就活はいつから始めればいいのか。調べると3月広報解禁・6月選考解禁と出てくるが、先輩は3年の夏から動いていたと言う。どっちが本当なのか。
先に言う。公式日程と実態はズレている。実質の入口は大学3年の夏インターンだ。2026年8月時点の年次ごとに、いまやるべきことを書く。
この記事の要点
- 公式ルールは3月広報解禁・6月選考解禁。だが実態は前倒しだ
- 実質の入口は3年夏のインターン。早期選考は3年秋冬から動く
- 27卒(現4年)はいま選考の後半戦。持ち駒管理が本題だ
- 28卒(現3年)はいまが仕込みの本番。夏秋の動きで差がつく
公式ルールと実態。ズレの正体を知る
政府主導の就活ルールでは、大学3年の3月に広報解禁(ナビサイトのエントリー開始)、4年の6月に選考解禁という日程になっている。だが、このルールに罰則はなく、実態は別の時間で動く。
前倒しの通り道がインターンシップだ。3年の夏・秋冬のインターンで学生と接点を作り、参加者向けの早期選考を3年の秋冬から回す。この結果、6月の選考解禁の時点で、内定を持っている学生が相当数いるのが毎年の実態になっている。
つまり質問への答えはこうなる。公式の入口は3年の3月、実態の入口は3年の夏。どちらに合わせるかで、選考の前半から入るか後半から入るかが変わる。
27卒(いま大学4年)の人。ここからは持ち駒の勝負だ
2026年8月時点で大学4年の27卒は、選考の後半戦にいる。状況別に言う。
内定があり、納得している人。就活は締めていい。承諾の手続きと、辞退する企業への連絡を丁寧にやるだけだ。
内定はあるが納得していない人。秋採用は続いている。承諾期限との兼ね合いを整理しながら、受け直す動きは普通にできる。
持ち駒が少ない・ゼロの人。ここからの主戦場は、通年採用と採用継続企業だ。立て直しの2週間手順を持ち駒が全部なくなった時に書いた。秋冬の採用継続企業は入社してほしい本気度が高いから、諦める時期では全くない。
28卒(いま大学3年)の人。いまが仕込みの本番だ
2026年8月時点で大学3年の28卒は、ちょうど実質の入口にいる。時間割はこうなる。
- いま〜秋|夏・秋インターンへの参加。行けなかった人も、ここで受け皿を仕込む
- 秋〜冬|自己分析と書類の骨組みづくり。早期選考の案内が動き始める
- 3月|広報解禁。エントリーの山
- 4年の春〜夏|選考の山と内定
いまやるべき最初の一手は、逆求人サイトにプロフィールを置くことだ。インターンのオファーも届く仕組みだから、インターン探しと受け皿づくりが同時に進む。プロフィールを書く作業自体が自己分析の代わりになる点も、この時期の効率に合う。
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登録後の流れ|① 基本情報を登録する(数分) → ② 適性診断とプロフィールを埋める(30分〜) → ③ インターンや早期選考のオファーを待つ
出遅れの自覚がある3年生は、何もしていない大学3年の冬の動き方に組み替えた順番を書いた。道具全体の使い分けは逆求人型とエージェント型の使い分けが担当だ。
26卒で内定がないまま卒業した人。既卒ルートがある
2026年3月に卒業した26卒で、就職が決まらないまま今に至る人もいるはずだ。新卒の枠は逃したが、道は途切れていない。
卒業後3年以内は新卒枠で応募できるという方針を掲げる企業があり、既卒・第二新卒向けの支援サービスも層が厚い。動き方の全体は既卒からの就職は手遅れじゃないで書いた通りで、空白期間が伸びるほど説明の難度が上がるから、動くなら早いほどいい。これだけは急かしておく。
早く始めた人が勝つのではない。間に合った人から決まる
最後に、時期の話の本質を1つ。就活は、早く始めた人が勝つ競技ではない。選考が来た時に、書類と面接の準備が間に合っていた人から決まっていく。
3年の夏から動く意味は、早さそのものではなく、選考の場数と修正の回数を多く取れることにある。逆に、遅れて始めても、準備の密度で場数の差は詰められる。自分の年次の残り時間で、何の準備がどこまで間に合うか。この計算に置き換えられた瞬間、いつからという問いは終わって、今日何をやるかという問いに変わるんよ。
よくある質問
インターンに行かないと内定は取れませんか?
取れる。早期選考ルートに乗れない分は、本選考のエントリー数と書類・面接の質で埋められる。インターン不参加そのものが減点される訳ではない。
資格やガクチカづくりを先にやるべきですか?
就活のためだけの資格取得は、時間対効果が合わないことが多い。いまある経験を言語化する方が先で、材料の掘り起こしはガクチカがないと感じる人向けの記事で書いている。仕込みと言語化を並行するのが正解だ。
年次別スケジュール表をLINEで無料配布中
27卒・28卒それぞれの月別チェックリストを、公式LINEで無料配布している。公式日程でなく、実態の時間で動く。それだけで立ち位置が変わる。

