初出社を終えて、ふと気づく。最初の給料は、いつ入るのか。

答えは会社の締め日と支払日で決まる。組み合わせによっては、入社から約1ヶ月半、入金がないこともある。仕組みと備えを即答する。

この記事の要点

  • 初任給の時期は締め日×支払日で決まる。最大1ヶ月半先になる
  • 月の途中入社は、初月が日割りになる
  • 前職の最終給与も翌月に入ることが多く、実は切れ目は小さい
  • 確認先は労働条件通知書。入社前に資金計画を立てておく

仕組み。締め日と支払日の組み合わせで決まる

給料は「働いた期間(締め)」を区切って、後日「支払日」に払われる。転職後の初任給は、この2つの組み合わせだけで決まる。

  • 月末締め・翌月25日払い|4月1日入社 → 4月分の給料は5月25日。約1ヶ月半先だ
  • 15日締め・当月25日払い|4月1日入社 → 4月1〜15日分が4月25日に日割りで入る
  • 月末締め・当月25日払い(当月払い)|4月分が4月25日に入る。初月から満額に近い入金がある型だ

自分の会社がどの型かは、労働条件通知書か就業規則に必ず書いてある。入社前に受け取る書類で確認できる項目だから、労働条件の確認の際に締め日・支払日もセットで見ておくのが実務になる。

初月が少ない理由。日割りと控除のタイミング

初任給の明細を見て「少ない」と感じる原因は、ほぼ3つに整理できる。

1、日割り計算。締め期間の途中で入社した月は、在籍日数分だけの支給になる。15日入社なら、初月は半月分だ。

2、社会保険料などの控除タイミング。社会保険料は翌月の給与から引く運用の会社が多く、初月は引かれず2ヶ月目からまとめて引かれ始める、という見え方の変化が起きる。住民税も、転職初年度は自分で納付(普通徴収)の期間が挟まることがあり、月給からの天引きが始まる時期は会社の手続き次第になる。

3、通勤手当の精算方法。定期代の支給が前払いか後払いか、初月にまとめてか。ここも会社ごとに違う。

2ヶ月目から平常運転になるのが通常で、初月の変則は間違いではない。不明点は明細を持って人事に聞けば、内訳の説明は普通に受けられる。

備え。無給の谷は、実は小さいことが多い

「1ヶ月半も無給なのか」と焦る前に、前職側の入金も時間軸に載せてほしい。

  • 前職の最終給与も、締めと支払いの関係で退職の翌月に入ることが多い。4月末退職なら、4月分の給料が5月に入る
  • 退職金がある場合、退職後1〜2ヶ月での支給が一般的だ
  • つまり、転職を挟んでも入金が毎月続くケースの方がむしろ普通になる

その上で、備えの基本は2つだ。

  1. 時間軸を1枚に書く。前職の最終給与日・退職金の予定日・新職場の初任給日を並べる。谷があるかは、書けば一目で分かる
  2. 生活費1〜2ヶ月分の現金を確保して入社日を迎える。谷がなくても、引っ越しやスーツ新調など転職前後は出費が重なる時期だ

計算して谷が深い場合は、退職日・入社日の設定側で調整する手もある。有給消化分の給与も最終給与に乗ることを忘れずに(有給を残したまま退職すると損かで書いた通り、消化は金額の話でもある)。

初任給が入ったら。最初にやる2つの確認

最初の満額の給料が入ったら、2つだけ確認してほしい。

1、提示条件との突き合わせ。基本給・手当の額が、労働条件通知書の記載と一致しているか。初回の明細確認は、条件どおりの契約が動いているかの検品だ。ずれがあれば、早いうちに人事へ確認する。

2、手取り率の把握。額面と手取りの差を見て、自分の月の可処分額を確定させる。年収帯ごとの手取りの相場観は年収500万の手取りなどの早見記事と手取り計算ツールで持てる。新しい家計の基準線は、想像ではなく明細の数字で引くこと。

初日の持ち物・服装の準備は初日の持ち物と服装が前の工程だ。給料の時間軸を知っている人は、転職の前後で金の不安に振り回されない。カレンダーに入金日を書き込んだら、あとは仕事に集中するだけなんだわ。

よくある質問

転職後、最初の給料はいつもらえますか?

締め日×支払日で決まる。月末締め翌月払いの4月1日入社なら5月25日で、約1ヶ月半先になる。通知書で確認できる。

初月の給料が少なかったのですが、間違いですか?

日割り・社会保険料の控除タイミング・通勤手当の精算方法が原因のことが大半だ。2ヶ月目から平常になる。

無給の期間をどう乗り切ればいいですか?

前職の最終給与と退職金も時間軸に載せると、谷は小さいことが多い。生活費1〜2ヶ月分の現金確保が基本の備えだ。

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