どちらも「キャリアの相談に乗ります」と言っている。画面の見た目も似ている。違いが分からないまま、片方は無料で片方は数十万円する。
怪しむのが普通だ。
この2つの違いは、サービス内容の一覧表を眺めても頭に入らない。見るべき場所は1つだけでいい。
金が、誰から誰に流れているか。
この記事の要点
- エージェントは企業が払う。だから無料で、成約に向かう力が働く
- コーチングは本人が払う。だから有料で、転職ありきでない相談ができる
- どちらが上ではない。あなたの悩みの段階で、合う方が変わる
- 順番は、整理(コーチング)が先、求人(エージェント)が後
金の流れが、全部を決めている
転職エージェントの金の流れ。
あなたは無料で使える。エージェントの報酬は、あなたが転職に成功した時に採用した企業から支払われる。年収の一定割合が相場だ。
この仕組みから、性質が派生する。
- 無料で求人紹介・書類添削・面接対策まで受けられる(企業が払うから)
- あなたが転職しないと、エージェントには1円も入らない(だから成約へ向かう力が常に働く)
- 「辞めない方がいい」という助言は、仕組み上出てきにくい
キャリアコーチングの金の流れ。
あなた自身が払う。数十万円の水準が多い。求人は紹介しない。
- 転職させる動機がない。「いまの会社に残る」も対等な選択肢として扱える
- 悩みの整理そのものに時間を使える
- ただし高い。この金額が妥当かは、あなたの悩みの段階による
どちらかが善でどちらかが悪ではない。構図が違うだけだ。構図を知って使えば、どちらも道具として機能する。
あなたの悩みは、どちらの段階か
エージェントが合う段階。
- 行きたい方向や職種が、だいたい決まっている
- 悩みの中心が「どの会社か」「受かるか」にある
- いますぐでなくても、転職を選択肢として現実に考えている
この段階でコーチングに数十万円払うのは、遠回りだ。無料のエージェントで足りる。どのエージェントが合うか分からないなら、転職エージェントナビのようなマッチング型で入口から相談する手もある。
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コーチングが合う段階。
- 「そもそも自分はどうしたいのか」が分からない
- 転職か残留か、独立か、という分岐の手前で止まっている
- エージェントに相談したら求人の話ばかりで、噛み合わなかった経験がある
この段階の人がエージェントに行くと、方向が決まらないまま求人を並べられて、余計に混乱する。整理の相談は、転職させる動機を持たない相手とやる方が安全だ。ポジウィルキャリアは無料相談から入れるので、自分の悩みがコーチングで扱う種類のものかを確かめる入口として使える。
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無料相談の場での勧誘が不安な人は、ポジウィルの無料相談は勧誘されるのかを先に読んでおくと、冷静に臨める。
併用する場合の順番
両方使うなら、順番は1つしかない。
整理が先、求人が後だ。
コーチングで「何を優先するか」を言語化してから、エージェントで求人に当てる。この順番だと、紹介された求人を自分の軸で判定できる。逆にすると、目の前の求人に軸を引っ張られる。
ただし、正直な注釈を1つ。コーチングに払う数十万円は、全員に必要な出費ではない。紙とペンでの自己分析、無料の診断、信頼できる人との対話。ここで整理が付く人も多い。金を払うのは、無料の手段を試してからでも遅くない。私自身、キャリアの分岐は毎回、紙に書き出す方法で越えてきた。コーチングを否定はしないが、必須だとも思っていない。
コーチング業界全体への不信はキャリアコーチングは怪しいのか、ポジウィルの料金の妥当性はポジウィルは高いのかで扱った。
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よくある質問
キャリアコーチングと転職エージェントの一番の違いは何ですか?
金の流れだ。エージェントは採用企業から報酬をもらうため利用者は無料だが、成約に向かう力が働く。コーチングは本人が払うため、転職ありきではない相談ができる。
どちらを先に使うべきですか?
行き先が決まっているならエージェント、そもそもどうしたいか分からないならコーチングが先だ。ただしコーチングは有料なので、無料の整理で足りる段階なら急がなくていい。
両方を併用する意味はありますか?
ある。コーチングで方向を言語化してからエージェントで求人に当てると、選考の軸がぶれない。順番は整理が先、求人が後だ。
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