書き上げた履歴書の写真が、カバンの中で剥がれていた。あるいは、提出した後で「剥がれてたらどうしよう」と不安になっている。

安心してほしい。写真の剥がれは物理の事故で、選考の評価とはほぼ無関係だ。防ぎ方と、もしもの保険を書く。

先に一文で。履歴書の写真の剥がれはテープのり・四隅までの接着・圧着の3点でほぼ防げて、裏面の氏名記入が剥がれた時の保険になり、提出後の脱落が減点として扱われることはまずない。

この記事の要点

  • 剥がれても選考への実害はほぼない。物理の事故として扱われる
  • 最強の保険は、写真の裏に氏名を書いておくこと
  • のりはテープのり一択。液体は波打ち、スティックは経年で浮く
  • 何度も剥がれて不安なら、データ作成に切り替える手もある

剥がれたらどうなるか。採用側の扱い

郵送・持ち運びの振動で写真が剥がれるのは、採用側もよく見る事故だ。

  • 封筒の中に写真が落ちていれば、貼り直して処理されるのが普通の対応になる
  • 写真がどの応募者のものか分からない、が唯一の実害で、ここで効くのが裏面の氏名記入だ。剥がれても持ち主が特定でき、書類として復元される
  • 万一紛失していても、再提出を求められるだけで、それ自体は減点にならない

つまり、やることは1つ。貼る前に、写真の裏に氏名(できれば撮影月も)を書く。この10秒が、剥がれ問題の保険のすべてになる。

剥がれない貼り方。3つのコツ

1、のりはテープのり(両面テープタイプ)。

  • 液体のり|水分で写真と紙が波打ち、端から浮く
  • スティックのり|手軽だが接着力が経年で落ちる
  • テープのり・両面テープ|波打たず、接着が安定する。写真貼付の正解だ

2、四隅まで塗る。中央だけの接着は、角の浮きが引っかかりの起点になる。四隅と縁まで面で貼る。

3、圧着する。貼ったら紙を1枚挟んで、上から数秒しっかり押さえる。接着は圧力で決まる。

貼り直す時の注意

一度剥がれた写真を貼り直す場合は、2点だけ確認する。

  • のり跡が汚れていないか|古いのりが固まってデコボコしているなら、新しい写真に替える方が仕上がりがきれいだ
  • 写真や台紙が破れていないか|剥がす時に履歴書側の紙面が破れたら、その履歴書は書き直しになる。無理に剥がさず、浮いた部分だけ追い貼りする判断もある

写真の予備は2〜3枚持っておくと、この場面で慌てない。撮影時にデータももらっておけば、焼き増しもデータ貼り付けもできる。

根本解決。データ作成に切り替える

何度も貼る・剥がれるの物理から自由になる方法が、パソコン作成+写真データ貼り込みだ。

  • 証明写真機・写真館でデータ納品を選ぶ
  • 履歴書をデータで作り、写真を画像として配置する
  • PDFで提出すれば、剥がれという概念自体が消える

中途採用はパソコン作成が標準になっており(手書きとパソコンの判断)、Web応募ならこの形が一番合理的だ。写真の服装・背景の基準は履歴書写真の記事で書いた。

よくある誤解

「セロハンテープで四辺を留めれば確実だ」。表からテープを貼るのは、見た目が応募書類の水準を下回る。確実さは両面接着で作るもので、表面のテープは悪目立ちの方が勝つ。

「写真がずれて貼られているのも、剥がれと同じで気にされない」。剥がれは事故だが、大きな曲がり・ずれは貼った時の丁寧さの問題として見えてしまう。枠に対してまっすぐ貼るのは、防げる範囲の身だしなみだ。

よくある質問

面接会場で剥がれに気づきました。その場でどうすれば?

受付や面接官に「お恥ずかしいのですが、写真が剥がれてしまいまして」と写真を添えて渡せば十分だ。物理の事故への対応の良さは、むしろ落ち着きとして映る。のりを借りてまで貼り直す必要はない。

写真の裏に名前を書くと、インクが写真に染みませんか?

油性ペンで縁の方に小さく書けば、表への影響はまず出ない。ボールペンの強い筆圧は表面に凹凸が出ることがあるので、油性ペンが無難だ。

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