30代、男性。今の仕事を続けたくない。だが、他の職種の経験がない。未経験で転職できるのか。年収は下がるのか。30代後半では遅いのか。

先に言う。30代男性の未経験転職は、入れる職種が決まっている。人手不足で育成の余地がある職種か、前職の経験が横に使える職種かの2つだ。何でもいいと動くと、何にも決まらない。職種を先に決めろ。現実、入れる職種一覧、年収、前半と後半の差、決まる動き方、面接、既婚や子持ちの線、資格、地域の差を書く。

先に一文で。30代男性の未経験転職は人手不足で育成のある職種(営業・施工管理・ITエンジニア・ビルメン・ドライバー・製造・介護・不動産・保険・人材・警備)か前職の経験が横に使える職種の2つから先に選び、年収は一度300万円台に下がって営業や施工管理やITなら2〜3年で戻りビルメンやドライバーや介護は戻りが緩やかと知った上で、30代前半は幅広く後半は経験を横に使う道を中心に、職種を2つに絞って前職の経験を次の職種の言葉に訳し、在職中に3〜4か月で動くのが正解だ。

この記事の要点

  • 職種は2つの型。育成のある職種か、経験が横に使える職種
  • 年収は一度下がる。戻る職種と戻らない職種を知る
  • 前半は幅広く、後半は経験を横に使う
  • 職種を2つに絞って在職中に動く

30代男性の未経験転職の現実

項目中身
入れる幅30代前半は広い。後半は絞られる
年収一度下がる。300万円台の入り口が多い
求人の型育成前提の求人は前半まで。後半は即戦力か人手不足
決まる人職種を絞り、前職の経験を訳せる人
期間在職中で3〜4か月

未経験の職種変更が怖い、という気持ちの中身は30代の未経験職種変更が怖いに書いた。この記事は、怖さの先の、職種と年収と動き方だ。年齢と求人の種類の関係は転職の年齢の壁は何歳かに書いた。

入れる職種一覧

人手不足で育成の余地がある職種

職種入り口の年収年収の戻り30代後半きつい点
営業(法人・無形)350〜400万円2〜3年で前職を超えることがある入れる数字の圧
施工管理350〜450万円資格で上がる。戻りが早い入れる。人手不足現場と残業
ITエンジニア(SES・保守から)300〜350万円3年で上がるが、入り口の会社で差が出る前半が中心。後半は厳しい最初の会社の質
ビルメンテナンス300〜350万円緩やか。資格手当で少しずつ入れる資格を取り続ける
ドライバー(配送)300〜400万円緩やか入れる体力と時間
製造(組立・検査・保全)300〜380万円緩やか。保全に回れば上がる入れる交替勤務
介護300〜350万円緩やか。資格で少しずつ入れる体力と夜勤
不動産の営業300万円+歩合歩合で大きく変わる入れる歩合の波と休日
保険の営業固定給の期間の後、歩合歩合入れる固定給が切れる
人材の営業350〜400万円2〜3年で上がる前半が中心数字の圧
警備300万円前後緩やか入れる夜勤と立ち仕事

施工管理の入り方は施工管理に未経験で転職する現実に、ITエンジニアの現実は30代未経験からエンジニアは無理なのかに書いた。

前職の経験が横に使える職種

前職横に使える職種なぜ
販売・接客営業、不動産、人材、店舗の管理人と話す経験と数字
営業人材、不動産、保険、カスタマーサクセス、購買顧客との折衝
事務総務、経理の補助、人事の補助、営業事務書類と社内の調整
現場(製造・建設・物流)施工管理、品質管理、生産管理、物流の管理現場を知っている
飲食の店長店舗の管理、営業、人材、施設の管理人の管理と数字
ドライバー配車、物流の管理、営業(ルート)現場と地理

「未経験」でも、この表の職種は、前職の経験の一部が使える。年収の下がる幅が小さく、決まる率も高い。

年収の現実

段階中身
入り口300万円台から。前職が400〜450万円なら1〜2割下がる
2〜3年後営業・施工管理・IT・不動産・人材は、前職を超えることがある
戻らない職種ビルメン・ドライバー・製造・介護・警備は、上がり方が緩やか。働き方の安定と引き換え
選び方年収の戻りを取るか、働き方の安定を取るか。どちらも取れる職種は少ない

