学び直しに給付金を使いたい。でも、その申請がきっかけで「こいつ転職する気だな」と会社に知られるのは避けたい。
この心配をする人は、たいてい在職中で、転職をまだ決めてもいない段階だ。選択肢を増やしたいだけなのに、その準備が知られて職場に気まずさが生まれるのは割に合わない。慎重になるのは当然だと思う。
先に答えを言う。
給付金の手続きは本人とハローワークの間で完結する。会社に通知が行く仕組みはない。
この記事の要点
- 申請はハローワークでの本人手続きで、会社の承認も経由も要らない
- 会社に知られ得るのは、制度ではなく生活と会話の側からだ
- 知られたとしても、学び直しは就業規則に反する行為ではない
- 心配すべきは「ばれるか」より、申請の順番を間違えて給付を逃すことだ
申請の流れに、会社が出てくる場面はあるか
一般教育訓練給付金の基本の流れを並べる。
- 対象講座かどうかを確認する(厚生労働省の検索システム)
- 講座を受講し、修了する
- 修了後、必要書類を揃えて本人がハローワークに申請する
- 給付金が本人の口座に振り込まれる
この中に、会社の承認・署名・報告が必要な場面はない。雇用保険の加入期間が条件になるが、それは既に払われてきた保険料の記録の話であって、会社への照会が発生する話ではない。
専門実践教育訓練など制度の種類によっては、受講前の手続きや必要書類が変わる。自分のケースの正確な流れは、受講を申し込む前にハローワークで確認してほしい。ここを飛ばすと、ばれる心配以前に、給付そのものを逃す。
知られ得るのは、制度ではなく生活の側
仕組み上は通知されない。では現実に知られるとしたら、どこからか。
- 自分で話す。一番多い。雑談で講座の話をして、そこから推測される
- 生活パターンの変化。平日夜や土日の予定が急に埋まる、有給の取り方が変わる
- 社内の端末で講座を調べる。閲覧の痕跡は残り得る
つまり、管理すべきは書類ではなく口と端末だ。講座の検索も受講の準備も、私物の端末でやる。話す相手を選ぶ。それだけで実質的に塞がる。
そもそも、ばれたら何か問題なのか
一度、正面から考えてほしい。
業務時間外に自費(と給付金)で学ぶことは、就業規則に反する行為ではない。会社に管理される筋合いのない、正当な自己投資だ。
気まずさの正体は、「転職準備を疑われるかもしれない」という心理的なものだろう。それは分かる。ただ、学び直しの理由は転職だけではない。いまの仕事の質を上げるため、と説明が立つ内容なら、堂々としていられる。
正直に書くと、私はこの心配にあまり時間を使ってほしくない。本当に損失が出るのは、ばれることではなく、手続きの順番を間違えて給付を受け損ねることの方だ。受講開始前に必要な手続きを飛ばすと、対象講座に通っても1円も戻らない。心配の対象を、こちらに移してほしい。
制度の全体像と手続きの順番は教育訓練給付金を正しく使い倒せに全部まとめた。申し込む前に、必ずこの順番を確認してほしい。
講座選びまで進んだ人へ
対象講座は幅広いが、IT系で本格的に学ぶなら、無料のカウンセリングから入って自分の目的と講座の中身が合うかを確かめるのが先だ。ディープロはプログラミングを本格的に学ぶ選択肢の1つで、無料説明から入れる。給付金の対象講座かどうかは、公式サイトとハローワークの両方で確認するのが確実だ。
*クリックすると公式サイトが開く。無料カウンセリングの予約に進む。受講の申し込みとは別だ。*
在職と離職で使える制度が違う話は職業訓練と教育訓練給付金の違い、スクールに使う場合の注意はプログラミングスクールに給付金を使う前ににまとめてある。
私はフリーターの頃、この制度を知らずにスクール代50万円を全額自腹で払った。ばれるかどうかを心配できるのは、制度を知っている証拠だ。その知識を、順番の確認に使ってほしい。
3分で診断:学び直しスタイル診断——給付金・職業訓練・独学・スクール。あなたに合う学び方と金の使い方を7問で判定。無料・登録不要。
よくある質問
教育訓練給付金の申請は会社を経由しますか?
一般教育訓練給付金の申請は本人がハローワークで行う手続きで、会社の承認や経由は必要ない。制度の種類によって書類が異なるため、事前にハローワークで確認するのが確実だ。
会社に知られる可能性はまったくないですか?
手続きの仕組み上、会社へ通知が行くことはない。知られるとすれば、自分で話す、生活パターンから推測されるといった間接的な場面で、運用で管理できる範囲だ。
そもそも会社にばれたら問題になりますか?
学び直しは正当な自己投資で、就業規則に反する行為ではない。心理的な気まずさの問題であって、制度上・法律上の問題ではない。
学び直しの資料をLINEで無料配布中
給付金の手続き順チェックリストをLINEで無料配布している。ばれる心配より、貰い損ねない準備に時間を使ってほしい。




