転職したい気持ちはある。求人も見てる。でも職務経歴書がめんどくさすぎて、そこで止まっている。

その足止めを、今日で終わらせる。完璧な1枚は目指さない。90分で提出レベルの1枚を作る。手順を30分×3に刻んで渡す。

先に一文で。職務経歴書は材料出し30分→組み立て30分→仕上げ30分の90分で提出レベルに到達でき、最初の1枚さえ作れば以後は微調整の使い回しで済むので、面倒の総量は今日の90分でほぼ消える。

この記事の要点

  • めんどくさの正体は、ゴールの見えなさと完璧主義だ
  • 30分×3ブロックに刻む。材料出し→組み立て→仕上げ
  • 文章を書くのは最後だけ。前半は箇条書きしか作らない
  • 1枚目はマスター版。以後の応募は15〜30分の調整で回る

めんどくさの正体を先に潰す

職務経歴書の面倒さは、作業量そのものより3つの心理でできている。

  • ゴールが見えない|どこまで書けば完成か分からない作業は、無限に見える
  • 完璧主義|受かる書類を1発で書こうとして、1行目が書けない
  • 過去を掘る負担|前職の記憶やしんどかった時期に触れたくない

対策は全部同じで、終わりの決まった小さい作業に刻むことだ。90分後に「提出できる1枚」ができる。それ以上の磨きは、書類が通らなかった時に初めてやればいい。

ブロック1(30分): 材料出し。文章を書かない

最初の30分は、箇条書きだけを作る。文章にしようとするから止まる。

  • 社名・在籍期間・雇用形態・役職(全社分)
  • 各社の担当業務を、動詞で5個ずつ(例: 受発注処理、顧客対応、新人教育…)
  • 数字を思い出せる範囲で(月◯件、◯名、約◯円)。思い出せなければ空欄でいい
  • 各社で一番がんばったことを1行ずつ

数字や業務が思い出せない場合は、記憶でなく記録から掘る。7つの経路は覚えてない時の記事で書いた。掘りに時間がかかりそうなら、今日は空欄のまま進めて、後日埋める。進行を止めないことが90分計画の生命線だ。

ブロック2(30分): 組み立て。テンプレとAIに運ばせる

  • テンプレートを1つ拾う(転職サイトの無料フォーマットでいい。逆編年体=直近の会社から書く形式が標準だ)
  • 箇条書きを流し込む
  • AIに整形を任せる。指示は「この箇条書きを職務経歴書の形式に整理して。事実ベースで1項目2行以内。書いていない実績を追加しないで」

AIの正しい使わせ方(バレる丸投げとの違い)はAIで作るとバレるのかの記事で書いた。自分で文章をゼロから書く工程は、この計画には存在しない

ブロック3(30分): 仕上げ。音読と3点検査

  • 音読する|自分の言葉じゃない言い回しを直す。面接で話せない表現は削る
  • 数字なしの抽象語を検査|「貢献・推進・尽力」が数字なしで残っていたら、数字を足すか具体的な行動に書き換える
  • 誤字・日付・社名の最終確認|ここだけは機械任せにせず目で見る

これで提出レベルの1枚、マスター版が完成だ。

90分の投資が効き続ける理由

めんどくささの総量は、実は最初の1枚に集中している。

  • 2社目以降の応募は、マスター版の職務要約と自己PRの強調点を応募先に合わせて微調整するだけ。1社15〜30分で回る
  • エージェントに登録する時も、スカウト媒体に経歴を置く時も、マスター版からのコピペで済む
  • 書類が通らない時の改善も、ゼロからでなくマスター版の部分修正になる

使い回しの作法と、やってはいけない使い回しは使い回しの記事で書いた。

よくある誤解

「時間をかけた書類ほど通る」。通過率を決めるのは投下時間でなく、数字の具体性と応募先との噛み合わせだ。90分の的を絞った1枚は、10時間かけた抽象的な力作に普通に勝つ。

「手書きで丁寧に書かないと熱意が伝わらない」。中途採用の職務経歴書はパソコン作成が標準で、手書きを求められる場面はほぼない。熱意の置き場所は文字の綺麗さでなく、中身の具体性だ。

よくある質問

90分連続で取れません。細切れでもいいですか?

いい。ブロックごとに日を分けても機能する組み立てにしてある。ただし1ブロックの途中でやめると再開コストが跳ね上がるので、切るならブロックの境目で切ること。

完成した1枚に自信がありません。誰かに見てもらえますか?

エージェントの無料添削が一番早い。登録すれば書類の添削は標準サービスで、応募前に人の目を1回通せる。自信のなさは、自分で磨き続けるより他人の1回のレビューで潰す方が速い。

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