スマホが鳴った。応募先の番号だ。内定の連絡かもしれない。何をどう答えればいいのか、頭が真っ白になる。
台本を渡す。その場で承諾しない。感謝と確認と期限で返す。これだけ覚えておけば、電話は3分で終わる。
先に一文で。内定の電話は感謝→条件の書面依頼→返答期限の確認の3点で返し、その場での承諾は避け、聞くべき4項目(条件・期限・入社日・手続き)をメモに置いて臨むのが正解だ。
この記事の要点
- その場の口頭承諾は避ける。条件の書面を見てから返す
- 返しの型は3点。感謝→書面の依頼→期限の確認
- 聞くべきは4つ。条件・返答期限・入社日・今後の流れ
- 出られなかった場合も、折り返しの型がある
受け答えの台本。3点で返す
第一声。
「ご連絡ありがとうございます。◯◯です。」
内定を告げられたら。
「ありがとうございます。大変うれしいです。つきましては、労働条件を書面でご提示いただけますでしょうか。内容を確認のうえ、◯日までにお返事させてください。」
- 感謝|まず喜びを伝える。ここは素直でいい
- 書面の依頼|条件を見る前に承諾しないための一手。労働条件通知書がまだなら、この場で頼む
- 期限の確認|こちらから期限を提示するか、「いつまでにお返事すればよろしいですか」と聞く
これで、喜びは伝わり、判断の時間と条件確認の権利が手元に残る。企業側にとっても想定内の流れで、失礼にはならない。
聞くべき4項目。メモに書いてから出る
- 労働条件|給与(内訳込み)・勤務地・配属・雇用形態を、書面でもらえるか
- 返答の期限|これを聞き逃すと、後の全部の計画が崩れる
- 入社日の想定|在職中なら、退職交渉の逆算に直結する
- 今後の流れ|内定承諾書の有無、提出書類、次の連絡のタイミング
電話は数分で終わる。この4点を紙に書いて手元に置いてから折り返すのが、一番落ち着いて話せる形だ。
その場で承諾しない理由
口頭の承諾も意思表示として扱われ得る。条件の書面を見る前に承諾すると、
- 後から給与や勤務地が想定と違った時、交渉の立場が弱くなる
- 他社の選考が残っている場合、比較の余地を自分で消すことになる
条件が想定と違った時の対処は通知書と条件が違う時の記事、返事を待ってもらう交渉の型は返事を待ってもらう記事で書いた。
場面別の対応
出られなかった。折り返しは当日の営業時間内、夜に気づいたら翌朝。台本と非通知の場合の対処は内定の電話に出れなかった時の記事で書いた。
外や騒がしい場所にいる。「申し訳ありません、外におりますので、◯分後にこちらから折り返してもよろしいでしょうか」。騒音の中で条件を聞き取り損ねる方が損になる。折り返しの約束は、失礼でなく丁寧さだ。
辞退の意思が固い。その場で告げていい。「ご連絡ありがとうございます。大変ありがたいのですが、他社に決めましたので、今回は辞退させていただきます」。引き延ばす方が、双方の時間を奪う。
メールで内定が来た場合。電話と同じ3点を、返信メールで書く。文面の型は承諾メールの記事が担当だ。
よくある誤解
「即答で承諾しないと、内定を取り消されるのでは」。条件確認と検討期間の依頼で取り消す会社は、まずない。むしろ即答を強く迫る会社は、入社後も決断を急がせる文化の可能性がある。その圧力自体が判断材料になる。
「電話で条件を細かく聞くと、ガメツいと思われる」。労働条件の確認は、入社する側の当然の実務だ。聞き方を「確認させてください」の形にすれば、印象を損ねる要素はない。
よくある質問
期限を聞いたら「なるべく早く」と言われました
「では、◯日までにお返事いたします」とこちらから期限を切る。曖昧なままにすると、双方の想定がずれて催促の原因になる。1週間程度の提示は、通常受け入れられる範囲だ。
電話中に、聞きたいことが飛んでしまいました
「後ほど確認したいことが出てきましたら、メールでお伺いしてもよろしいでしょうか」と、質問の窓口を確保して切る。電話で完璧に聞き切る必要はない。
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内定の電話の台本カード(第一声・3点の返し・確認4項目)を公式LINEで無料配布している。鳴った時に開けるよう、スマホに保存しておいてほしい。


