30代。事務の経験も資格もない。子どもがいて、出社の仕事は続けにくい。在宅で働ける仕事に転職したい。スキルなしでも、あるのか。どこから入ればいいのか。
先に言う。スキルなしで最初から完全在宅の正社員は、ほぼない。あるのは、出社で1〜2年経験を積んでからリモートに移る道と、業務委託で在宅から始めて実績を作る道だ。現実の求人、職種の一覧、入る順番2つ、半年で作るスキル、避ける求人、探し方、子育てとの両立、面接での言い方、年収を書く。
先に一文で。30代女性がスキルなしで在宅の正社員に最初から入る求人はほぼなく、在宅可やリモート併用の会社に出社の条件で入って1〜2年で仕事を覚えてから在宅を増やすか、業務委託のカスタマーサポートやデータ入力で在宅から始めて半年〜1年の実績を作ってから正社員の在宅求人に応募するかの2つの道があり、その間にExcel・タイピング・ビジネスチャットの基本を作り、初期費用が要る・高収入をうたう・業務が曖昧な求人は避けるのが正解だ。
この記事の要点
- 最初から完全在宅の正社員はほぼない
- 出社で覚えて在宅へ、か、業務委託で実績を作る
- 入りやすいのはカスタマーサポート・データ入力・事務
- 初期費用・高収入・曖昧な業務は避ける
完全在宅の正社員求人の現実
在宅で働ける正社員の求人は増えたが、未経験向けはほとんどない。理由は、在宅は教えにくいからだ。会社は、出社で仕事を覚えた人にリモートを認める。未経験の人を在宅で育てる仕組みを持つ会社は少ない。
だから、「スキルなし」と「完全在宅」を同時に満たす正社員求人は、探しても出てこない。片方を先に埋める。事務職に未経験で入る線は30代女性でスキルなしから事務職へに書いた。
在宅で働ける職種と、未経験の入りやすさ
| 職種 | 未経験の入りやすさ | 在宅の形 | 目安の収入 |
|---|---|---|---|
| カスタマーサポート(チャット・メール) | 入りやすい | 業務委託なら完全在宅。正社員は出社から | 業務委託で時給1,000〜1,300円、正社員で年収280〜350万円 |
| データ入力 | 入りやすい | 業務委託で完全在宅 | 時給換算800〜1,200円 |
| 営業事務 | 入りやすい | 出社から。1〜2年でリモート併用 | 年収280〜380万円 |
| 一般事務 | 入りやすい | 出社から。リモート併用の会社を選ぶ | 年収280〜350万円 |
| 経理補助 | 簿記3級があれば | 出社から。慣れれば月次はリモート可の会社も | 年収300〜400万円 |
| SNS運用の補助 | 入りやすいが求人が少ない | 業務委託で在宅 | 月5〜15万円 |
| Web制作の補助 | 独学が要る | 業務委託で在宅 | 案件単価による |
完全在宅で未経験から入れるのは、業務委託のカスタマーサポートとデータ入力だ。この2つは正社員の収入にはならない。在宅で働ける職種の全体はリモートワークできる仕事に書いた。
入る順番2つ
道1。出社で覚えて、在宅へ
- 「リモート併用」「在宅可(入社後◯か月以降)」の条件で、事務かカスタマーサポートの正社員求人を探す
- 出社の条件で入る。通勤できる範囲で
- 1〜2年で仕事を覚え、上司に在宅の割合を増やす相談をする
- 会社が認めなければ、その経験で他社の在宅求人に応募する
正社員の収入と社会保険が最初からある。子育てと通勤の両立が、最初の1〜2年の壁になる。
道2。業務委託で在宅から始めて、実績を作る
- クラウドソーシングか、業務委託のカスタマーサポート・データ入力の募集に応募する
- 半年〜1年、在宅で続ける。時給換算で1,000円前後
- 対応件数、評価、担当した業務を記録し、職務経歴書に書く
- その実績で、正社員の在宅求人(カスタマーサポートの経験者向け)に応募する
在宅は最初からだが、収入が低く、社会保険は自分で払う。家計の支えが他にある人向けだ。フルリモートの事務の正社員に未経験で入れるかの線はフルリモートの事務で正社員は現実的かに書いた。
半年で作れるスキル
| スキル | 作り方 | 何に効くか |
|---|---|---|
