診断を終えて、画面に出た数字を見て、スクショを撮って、それからどうすればいいのか分からなくなる。

ミイダスの市場価値診断は、やること自体は10分で終わる。難しいのは、出てきた数字の扱い方の方だ。高く出れば「本当か?」と疑い、低く出れば静かに傷つく。どちらの人も、数字の読み方を知らないまま画面を閉じている。

この記事は、ミイダスの診断を「やってみた」後の人向けに、結果の読み方だけを書く。なお、私が書けるのは公開されている仕組みの範囲であって、あなたの結果画面の個別の解釈ではない。そこは先に断っておく。

この記事の要点

  • 想定年収は統計的な目安で、あなた個人への査定額ではない
  • 高く出た場合と低く出た場合で、確認すべきことが違う
  • 数字より情報量が多いのは、どんな企業からスカウトが来るかの方だ
  • 診断は測定の道具で、測定だけでは何も変わらない。次の一手とセットで使う

想定年収の仕組み。査定ではなく統計だ

まず前提を正す。ミイダスの想定年収は、あなたを誰かが査定した金額ではない。

登録した経歴・スキル・年齢などのデータをもとに、類似の経歴を持つ人の市場データから算出される統計的な目安だ。つまりこの数字が示しているのは、「あなたと似た属性の人が、市場でこのくらいの帯にいる」という情報になる。

だから、こう読むのが正しい。

  • 絶対値(◯◯万円ちょうど)→ 参考程度でいい
  • (現年収より上か下か、どのくらい離れているか)→ ここに情報がある

1万円単位の数字に一喜一憂するのは、統計の読み方として細かすぎるんよ。

高く出た場合。喜ぶ前に2つ確認する

現年収より高く出た場合、可能性は2つある。

可能性1。本当に安く働いている。いまの会社の給与水準が市場より低い。この場合、転職はそのまま年収アップの手段になる。

可能性2。経歴の入力が実態より豊かに見えている。役職や業務範囲の入力が、実際の経験より広く解釈される形になっていないか。ここは自分で見直せる。

確認の方法は1つで、スカウトの中身を見ることだ。想定年収に近い帯の求人から実際に声がかかっているなら、可能性1が濃い。数字だけ高くてスカウトが伴わないなら、割り引いて読む。

低く出た場合。傷つく前に3つ疑う

現年収より低く出た場合。まず、市場価値がないという結論に飛ばないでほしい。疑う順番はこうだ。

1. 経歴の言語化が粗くないか。職務内容を1〜2行で済ませていないか。数字(規模・件数・改善)を入れているか。入力の解像度で、この種の診断の出力は変わる。書き直して測り直す価値がある。

2. 経験が統計に乗りにくい型ではないか。ニッチな専門職や、社内で独自進化した役割は、類似データが少なく低めに出ることがある。統計の限界の話であって、あなたの限界の話ではない。

3. いまの会社が市場より高く払っている。この場合、低く出た数字はむしろいまの環境の価値を示している。辞める判断を慎重にする材料として使える。

正直に書くと、どれに該当するかを外から断定する方法はない。だから1つの診断で結論を出さないでほしい。性質の違う測定をもう1つ並べて、2つの数字の間で考えるのが現実的だ。測り方の全体像は市場価値の測り方 完全ガイドにまとめてある。

数字よりスカウトを見ろ

ミイダスの本当の情報量は、想定年収の数字ではなく、その後に届くスカウトの中身にある。

  • どの業界の企業から来るか → あなたの経歴の需要の在り処
  • どの職種のオファーか → 市場が見ているあなたの使い道
  • 提示レンジはいくらか → 統計ではなく、実際の値付け

想像していなかった業界から声がかかったら、それは隣接キャリアのヒントだ。数字は1回見たら終わりだが、スカウトの傾向は読み続けると情報が増える。

まだ診断をやっていない人は、ここまでの読み方を頭に入れてから受けると、結果画面の消化がまるで違うはずだ。

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ミイダスで市場価値を測ってみる

こういう人は、いまは使わないほうがいい。心身が消耗している時期に低い数字を見ると、必要以上に堪える。回復してから測っても、市場は逃げない。

通知が多いと感じた時の設定はミイダスの通知がしつこい時の対処、サービス全体の評価はミイダスの評判レビューに書いた。

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よくある質問

ミイダスの想定年収は正確ですか?

登録した経歴データにもとづく統計的な目安であって、あなた個人への査定額ではない。実際の提示年収は企業・職種・交渉で変わる。方向性を知る道具として使うのが正しい。

想定年収が現年収より低く出ました。市場価値がないということですか?

違う。入力の言語化が粗いと低く出やすい。職務内容を丁寧に入れ直すと数字が変わることがある。現職が市場より高く払っている可能性もある。

診断だけ使って転職しないのはありですか?

あり。定点観測として年1回測り直す使い方は合理的だ。通知設定は目的に合わせて調整するといい。

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