周りは冬インターンの話ばかり。行かない自分は、スタートラインから遅れているのか。でも正直、行きたいインターンが見つからない。
答えは一律ではない。不利になるのは、志望企業が選考直結型を持っている場合だけ。それ以外の不参加は、ほぼ影響しない。見分け方から書く。
この記事の要点
- 影響の有無は、志望企業のインターンの性格で決まる。全員参加論は雑だ
- 見分けは3点。早期選考の案内・優遇の明記・過去の参加者の体験談
- 直結型を逃しても、本選考・逆求人・OB訪問の挽回ルートは生きている
- 行かない期間は、ES素材作りと自己分析に使う方が得なことも多い
不利の正体。インターンには2種類ある
冬インターンは、性格で2つに割れる。
タイプ1、選考直結・優遇型。参加者に早期選考の案内が来る、本選考の一部が免除される、リクルーターがつく。この型を持つ企業を志望しているなら、不参加は実質的なビハインドになる。参加者が先のルートを歩き始めるからだ。
タイプ2、広報・体験型。業界理解や会社紹介が主目的で、本選考とは切り分けられている。この型なら、不参加の不利はほぼない。説明会や企業研究で同じ情報は取れる。
つまり「冬インターンに行かないと不利」という一般論は、志望先の型を確かめずに語られている限り雑だ。あなたが確かめるべきは世間の空気でなく、志望企業のインターンページになる。
見分け方。3点を見れば型が分かる
- 募集要項の文言。「参加者には早期選考のご案内」「本選考で優遇」の明記があれば直結型だ。逆に「選考とは一切関係ありません」の明記は広報型のサイン(ただし実態が違う企業もあるので、次の2点で補強する)
- 過去の参加者の体験談。就活情報サイトの体験記で、「インターン後に早期選考に呼ばれた」という記述があるかを見る。実態はここに出る
- 選考フローの重さ。ES+面接まで課すインターンは、企業側が採用目的で選抜している直結型のことが多い。エントリーだけで入れる1日型は広報型が多い
志望度の高い企業から順に、この3点で型を仕分ける。直結型が志望リストにあるなら、その企業のインターンだけは取りに行く価値が高い。全部に出る必要は最初からない。
行けなかった・落ちた場合の挽回ルート
直結型を逃しても、道は複数残っている。
- 本選考ルートは開いている。インターン参加者だけで採用枠が埋まる企業は一部で、大半は本選考からの採用が主力のままだ
- 逆求人型で接点を作る。プロフィールを置いておけば、インターンと無関係に企業側から接点が来る。冬の時期は企業側の動きも活発だ
- OB・OG訪問で個別の接点を作る。インターンの集団接点より深い情報が取れることも多い
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登録後の流れ|① プロフィールを登録する → ② 企業からのオファーを待つ → ③ 興味のある企業だけ選考に進む
そして、インターン選考に落ちた場合の扱いも書いておく。インターンの倍率は本選考より高く、落選は本選考の予言にならない。落ちたESと面接の記録は、本選考の改善材料としてそのまま使える。記録の取り方は面接で何も話せなかった夜のメモの型でいい。
行かない期間の使い方。差がつくのは素材作りだ
インターンに出ない冬を、遅れの期間でなく仕込みの期間に変える。優先順位はこうだ。
- ガクチカ・自己PRの素材を仕上げる。ゼミ・バイト・活動の実績を、数字と役割で言語化しておく。ESの質は素材の質で決まる
- 業界研究を志望3業界まで絞り込む。広く浅くの説明会行脚より、3業界の深掘りの方が志望動機の精度が出る
- ES・Webテストの練習を先に済ませる。春の提出ラッシュ前に型を作った人から、本選考は楽になる
周囲のインターン参加報告と自分を比べてつらくなったら、友達と比べてつらい時の距離の取り方を読んでほしい。参加数は就活のスコアではない。内定を決めるのは、素材と選考対策の質だ。
よくある誤解
「インターンに行かないと、ガクチカが作れない」。インターンはガクチカの素材の1つにすぎず、しかも参加者全員が同じ話をするため差別化しにくい素材でもある。ゼミ・バイト・部活・個人の活動の方が、固有性で勝ることは多い。
「冬に動いていない時点で、意識の低い学生と見なされる」。企業が見るのは、動いた量でなく選考物の質だ。ESと面接が良ければ、インターン歴ゼロで内定は普通に出る。意識の高さの証明合戦から降りて、質の準備に絞る方が、結果は良くなる。
よくある質問
親や学校が「インターンに行け」とうるさいです
「志望企業のインターンの型を調べて、直結型だけ狙う方針にしている」と、方針として説明すると収まりやすい。全部行く・全部行かないの二択で話すから揉める。方針で話す技術は親がうるさい時の対処で書いた定例報告と同じだ。
長期インターン(実務型)はやる価値がありますか?
数週間〜数ヶ月の実務型は、1日型と別物で、実務経験としてガクチカの強い素材になる。時間が許すなら価値は高い。ただし学業との両立が崩れるほどの負荷なら本末転倒なので、週の稼働時間で判断すればいい。
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インターンの型の見分けチェックリストと、冬の仕込み計画テンプレを公式LINEで無料配布している。行くか行かないかは、空気でなく志望企業の型で決める。それだけで冬は軽くなる。