年収を下げる転職の線は別記事に書いた。30代男性は、下がった年収が戻る見込みを職種ごとに見て、戻らない職種を選ぶなら、その年収で生活が回るかを先に計算する。

30代前半と後半の差

30代前半30代後半
育成前提の求人ある減る
まったく違う職種入れる人手不足の職種に絞られる
経験を横に使う道使える中心になる
資格なくても入れる職種が多い経験の代わりに資格が要ることがある
期間3か月3〜6か月
年収の戻り見込みやすい職種による

後半でまったく違う職種を選ぶなら、資格(施工管理の受験資格になる実務・簿記・宅建・電気工事士)を先に取って、経験の代わりにする。資格を取ってから動くと、活動の期間が延びるので、在職中に取る。

決まる動き方

順やること
1職種を2つに絞る。上の表から、育成のある職種1つと、経験が横に使える職種1つ
2前職の経験を、次の職種の言葉に訳す。「販売で月◯万円を売った」を「顧客の要望を聞いて提案し、数字を作った」に
3志望動機は、その職種を選んだ理由と、続ける根拠。「なぜこの職種か」に、事実で答える
4在職中に動く。退職してから探すと、年収の下限を守れなくなる
5活動は3〜4か月。決まらなければ、職種か条件を動かす
6一次面接はオンライン。対面は最終だけにして、有給を月1〜2日で回す

「何でもいい」と言って動くと、志望動機が書けず、面接で「なぜこの職種か」に答えられず、決まらない。

面接で聞かれること

質問答え方
なぜ未経験の職種かその職種を選んだ理由を、事実で。「前職で◯◯をしていて、◯◯の部分をもっとやりたいと思った」
なぜ30代で「30代のうちに、長く続ける職種に移りたい」。年齢は隠さず、期限として言う
年収が下がっても続けられるか「下限は◯万円で、生活の計算をした上で応募している」。数字で
前職の経験をどう活かすか横に使える部分だけ。上の表の「なぜ」の列
年下の先輩に教わることは「問題はない。教わる立場だと分かって応募している」
体力現場の職種なら聞かれる。「健康診断で問題はない。前職でも◯◯をしていた」

既婚や子持ちの場合の年収の線

世帯の固定費(住宅ローンか家賃・保育や教育・保険・貯蓄の最低額)から、月の手取りの下限を出す。下限を下回る職種は、上の表から外す。妻が働いていれば、世帯の手取りで見て、下げる余地がある。子持ちの場合の時期と伝え方は子持ち男性の転職に書いた。年収の戻りが見込める職種を選び、戻るまでの2〜3年を、貯蓄と支出の削減でつなぐ形が多い。

資格を先に取るかの判断

取る取らない
30代後半でまったく違う職種を選ぶ30代前半で育成のある職種を選ぶ
資格が入り口の条件になっている(宅建・電気工事士・簿記2級)資格が入社後に取れる(ビルメン・介護・施工管理の多く)
在職中に3〜6か月で取れる取るのに1年以上かかる

資格は、経験の代わりになる時だけ取る。資格を取ること自体が目的になると、活動が1年遅れる。

地域の差

大阪や名古屋、福岡などの都市部は、営業・IT・人材・不動産の求人が多く、育成のある職種の幅が広い。地方は、施工管理・ドライバー・製造・介護・ビルメン・警備が中心で、人手不足が強い分、30代後半でも入れる。地方で営業やITを選ぶなら、リモートの求人か、都市部への通勤圏かを見る。

よくある質問

30代男性で未経験、スキルなし、資格なし。それでも入れる職種は

上の表の人手不足の職種は、全部入れる。スキルと資格は入社後に付ける前提の求人だ。ただし年収は300万円台から。生活が回るかを先に計算する。

未経験の職種に転職して、また合わなかったらどうする

30代のうちの職種変更は、1回が目安だ。2回目は、1回目の職種の経験を横に使う形にする。だから1回目で、上の表の「経験が横に使える」道がある職種を選んでおく。

転職エージェントは未経験の30代男性に求人を出すか

出す。ただし、育成のある職種(営業・施工管理・IT・人材)と人手不足の職種(ドライバー・介護・ビルメン・警備)に偏る。それが現実の求人の分布だ。エージェントの提示に、上の表で当たりを付けてから会う。

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30代男性の未経験転職の職種表(11職種の年収の入り口・戻り・後半の可否・きつい点)と、前職の経験を横に訳す表、面接の6つの質問の答えの型を公式LINEで無料配布している。職種を2つに絞って、在職中に動く。

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