求人メールが1日20通。アプリの通知バッジは常に赤。どれが何のサービスかもう分からないのに、退会するのは「チャンスを逃しそうで」怖い。そうやって受信箱だけが膨らんでいく。

断言する。転職サイトは道具で、道具は多いほど弱くなる。残すべきは2種類だけだ。この記事で捨てる基準と残す基準を渡すから、今日中に受信箱を静かにしろ。

この記事の要点

  • 登録しすぎは機会の拡大ではない。信号がノイズに沈むだけだ
  • 常駐させていいのは診断型1つとスカウト型1〜2つ。エージェントは活動期だけの道具だ
  • 捨てる判定は4つ。1ヶ月未使用・目的不明・役割重複・全ミュート
  • 退会前に診断結果と職務要約だけ保存しろ。それが次に持っていく資産だ

なぜ登録しすぎるのか。あなたのせいではない

まず前提から。登録が増えるのは、あなたが優柔不断だからではない。

  • 比較記事が「とりあえず全部登録」を勧めるからだ。ああいう記事は登録された数だけ収益が入る。読者の受信箱がどうなるかは、書き手の関心の外にある
  • 各サービスが解約導線を分かりにくくしているからだ。登録は1分、退会は設定の奥。この非対称は偶然ではない
  • 「逃したくない」という不安は、正常な心理だからだ。ただし、その不安につけ込まれている自覚は持て

登録しすぎの実害ははっきりある。通知に埋もれて、本当に見るべきスカウトや求人を見落とす。多く登録するほど機会が増えるのではない。信号がノイズに沈むだけなんよ。

残すのは2種類だけ。判定を出す

転職サービスは、役割で見れば実質3種類しかない。診断型(自分を測る)、スカウト型(待って選ぶ)、エージェント型(伴走してもらう)。このうち受信箱に常駐させていいのは、診断型とスカウト型だけだ。

残す①:診断型を1つ

市場価値や適職を測る道具だ。測り終えたら通知を絞って放置でいい。半年に1回測り直す健康診断のように使う。

無料・10分で市場価値を測ってみる(ミイダス)

通知が多いと感じるなら、ミイダスの通知の止め方で絞り方を書いてある。診断結果だけ持ち帰って静かに使えばいい。

残す②:スカウト型を1〜2つ

レジュメを置いて待つ型は、放置と相性がいい唯一のサービスだ。月1回レジュメを更新して、届いた声の中から具体性のあるものだけ見る。

無料でスカウトを受け取ってみる(マイナビスカウティング)

待ち方の技術はマイナビスカウティングの評判に書いた。スカウト型は2つまでなら網の意味があるが、3つ以上は管理が破綻する。

エージェント型は「常駐」させるな

エージェントは活動期だけ使う道具だ。動く時期に1〜2社と組み、動かない時期は止める。ここを常駐させると、電話とメールで受信箱が死ぬ。連絡の止め方はエージェントの連絡がしつこいときの一言に書いてある。

捨てる基準。4つのどれかに該当したら退会だ

迷ったら、この4つで機械的に判定しろ。

  1. 1ヶ月アプリを開いていない:使っていない道具だ。捨てろ
  2. 何のために登録したか思い出せない:目的のない道具は在庫ではなくゴミだ
  3. 同じ役割のサービスが2つ以上ある:求人検索サイトが3つあっても、求人は重複している。1つに絞れ
  4. 通知を全部ミュートにしている:ミュートで満足しているなら、実質もう退会している。形式も揃えろ

「いつか使うかも」は捨てない理由にならない。必要になったら、そのとき再登録すればいい。数分で済む。

退会の手順。データだけ持って出ろ

  1. 残したいデータを先に保存する。診断結果のスクリーンショット、書いた職務要約のテキスト。特に職務要約は次のサービスで使い回せる資産だ
  2. 設定→退会(アカウント削除)を探す。見つからないサービスは「サービス名 退会」で検索すれば手順が出る
  3. メール配信停止だけで済ませない。配信停止はアカウントが残る。個人情報ごと消したいなら退会まで進め
  4. エージェント系は一言送ってから。無言退会でも実害はないが、担当付きのサービスは断りの一文を送る方が早く静かになる。文面は断り方の文面集からコピペしろ

二度と増やさないルール。1つだけ覚えろ

今後の登録は、「役割が空いているときだけ登録する」をルールにしろ。診断型の枠、スカウト型の枠、活動期のエージェント枠。枠が埋まっているなら、新しいサービスがどれだけ評判でも登録しない。乗り換えたいなら、先に古い方を退会してからだ。

どのサービスをどの枠に入れるかで迷ったら、転職の無料診断はどれを使うべきか20代の転職エージェントおすすめに役割別の対応表がある。枠の考え方ごと持って帰ってほしい。

まとめ

  • 登録しすぎは機会の拡大ではない。信号がノイズに沈むだけだ
  • 常駐させていいのは診断型1つとスカウト型1〜2つ。エージェントは活動期だけの道具だ
  • 捨てる判定は4つ。1ヶ月未使用・目的不明・役割重複・全ミュート
  • 退会前に診断結果と職務要約だけ保存しろ。それが次に持っていく資産だ
  • 新規登録は役割の枠が空いているときだけ。評判の良さは登録の理由にならない

受信箱が静かになると、届いた1通を読む集中力が戻ってくる。転職活動の質は、情報の量ではなく、ノイズの少なさで決まるんよ。

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よくある質問

転職サイトは何個まで登録していいですか?

アプリを毎週開く気になれる数までだ。目安は3つ以内。診断型1つ、スカウト型1〜2つ、必要ならエージェント1社。それ以上は情報が増えるのではなく、未読と通知が増えるだけだ。

退会すると登録した情報は消えますか?

多くのサービスは退会でレジュメや診断結果が消える。残したいデータ(診断結果・作った職務経歴書)は、退会前に必ず手元へ保存しておけ。書いた職務要約は次のサービスで使い回せる資産だ。

また必要になったら再登録は面倒ではないですか?

職務経歴の文面さえ手元に残しておけば、再登録は数分で済む。使っていないサービスを維持する心理コストの方が、再登録の手間よりずっと高くつく。必要になったときの自分は、今より目的が明確だから選び直しも早い。

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