?

職種による。制作職は成果物の有無が実質的な条件で、運営・サポート・営業・管理部門は他業界から成立しやすい。

ゲーム業界は激務だと聞きますが本当ですか?

会社とプロジェクトの局面で変わる。業界を一括りにせず、配属先の直近の状況を面接で確認する方が精度が高い。

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