IT業界に未経験で転職したい。だが検索すると「やめとけ」「地獄」「SESは闇」と出てくる。本当にやめたほうがいいのか。30代の自分では遅いのか。

先に言う。「やめとけ」は、半分当たっている。当たっている3つを知らずに入ると、言われたとおりになる。知って入れば、道筋は描ける。当たっている理由、通る入り方、やめたほうがいい人を書く。

先に一文で。IT未経験の転職に「やめとけ」と言われる理由は、未経験可求人の多くがSESの運用保守で年収300万円台・独学は挫折しやすい・30代後半は枠が減るの3つで、これを知った上で運用保守から2〜3年で開発に移る道筋を描き、前職の業務知識を活かせる領域を選べば30代でも通る。

この記事の要点

  • 当たっているのは3つ。SESの運用保守が多い、独学は挫折する、30代後半は枠が減る
  • それでも通る入り方は、運用保守→開発の2段階と、前職の業務知識を活かす領域の選択
  • 資格より制作物。スクールは就職先の実績で選ぶ
  • 年収を落とせない人、学習時間が取れない人は、やめたほうがいい

「やめとけ」の理由。当たっている3つ

理由実際対処
未経験可求人の多くがSESの運用保守本当。未経験歓迎のIT求人の大半はSESで、最初の案件は監視・運用・テストが中心。年収300万円台入口として使う。2〜3年で開発案件に移れる会社かを、面談で確認する
独学で挫折する本当。学習の8割が3ヶ月で止まる。一人で続かない目的(作りたいもの)を先に決める。スクールは続ける仕組みとして使う
30代後半は枠が減る本当。未経験研修枠は20代〜30代前半が中心前職の業務知識を活かせる領域(社内SE・業務系)を選ぶ

外れているのは、「IT自体が向いていない人が多い」という言い方だ。向き不向きより、入口の選び方と、2〜3年後の道筋を描いているかで結果が分かれている。

通る入り方。2段階で考える

段階職種年収期間
1、入口運用保守・監視・テスト・ヘルプデスク・社内SE補助300〜380万円1〜2年
2、移行開発・インフラ構築・社内SE・業務系SE400〜550万円3年目〜

1段階目で「話が違う」と辞める人が、やめとけの体験談を書いている。1段階目は通過点で、そこで学んだ運用の知識と現場の言葉が、2段階目の応募で経験者扱いになる。1段階目の会社を選ぶ時は、面談で「2〜3年で開発案件に移った人はいるか」を聞く。SESと客先常駐の仕組みは客先常駐の正社員に意味はあるかに書いた。

30代は、前職の業務知識で入る

30代後半でIT未経験の枠に直接出すと、20代と比べられて落ちる。通るのは、前職の業務知識が求められる領域だ。

前職通りやすい領域
営業・販売営業支援ツールの導入・運用、カスタマーサクセス、ITの営業
事務・経理業務系システムの運用、社内SE補助、会計ソフトの導入支援
製造・物流生産管理・物流システムの運用、現場向けの社内SE
医療・介護電子カルテ・介護システムの導入支援

「ITが分かる元営業」は、「営業が分かる元エンジニア」より数が少なく、需要がある。30代未経験エンジニアの現実は30代未経験からエンジニアに書いた。

資格より制作物。スクールの選び方

未経験の応募で見られるのは、資格より自分で作ったものだ。簡単なWebアプリ、業務を自動化したスクリプト、ポートフォリオのサイト。動くものが1つあれば、学習を続けられる証明になる。

スクールを使うなら、選ぶ基準は1つで、就職先の実績(どの会社に、どの職種で入ったか)を公開しているか。カリキュラムの中身より、出口を見る。私自身、未経験でWeb業界に入った時は50万円払ってスクールに通ったが、決め手になったのはスクールで作ったものを面接で見せられたことだった。未経験からIT転職を扱う窓口の評判はウズウズITの評判、スクールはディープロの評判へ。

やめたほうがいい人。3条件

  1. 年収を落とせない人。最初の2年は下がる。家計に余裕がなければ、まず現職で業務のIT化を担当して実績を作る
  2. 学習の時間が週10時間取れない人。入社後も学習は続く。時間が取れないと1段階目で止まる
  3. 「楽そう」「在宅できそう」が理由の人。運用保守は夜勤やシフトがあり、在宅は経験者の特権だ。理由がこれなら、フルリモートの事務のほうが近道になる
3分で診断リスキル診断——前職の経験から、ITのどの領域に入りやすいかを先に絞る。

2段階目まで見据えた入口を探すなら

1段階目の会社選びで、2〜3年後の道筋が決まる。未経験のIT転職を専門に扱い、運用保守から開発に移った実績を持つ窓口で、入口の会社を選ぶ。

  • 向いている人:20代〜30代前半で、1段階目の会社を選ぶ基準を持ちたい人。年収が下がる期間を受け入れている人
  • 向かない人:30代後半で前職の業務知識を活かす経路の人(社内SE・業務系は総合型が合う)。年収を落とせない人

*クリックすると公式サイトが開く。フォーム送信後に担当から連絡が入り、オンラインで面談できる。*

登録後の流れ|① Web入力で登録(数分。職務経歴書は未完成でいい) → ② 担当から連絡が入り、面談の日程を決める → ③ 面談で1段階目の会社の選び方と、2〜3年後に移った人の実例を聞く

面談で聞くのは「運用保守から開発に移った人はいるか、何年で移ったか」の1点でいい。答えられない窓口は、1段階目で止まる会社を紹介している。

ウズウズITで未経験からの入口を確認する(無料・20代特化)

SEを辞めたいならSEを辞めたい理由の4分類とSE経験が最強になる転職先だ。

よくある質問

プログラミングスクールに通えば、開発職で入れますか?

スクール卒でも、最初の求人は運用保守やテストが多い。スクールの制作物があると、1段階目を短くできる(半年〜1年)ことはある。開発職に直接入れるのは、制作物の水準が高い一部の人だ。

資格(基本情報・ITパスポート)は取ったほうがいいですか?

ITパスポートは評価されない。基本情報技術者は、未経験の書類で学習の証明にはなる。ただし資格より制作物のほうが効く。両方やる時間がなければ制作物を優先する。

40代でもIT未経験で入れますか?

運用保守・ヘルプデスクの未経験枠は40代前半まで残っている。40代は前職の業務知識を活かす領域(社内SE補助・業務系の導入支援)に絞る。開発職への未経験からの移行は、40代では難しい。

IT転職の道筋シートをLINEで無料配布中

1段階目の会社を選ぶ質問リスト、前職から入りやすい領域の対応表、学習を続けるための週の時間割の雛形を公式LINEで無料配布している。やめとけは半分当たっている。残り半分を、道筋で埋めてほしい。

LINEで無料の資料を受け取る