エージェントから「◯社の書類選考が通りました」と連絡が来た。応募した覚えがない。面談で話しただけの会社だ。勝手に応募されていた。どうすればいいのか。
先に言う。勝手に応募されたら、その日のうちに取り下げを書面で求めろ。応募の記録は企業側に残る。同じことを2回されたら、担当でなく会社を替える。なぜ起きるか、その日にやること、企業に直接連絡しない理由、選考が進んだ時、担当変更か退会か、再発の防ぎ方を書く。
先に一文で。転職エージェントの同意のない応募は職業紹介の決まりに反し、起きたらその日のうちに担当者へメールで取り下げと応募先の一覧を求めて記録を残し、企業への連絡はエージェントにさせ、選考が進んでいれば「手違いの応募」として辞退し、1回なら担当変更を求め、2回目はエージェント会社ごと替え、今後は「応募は自分の承諾の後に」と書面で残すのが正解だ。
この記事の要点
- 同意のない応募は決まりに反する
- その日にメールで取り下げを求める
- 企業には直接連絡しない
- 2回目は会社を替える
なぜ起きるか
エージェントの担当者には、月の応募数や面接設定数の目標がある。面談で「この求人はどうですか」と見せた時に、あなたが「いいですね」と言った反応を承諾と受け取って進める、または、締切が近い求人に「一旦出しておきます」と本人の確認なしで出す。どちらも、担当者の都合で起きる。
あなたの経歴が求人に合っていて、担当者が急いでいる時に起きやすい。合っていることと、応募する意思があることは別だ。
その日にやること
| 順 | やること | 書き方 |
|---|---|---|
| 1 | 担当者にメールで取り下げを求める | 「◯社への応募は同意しておりません。応募を取り下げ、企業側の記録も削除するようお願いします」 |
| 2 | 応募した企業の一覧を出させる | 「現時点で応募済みの企業をすべて教えてください」 |
| 3 | 今後の応募の条件を書く | 「今後の応募は、求人票を確認した上で私がメールで承諾した後にお願いします」 |
| 4 | 電話で謝られても、上の3つをメールで残す | 口頭だけにしない |
一覧を出させるのは、他にも勝手に出されている可能性があるからだ。1社だけとは限らない。
企業に直接連絡しない理由
応募の窓口はエージェントだ。あなたが企業に直接「応募していません」と連絡すると、企業側は混乱し、エージェントとの関係の問題として扱われる。取り下げもエージェントからさせる。
企業側の応募履歴には、「エージェント経由で応募→取り下げ」の記録が残ることがある。後で自分から同じ企業に応募したい時、この記録が残っていると「一度取り下げた人」として見られる。だから取り下げは早い方がいい。エージェント紹介の求人に直接応募する時の線はエージェント紹介の求人に直接応募できるかに書いた。
選考が進んでしまった時
| 状況 | やること |
|---|---|
| 書類選考が通り、面接の案内が来た。受けたくない | エージェント経由で辞退。「担当者の手違いで応募になっていた」と伝え、企業への連絡はエージェントに |
| 受けてもいいと思う企業 | 求人票と条件を改めて確かめて、自分の意思で進む。進むと決めたら、応募の経緯は企業に言わなくていい |
| 内定まで出た | 辞退は自由。承諾していない内定を断ることに、何の義務もない |
断る文面は転職エージェントの断り文面に書いた。
担当変更か、退会か
| 回数 | 判断 |
|---|---|
| 1回目 | 担当者の変更を求める。会社の窓口に「担当者から同意のない応募があった。担当を変えてほしい」とメールで |
| 2回目 | エージェント会社を替える。担当者の問題でなく、会社の管理の問題 |
| 取り下げに応じない | すぐに退会し、個人情報の削除を求める |
担当変更の手続きは転職エージェントのひどい対応に、退会と個人情報の扱いは転職エージェントは退会後に再登録できるかに書いた。
再発を防ぐ言い方
最初の面談で、こう伝えておく。
応募は、求人票を見て私がメールで承諾した物だけにしてください。口頭で「いいですね」と言った段階では応募しないでください。
これをメールでも送る。担当者は複数の求職者を同時に見ているので、口頭の区別は残らない。書面の1行が、あなたの意思を守る。
よくある質問
勝手に応募された企業に、後で自分で応募したい
取り下げの記録が残っている可能性がある。応募の時に「以前エージェント経由で応募の記録があるかもしれないが、私の同意のない物だった」と一言添える。
勝手に応募されて、書類選考で落ちていた
落ちた記録も企業側に残る。同じ企業に半年〜1年は再応募しにくくなる。取り下げを求める時に、「落ちた記録の扱い」も確かめる。
現職に応募がバレる心配はあるか
エージェント経由の応募先が現職の関連会社や取引先だった場合、バレる経路になり得る。応募先の一覧を出させるのは、この確認のためでもある。
転職の資料をLINEで無料配布中
エージェントとの最初の面談で伝える条件の型(応募の承諾・連絡の頻度・現職の関係先の除外)と、取り下げを求めるメールの型を公式LINEで無料配布している。応募の主導権は、書面で自分に戻す。