| Excel(VLOOKUP・ピボット・関数の基本) | 無料の講座と、家計簿を作る | 事務・経理補助の書類選考 |
| タイピング(1分に日本語100字) | 練習サイトで毎日10分 | データ入力・カスタマーサポート |
| ビジネスチャット(Slack・Teams・Chatwork) | 無料アカウントで操作を覚える | 在宅の業務の前提 |
| 文章(要件を3行で伝える) | メールとチャットの型を覚える | カスタマーサポート・営業事務 |
| 簡単なデザイン(Canva) | 無料版で告知画像を作る | SNS運用の補助 |
| 簿記3級 | 3か月の独学 | 経理補助 |
「スキルなし」は、半年で「基本はできる」に変わる。求人票の「Excelの基本操作」は、この程度で足りる。
避ける求人
| 避ける | 理由 |
|---|---|
| 初期費用・教材費・登録料が要る | 仕事でなく商材を売られている |
| 「未経験で月30万円」「スマホだけで」 | 実態がない。在宅の未経験の収入は時給1,000円前後 |
| 業務内容が「簡単な作業」「誰でもできる」だけ | 中身が書けない仕事 |
| 会社名で検索して評判が出ない | 実態が確かめられない |
| SNSのDMで誘われる | 求人でなく勧誘 |
まともな在宅の求人は、業務内容と時給か月給と勤務時間が書いてあり、費用は会社が持つ。
求人の探し方
- 求人サイトで「在宅可」「リモート可」「テレワーク」の条件検索。「完全在宅」に絞ると未経験向けが消えるので、「併用」も含める
- 転職エージェントに「将来は在宅の割合を増やしたい。最初は出社でいい」と伝える。リモート併用の会社を知っている
- 業務委託は、クラウドソーシングのサイトと、企業の直接募集。評価が見える所で
- 会社名で評判を調べる。口コミサイトと、その会社のSNS
子育てとの両立の線
| 状況 | 現実的な選択 |
|---|---|
| 未就学児がいて、保育園に入っている | 道1。出社の正社員で、時短かリモート併用の会社 |
| 保育園に入れていない | 道2。業務委託で在宅。子どもが寝ている時間に |
| 小学生以上 | 道1。出社の時間が取れる |
| 配偶者の収入で家計が回る | 道2で1年、実績を作ってから道1 |
在宅で働きながら未就学児を見ることは、実際にはできない。在宅は、子どもを預けている時間に働く形だ。
面接で在宅を頼む時の言い方
「最初から在宅で」とは言わない。「まずは出社で仕事を覚え、慣れた段階でリモート併用をご相談できればと考えています。貴社ではリモートの制度はどのように運用されていますか」。制度の有無と、実際に使っている人の割合を聞く。
年収の目安
| 段階 | 年収 |
|---|---|
| 業務委託の在宅(未経験) | 100〜200万円 |
| 正社員の事務・カスタマーサポート(未経験1年目) | 280〜350万円 |
| 正社員で経験3年、リモート併用 | 320〜400万円 |
| 経理補助・営業事務で経験5年 | 350〜450万円 |
在宅にすることで年収が上がるわけではない。在宅は働き方の条件で、収入は職種と経験で決まる。30代女性のキャリアの悩みの全体は30代女性のキャリアの悩みが複雑になる理由に書いた。
受信か発信かと商材となぜこの会社かの型はコールセンターの志望動機の例文に書いた。
よくある質問
在宅の講座を受ければ、在宅の仕事に就けるか
講座だけでは就けない。就けるのは、実績(対応件数・作った物)がある人だ。講座は、無料か安い物で基本を作り、実績は業務委託で作る。
正社員でなくパートの在宅なら、未経験でもあるか
パートでも、在宅は経験者向けが多い。出社のパートで1年働いてから、在宅の相談をする方が早い。
40代でも同じ道か
同じ。年齢で道は変わらない。変わるのは、道1で入る時の書類の通過率で、30代より応募数を増やす。
転職の資料をLINEで無料配布中
在宅ワークに向かう2つの道の順番表と、半年で作るスキルの表、避ける求人の判定表を公式LINEで無料配布している。スキルなしのまま在宅にはならない。片方を先に埋める。


