匿名で発信している。だが特定されないか怖い。逆に、匿名だから何を書いても大丈夫だと思っている人もいる。匿名はどこまで守られるのか。

先に言う。匿名は免罪符じゃない。他人の権利を侵害した瞬間、匿名は法的な手続きで解ける。匿名が守られる範囲と守られない範囲、開示請求で特定される条件、匿名だから安全だと思って踏む3つの線、長く続けるための運用、私が匿名で11万人まで守ったことを書く。法律の詳細は専門家と公的な情報で確認する前提で読んでほしい。

先に一文で。匿名発信は本名・職場・住所を書かなければ通常の読者には分からないが、名誉毀損や著作権侵害など他人の権利を侵害すると発信者情報開示請求で特定されることがあり、誹謗中傷・無断転載・職務の情報の3つの線を踏まず、自分の経験だけを書く運用で長く保つのが正解だ。

この記事の要点

  • 読者には匿名、法には匿名ではない
  • 特定されるのは権利を侵害した時
  • 線は誹謗中傷・転載・職務の情報
  • 自分の経験だけを書く

匿名が守られる範囲と守られない範囲

守られる守られない
通常の読者に対して法的な手続きに対して
本名・職場・住所を書かなければ分からない他人の権利を侵害した投稿は開示の対象になり得る

匿名は、読者に対する匿名だ。法に対する匿名ではない。身バレの対策は会社員のSNSの身バレ対策に書いた。

発信者情報開示請求で特定される条件

他人の名誉を毀損する投稿や、著作権を侵害する投稿をすると、被害を受けた側が発信者情報開示請求という手続きで、プラットフォームと通信事業者に情報の開示を求めることがある。

手続きが認められると、投稿者が特定される。条件と手続きの詳細は、専門家と公的な情報で確認してほしい。

自分の経験を書いている限り、この手続きの対象にはなりにくい。対象になるのは、他人を攻撃した時だ。

匿名だから安全だと思って踏む3つの線

何が起きるか
誹謗中傷特定の人や会社を根拠なく貶める。開示請求の対象になり得る
無断転載他人の文章や画像をそのまま使う。著作権の問題
職務で知った情報守秘義務に触れる。収益の有無に関係なく処分の対象

3つとも、匿名でも責任を問われる。匿名は、自分の経験を書くための匿名で、他人を攻撃するための匿名ではない。公務員の場合の線は公務員はnoteで収益を得ていいのかに書いた。

匿名で長く続けるための運用

  1. 本名と職場と地域が分かる情報を書かない
  2. 他人と会社を名指しで批判しない
  3. 他人のものを転載しない
  4. 自分の経験だけを書く

4つを守れば、匿名は長く保てる。特別な技術は要らない。匿名で稼ぐ形は匿名の発信で稼ぐに、noteでの匿名運用はnoteは匿名でやれるかに書いた。

私が匿名で11万人まで守ったこと

私は匿名で、顔も出さずに11万人まで続けている。守っているのは上の4つだ。

1社目のブラック企業の話は書く。だが会社名は書かない。上司の話は書く。だが個人が特定される形では書かない。転載はしない。自分が通ったことだけを書く。

この4つで、11万人まで匿名は崩れていない。

よくある質問

Q. 匿名なら特定されないか

読者には分からない。だが他人の権利を侵害した投稿は開示請求で特定されることがある。

Q. 踏んではいけない線は

誹謗中傷、無断転載、職務で知った情報。匿名でも責任を問われる。

Q. 長く続けるには

本名と職場を書かない、名指しで批判しない、転載しない、自分の経験だけを書く。