退職を切り出すなら月曜か、金曜か。検索してこの記事に来たあなたは、たぶんもう何週間か曜日のせいにして先延ばしている。

即答する。強いて言えば金曜。だが曜日の影響は小さい。効くのはアポと時間帯の2つだ。曜日の研究はここで終わりにして、段取りに進もう。

この記事の要点

  • 定番は金曜夕方。土日を挟んで頭を冷やす時間が作れる
  • ただし曜日より、上司の余裕がある時間帯を選ぶ方が効く
  • 一番効くのは事前アポ。「ご相談があります」で個室を押さえる
  • 避けるべきは、繁忙の真っ只中と、立ち話での切り出しだ

曜日の答え。金曜が定番だが、理由は消去法だ

月曜は週初めで上司の頭が業務で埋まっており、切り出した後の1週間をずっと気まずく過ごすことになる。金曜は逆で、切り出した後に土日が入るため、上司も自分も頭を冷やせる。引き止めの初動も週明けに持ち越され、勢いで感情的なやり取りになりにくい。

というのが定番の理屈で、間違ってはいない。ただ正直に言えば、金曜に切り出して失敗する人も、月曜に切り出して普通に通る人もいる。曜日は結果の1割も左右していない。残りの9割は次の2つだ。

効く条件1。上司に余裕のある時間帯を選ぶ

退職の申し出は、上司にとって処理の重い議題だ。急ぎの案件を抱えている時、トラブル対応中、会議の直前。この状態で切り出すと、内容ではなくタイミングで心証が悪くなり、話も雑に扱われる。

狙うのは夕方の、その日の業務が落ち着いた時間帯だ。朝イチは1日の段取りを組んでいる時間で避ける。昼休みは相手の休憩を奪う形になる。時間帯の細かい比較は退職を伝える時間帯で書いた通りで、結論は夕方に寄る。

効く条件2。アポを取る。これが曜日論争を無意味にする

一番効くのはこれだ。廊下や席での立ち話で切り出さず、事前にアポを取る。

「お疲れさまです。ご相談したいことがあるのですが、今週どこかで15分ほどお時間いただけますか」

これだけでいい。退職のテの字も出さなくていい。アポを取れば、個室で、上司が時間を確保した状態で話せる。立ち話での切り出しは、流される・後回しにされる・周囲に聞かれるの三重で分が悪い。そしてアポを取った時点で、あなたはもう先延ばしできなくなる。曜日を選び続けて動けない人には、この強制力こそが一番の効能なんよ。

アポの場で何をどう言うかは退職を言い出せない人のための伝え方に台本がある。避けるべきタイミングも書いておくと、決算や納期の真っ只中、上司自身が炎上している時期、そして自分のボーナス査定の直前だ。この辺りを外すだけで、交渉の滑り出しは大きく変わる。辞める段取りの全体像は辞めたい人の案内所から辿れる。

よくある質問

月曜の朝に切り出すのは絶対だめですか?

だめではないが、週初めの朝は上司の頭が段取りで埋まっている確率が高く、割の悪い時間帯だ。同じ月曜なら夕方の方がまだいい。

アポを取ったら「何の話?」と聞かれました。どう返せば?

「今後のことでご相談です。お時間の時に改めて」で流していい。その場で退職の話を始める必要はなく、個室で落ち着いて話す方がお互いのためになる。

切り出しの台本をLINEで無料配布中

退職の切り出しからの流れをまとめた台本を、公式LINEで無料配布している。曜日を選ぶ時間より、アポの一言の方が人生を進める。

LINEで無料の資料を受け取る