施工管理に興味がある。未経験でも入れると聞く。だが、きついとも聞く。本当に未経験で入れるのか。資格は要るのか。年齢は。きつい会社と、そうでない会社は、どう見分けるのか。

先に言う。施工管理は、未経験でも入れる。人手不足で門は広い。だが、入った後の労働時間で辞める人が多い。入る前に、残業の実態と、4週8休か、休日の実績を数字で聞け。未経験の現実、資格、年齢、仕事の中身、きつい会社の見分け方、入り方、年収、向く人、面接で聞かれることを書く。

先に一文で。施工管理は人手不足で未経験可の求人が多く20代は広く30代は前職の経験次第で40代も関連職種があれば入れ、資格は入る時は不要で働きながら2級施工管理技士を目指し、仕事は工程・品質・安全・原価の管理と現場と図面を作る側と発注者の調整で、辞める人の多くは労働時間が理由なので、面接で残業の平均・4週8休か・休日の実績・現場の掛け持ち数・直行直帰・直接雇用かを数字で聞いて会社を選ぶのが正解だ。

この記事の要点

  • 未経験で入れる。門は広い
  • 資格は入ってから。2級を働きながら
  • 辞める理由は労働時間。入る前に数字で聞く
  • 会社の選び方が、入れるかより重い

未経験でも入れる現実

建設業界は、技術者の高齢化と若手の不足で、施工管理の人手が足りない。未経験可の求人は多く、研修を持つ会社も増えた。20代は多くの会社が採る。30代は、前職の経験(現場作業・営業・製造・設備・不動産)があれば通る。40代も、現場の経験や、関連職種(設備・電気・不動産・建材の営業)があれば門がある。

門は広い。だが、施工管理は入った後に辞める人が多い職種だ。理由は労働時間だ。きつさの中身は施工管理がきつくて辞めたい人へに書いた。入る前に読む。

資格は要るか

資格入る時入った後
施工管理技士(2級)不要実務経験を積んで受験。第一次検定は先に受けられる。第二次検定に実務経験が要る
施工管理技士(1級)不要2級の後、さらに実務経験。監理技術者になれる
普通自動車免許ほぼ必須現場への移動。ない人は入社前に取る
建築士不要施工管理とは別の資格。持っていれば図面を作る側との調整で強い
電気工事士・管工事施工管理設備系なら設備の施工管理では実務と合わせて

会社は、資格より、現場で人と調整できるか、数字と図面を読めるか、体力と長時間労働に耐えられるかを見ている。

年齢の線

年齢現実
20代未経験可の求人が多い。研修から入れる
30代前半前職の経験(現場・営業・製造)があれば通る。未経験可の求人も残る
30代後半関連職種の経験があれば。全くの異業種は絞られる
40代現場作業の経験、設備・電気・不動産の経験があれば門がある。全くの未経験は難しい
50代経験者のみ

40代の未経験転職の全体は40代の未経験転職に何があるかに書いた。施工管理は、40代の門が残る職種の1つだ。

仕事の中身

管理中身
工程工事の日程を組み、職人と資材の手配を合わせる。遅れの調整
品質図面と仕様の通りに作られているかの確認。検査
安全現場の安全管理。朝礼、KY活動、事故の防止
原価予算の管理。見積、発注、追加工事の調整
調整現場の職人、図面を作る側、発注者(施主・元請)の間の連絡

体を動かす仕事でなく、人と数字と図面を動かす仕事だ。現場に立つが、作業はしない。事務作業(書類・写真の整理・報告)が多く、それが残業の元になる。

きつい会社の見分け方

聞くこと良い答え避ける答え
月の残業の平均数字で答える。30〜45時間「現場による」「人による」
4週8休か実績で4週8休「目標は4週8休」
直近1年の休日の実績年間110日以上答えない
1人が掛け持つ現場の数1〜23以上
直行直帰可毎日事務所に戻る
雇用の形直接雇用技術者派遣(派遣先で条件が変わる)

2024年4月から建設業にも残業の上限が適用された。「減った」と言う会社は、実際の数字を聞く。休日出勤や持ち帰りに形を変えている会社がある。口コミの読み方は企業の口コミの読み方に書いた。同じ職種の直近の書き込みを見る。

入り方

入口中身向く人
ゼネコンの下請け(サブコン・専門工事)現場の数が多く、経験が積める。労働時間は会社による経験を早く積みたい人
住宅(ハウスメーカー・住宅会社)戸建ての現場。1人で複数の現場を回す。施主との調整が多い人との調整が得意な人
設備(電気・空調・給排水)建物の設備の施工管理。資格と結びつきやすい電気や機械の経験がある人
技術者派遣派遣会社に雇われ、現場に派遣される。未経験の研修が手厚い会社がある研修から入りたい人。ただし派遣先で条件が変わる
大手ゼネコン未経験はほぼ通らない。経験者か新卒

未経験の入口は、下請け・住宅・設備・技術者派遣のどれかだ。技術者派遣は研修が手厚い代わりに、派遣先の労働時間に左右される。

年収の目安と上がり方

段階年収
未経験1年目300〜400万円
2級施工管理技士を取得(3〜5年)400〜550万円
1級施工管理技士550〜700万円
所長・管理職700万円〜

資格で上がる職種だ。同じ職種で条件を上げる転職は施工管理で条件を上げる転職に書いた。

向く人と向かない人

向く向かない
人と調整することが苦でない1人で黙々とやりたい
数字と図面を読むのが嫌でない書類が嫌
朝が早くても動ける(現場は8時開始)朝が弱い
予定が崩れた時に組み直せる予定通りでないと崩れる
体力がある(立ち仕事と移動)体力に不安
資格を取って年収を上げたい勉強を続ける気がない

面接で聞かれること

質問答え方
なぜ施工管理か物が形になる仕事、人と調整する仕事、資格で積み上がる仕事、のうち自分の理由を1つ
体力と長時間労働に耐えられるか前職の実態と比べて事実で。「残業月◯時間の前職を◯年続けた」
人との調整の経験前職で複数の相手の間に立った場面を1つ
図面や数字は読めるか経験があれば。なければ「勉強中」と事実で
免許有無
転勤や現場の異動可否を事実で

面接は、逆質問で会社を見分ける場でもある。上の「きつい会社の見分け方」の6つを聞く。

よくある質問

施工管理は女性でも入れるか

入れる。女性の施工管理は増えていて、未経験可の求人も女性を採っている。現場のトイレや更衣室の整備を面接で聞く。

技術者派遣から始めて、直接雇用に移れるか

移れる。派遣先で経験を積み、2級を取ってから、直接雇用の求人に応募する。派遣先で直接雇用に切り替わることもある。

建築と土木のどちらがいいか

建築は建物、土木は道路・橋・トンネル。土木は公共工事が多く、工期と休日が安定しやすい。建築は民間が多く、施主との調整が多い。前職との接点と、興味で選ぶ。

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