スカウト型の転職サイトに登録した。だが、来るのは一斉送信のテンプレばかりで、まともなスカウトが来ない。経歴が弱いからだと思っていた。
先に言う。スカウトは、読まれて届くのでなく、検索に引っかかって届く。検索される5つの言葉、完成度、更新の頻度、来ない時に直す順番、在職中の設定を書く。
先に一文で。スカウトは企業やエージェントが職種名・業界名・ツール名・手法名・資格名で候補者を検索して送るものなので、その5つを職務経歴に固有名詞で残し、任意項目まで埋めて完成度を100%に近づけ、更新日と最終ログインを新しく保ち、条件を絞りすぎないことが、経歴を変えるより先にやることだ。
この記事の要点
- スカウトは検索から届く。固有名詞がないと一覧に出ない
- 検索される5つ。職種名・業界名・ツール名・手法名・資格名
- 完成度100%と更新日の新しさで、表示の優先度が上がる
- 直す順番は、完成度→キーワード→更新日→条件の広さ
スカウトが届く仕組み
| 段階 | 中身 |
|---|---|
| 1、検索 | 企業やエージェントが、職種名やツール名で候補者を絞る |
| 2、一覧 | 条件に合う候補者が並ぶ。更新日が新しい順に見られやすい |
| 3、開く | 職務要約の冒頭を読む。ここで大半が判断される |
| 4、送信 | テンプレか、個別に書くかが分かれる |
1で引っかからなければ、経歴がどれだけ良くても存在しない。読み物として上手く書くことと、検索で見つかることは別の作業だ。本物のスカウトとテンプレの見分けはスカウトメールは9割テンプレに書いた。
検索される5つの言葉
| 種類 | 書くもの | 悪い例→良い例 |
|---|---|---|
| 職種名 | 求人票で使われる名前 | 販売促進の担当→マーケティング/販促企画 |
| 業界名 | 応募先が探す業界 | メーカー→食品メーカー/BtoC |
| ツール名 | 使ったシステム・ソフト | 会計システム→SAP/freee/勘定奉行 |
| 手法名 | 業務のやり方 | 改善活動→KPI管理/PDCA/要件定義/与信管理 |
| 資格名 | 正式名称 | 簿記→日商簿記2級 |
社内の言い方は、外に出ると通じない。求人票で使われている言葉に置き換える。自分の職種の求人を5件開いて、繰り返し出てくる言葉を拾うのが早い。
完成度を100%に近づける
任意の項目まで埋まっている人は、求人との照合がしやすく、検索にも出やすい。空欄が多いと、条件で弾かれる。
| 欄 | 埋め方 |
|---|---|
| 職務要約 | 冒頭150字に検索語を入れる。職種・業界・年数・ツール |
| 職務経歴 | 会社ごとに、担当業務・規模の数字・使ったツール |
| 活かせる経験・知識 | 5つの言葉を箇条書きで |
| 資格 | 正式名称と取得年 |
| 語学・PCスキル | 使えるレベルを具体で |
| 条件(勤務地・年収・職種) | 絞りすぎない。次の節へ |
更新の頻度
更新日が新しい人は転職の意欲が高いと判断され、優先的に表示される。中身を変えなくても、月1回開いて一部を書き直すだけで、表示の優先度は戻る。ログインだけで更新日が動くサイトもある。登録して放置している人は、まずここを直す。
来ない時に直す順番
| 順 | 直すもの | 効果が出るまで |
|---|---|---|
| 1 | プロフィールの完成度(任意項目まで) | 数日 |
| 2 | 検索される5つの言葉 | 1〜2週間 |
| 3 | 更新日・最終ログイン | 数日 |
| 4 | 条件の広さ(勤務地・年収・職種を絞りすぎていないか) | 1〜2週間 |
| 5 | 経歴の見せ方(順番・数字) | 1ヶ月 |
1から順に。経歴そのものを疑うのは最後だ。サービス別の詳しい直し方はマイナビスカウティングでスカウトが来ない、ハイクラス系の比較はハイクラスのスカウト比較へ。
質の低いスカウトを減らす
| 状態 | 直す |
|---|---|
| 一斉送信のテンプレばかり | 条件を少し絞る。職種と年収の下限を入れる |
| 全く関係ない職種が来る | 職種名の言葉が広すぎる。1つ具体に |
| 量が多すぎる | 通知の頻度を日次から週次に。届く先をメールだけに |
減らしすぎると、母集団も減る。質を上げたいなら、条件でなく職務要約の具体性を上げるほうが効く。
在職中の設定
登録の最初に、現在の勤務先と関連会社を指定してブロックする。実名を出さない設定にできるサイトも多い。設定を終えてから経歴を公開する。順番を逆にすると、公開した数分の間に見られることがある。
社数が多くて経歴の整理から必要なら、職務経歴書は何社まで書くかを先に読んでほしい。
私の話
私は会社員の時代、スカウト型に登録して半年、テンプレしか来なかった。変えたのは、職務要約の冒頭を「Webディレクター」から始めて、担当したツール名と案件の規模を数字で入れた1回だけだ。その後に届くスカウトの中身が変わった。経歴を盛ったのではなく、検索される言葉を戻しただけだった。
3分で診断:市場価値診断——今の経歴が、どの職種の検索で拾われる位置にあるかを先に見る。
勤務先をブロックして、経歴を置いておくなら
設定と経歴を整えたら、あとは置いておく時間が母集団になる。在職中でも、公開する相手を選べる形なら動かしやすい。
- 向いている人|在職中で、今の会社に知られずに反応だけ見たい人
- 向かない人|今週中に応募して決めたい人。スカウトは待ちの経路で、速さは出ない
*クリックすると公式サイトが開く。マイナビスカウティングは、現在の勤務先を指定してブロックする設定ができ、経歴を置いておくと企業やエージェントから声が掛かる。*
登録後の流れ|① 登録して勤務先をブロック設定する → ② 5つの言葉を入れた経歴を置く → ③ 条件の合う声だけ面談する
よくある質問
経歴を盛れば、スカウトは増えますか?
増えるが、面接で崩れる。前職に確認が入る照会や、入社後の実務で分かる。増やすなら、盛るのでなく、埋もれている固有名詞を戻す。
複数のスカウトサイトに登録すべきですか?
2つまで。同じ経歴を置くだけなので手間は増えない。3つ以上は、更新が追いつかず、更新日が古いまま放置される。
スカウトが来たら、必ず面談しないといけませんか?
義務はない。返信も必須ではないが、条件が合わない時に一言断ると、次の紹介の精度が上がる担当もいる。
スカウト用の経歴チェックをLINEで無料配布中
検索される5つの言葉の記入表、完成度100%の確認項目、来ない時に直す順番の一覧を公式LINEで無料配布している。スカウトは、読まれて届くのでなく、検索に引っかかって届く。




