ミイダスに登録したら、メールとアプリ通知が毎日届く。面接確約オファーが大量に来るが、興味のない求人ばかり。「ミイダス、しつこくないか?」と検索したあなたは、たぶんアンインストール寸前だ。

ちょっと待ってほしい。通知は設定で止められる。そして、通知を止めた後のミイダスこそ、本来の価値が残る。

私はミイダスを実際に使い込んだ上で、レビュー記事も書いている人間だ。しつこさの正体と止め方、そのうえで削除する前に使い倒すべき機能を、順番に書く。

しつこさの正体。ミイダスは「待ち型」のサービスだ

まず、なぜ通知が多いのかを説明する。仕組みが分かれば、対処も分かる。

ミイダスは、あなたが求人を探しに行く型ではなく、経歴と診断結果を見た企業側からオファーが届く待ち型のサービスだ。この仕組み上、通知が増える要因が3つある。

1. オファーが自動的に量産される

企業側は条件でフィルタした候補者にオファーを一括送信できる。つまりあなたに届く「面接確約オファー」の多くは、あなた個人を選び抜いたものではなく、条件マッチによる一斉配信だ。だから的外れに感じるオファーも混ざる。

2. 登録直後は配信が集中する

新規登録者は企業側の検索結果で上位に出やすい。登録から数週間はオファーが集中し、その都度通知が飛ぶ。時間が経てば自然に減るが、初週の通知量で嫌になる人が多い。

3. メール・アプリ・複数チャネルで重複通知が来る

同じオファーの通知が、メールとアプリ両方から届く設定が初期状態になっている。体感のしつこさは、実質この重複が作っている部分が大きい。

要するに、しつこさは営業員の熱意ではなくシステムの初期設定だ。電話営業が主体のエージェントとは、しつこさの種類が違う。設定を変えれば黙る相手なんよ。エージェントの電話のしつこさに悩んでいる人は、転職エージェントの連絡がしつこい理由と、止めさせる一言の方を読んでほしい。

通知の止め方。3分で終わる

やることは3つだけだ。画面の文言はバージョンで多少変わるが、場所は変わらない。

1. アプリのプッシュ通知を絞る

アプリの設定(アカウント・設定メニュー)から通知設定を開き、オファー関連の通知をオフにする。アプリ側で分類が細かく分かれている場合は、「面接確約オファー」だけ残して他を切るのが実用的だ。

2. メール配信を絞る

設定内のメール配信設定(お知らせメール・オファー通知メール)を開き、不要な配信を停止する。全停止もできるが、後述の理由で「週次のまとめ系だけ残す」のが個人的なおすすめだ。

3. それでも多ければ、端末側で通知をオフにする

スマホのOS設定からミイダスアプリの通知自体を止める。アプリ内の情報は残るから、自分が見たいときだけ開く使い方に切り替わる。

完全に縁を切りたい場合は、退会(アカウント削除)まで進めば通知の根が消える。ただし診断結果も消えるので、その前に次のセクションを読んでからにしてほしい。

あわせて読みたい転職エージェントの連絡がしつこい理由と、止めさせる一言

削除する前に。ミイダスの本体は通知ではなく診断だ

ここからが本題だ。しつこい通知に埋もれて気づきにくいが、ミイダスの価値の本体はオファーではなく診断機能にある。

  • 市場価値診断:経歴・スキルの質問に答えると、想定年収が数字で出る。自分の値段の相場観を、エージェントと面談せずに手に入れられる
  • 行動特性の診断:自分の思考のクセ、向いている仕事のスタイル、合わない環境の傾向が言語化される。自己分析を一人でやるより、はるかに早い
  • 適性の診断:職種との相性の傾向が出る。職種転換を考えている人の、事前の当たりづけに使える

この診断結果は、ミイダスの外でも使える。想定年収は年収交渉や求人選びの物差しになるし、行動特性の言語は職務経歴書の自己PRにそのまま流用できる。診断の中身と使用感はミイダスを実際に使って分かったこと全部書くに詳しく書いた。

無料・10分で市場価値を測ってみる(ミイダス)

