働き方
みなし労働時間制
みなしろうどうじかんせい
実際に働いた時間ではなく、あらかじめ定めた時間だけ働いたとみなして給与を計算する制度のこと。外回り営業などの事業場外みなしと、裁量労働制の2系統がある。
よくある誤解
「みなし残業(固定残業代)」と混同されやすいが、別の制度だ。固定残業代は労働時間を普通に数えた上で一定時間分の残業代を先払いする賃金の仕組みで、みなし労働時間制は労働時間の数え方そのものを変える制度になる。また「みなしだから何時間働かせても合法」ではない。事業場外みなしは、スマホで随時指示が届く現代の働き方では適用が否定された判例もあり、適用のハードルは意外と高い。
実務でどう関わるか
求人票や労働条件通知書に「事業場外みなし労働時間制」とあったら、確認すべきは2点。みなし時間が何時間に定められているか(9時間なら1時間分の残業代は支払われるはず)、そして深夜と休日の割増は別途payされる建前になっているかだ。実態として直行直帰の外回りが少なく、社内業務が中心なのにみなしが適用されているなら、制度の使い方自体が怪しい。面接で1日の動き方を具体的に聞けば、適用の妥当性はだいたい見える。