診断は無料、所要は10〜20分。登録後は企業からのオファー通知が届くようになるが、電話営業が主体のサービスではなく、通知はこの記事の手順でいつでも絞れる。

まだ診断を受けずに通知だけ浴びていた人は、削除の前に診断だけ受けてみてほしい。通知を全部切った状態で診断結果だけ持ち帰る。それがミイダスの一番賢い使い方だ。

本来の使い方。3ステップで示す

しつこさを制御した後の、ミイダスの正しい運用はこうだ。

ステップ1:診断を全部受けて、結果を保存する

登録直後にまず診断を完走する。想定年収と行動特性の結果は、スクリーンショットでもメモでも残しておく。ここまでで、ミイダスから取るべき価値の7割は回収できている。

ステップ2:通知を絞り、オファーは週1回まとめて見る

上の設定で通知を止めて、週1回だけアプリを開いてオファーを流し見る。面接確約オファーの中に、たまに条件の良い当たりが混ざる。毎日反応する必要は一切ない。

ステップ3:本格的に動くときの比較材料にする

転職活動を本格化するとき、ミイダスの想定年収とオファーの傾向は、エージェントの提案や他社スカウトを評価する物差しになる。「ミイダスの想定より低い提案をされている」と分かるだけで、交渉の立ち位置が変わる。

つまりミイダスは、毎日使うアプリではなく、現在地の測定器として使うサービスだ。測定器のアラームがうるさいなら、アラームだけ切ればいい。測定器ごと捨てるのはもったいないんよ。

転職活動の全体像を通しで確認したい人は、初めての転職 完全ガイドを読んでほしい。準備から入社後まで、この記事の位置づけが分かる。

よくある質問に先回りで答えておく

Q. 通知を切ったら、企業からのオファーが来なくなるのでは?

来なくなるのは通知だけで、オファー自体はアプリ内に届き続ける。あなたが見に行くタイミングを選べるようになるだけだ。機会損失は起きない。

Q. 電話はかかってくるのか?

ミイダスの基本の連絡はアプリ通知とメールだ。エージェントのような担当者の営業電話が主体のサービスではない。電話攻勢に消耗している人は、別のサービスの登録情報を疑った方がいい。

Q. 放置していたら不利になるか?

ログインが途絶えると、企業側の検索での露出が下がる傾向はある。ただしそれで困るのは積極的にオファーを受けたい人だけだ。測定器として使う分には、放置で困ることはない。動きたくなったらプロフィールを更新すれば露出は戻る。

Q. 退会すれば連絡は完全に止まるか?

止まる。退会手続きに加えて、確認メールが残る場合はそのアドレスの配信停止も確認しておけば完全だ。

それでも合わない人は、削除していい

最後に公平なことも言っておく。次の人には、ミイダスは合わない。

  • オファーを自分で見極めるより、担当者に絞り込んでほしい人(エージェント型が合う)
  • 診断結果より、具体的な求人だけ見たい人(検索型サイトが合う)
  • 転職の意思が完全にゼロで、市場価値にも興味がない人

合わないサービスを義理で残す必要はない。診断結果だけ回収して退会するのも、立派な使い方の1つだ。サービスの合う合わないの判定は、転職エージェントはやめとけと言う人が正しい場面、間違ってる場面でも書いた通り、あなたの状態で決まる。道具に使われるな。道具として使え。

まとめ

  • しつこさの正体は一斉配信オファーと重複通知。営業電話ではなくシステムの初期設定だ
  • 通知はアプリ設定・メール設定・端末設定の3段階で止められる。3分で終わる
  • ミイダスの本体は通知ではなく診断。市場価値と行動特性の結果は外でも使える
  • 正しい運用は「診断を完走→通知を絞る→週1で流し見→本格活動時の物差し」
  • 診断だけ回収して退会するのも正解の1つだ

しつこいと感じた感覚は正しい。ただ、その苛立ちでサービスの価値ごと捨てるのは、あなたの損だ。通知は切れ。診断は取れ。それだけの話だわ。

▼ 動き出すなら、道具選びから

転職エージェントに騙されるな。30代が本当に使うべきは3つだけ

記事を読んで終わりにせず、自分に合うサービスの当たりを付けるところまで進んでほしい。ここまでが今日の一歩だ。

LINE登録で転職戦略シートを無料配布中

診断結果をどう転職活動に落とし込むか。整理に使える「転職戦略シート」をLINEで無料配布している。測った市場価値を、次の一手に変えてほしい。

LINE無料登録で資料を受け取る