転職サイトに登録した。「自己紹介文」「プロフィール」の欄がある。何を書くのか。職務経歴書と同じことを書くのか。意欲を書くのか。スカウトが来る書き方はあるのか。現職にバレないか。
先に言う。転職サイトの自己紹介文は、企業の検索に引っかかる欄だ。職種・年数・扱った物・数字・できることを、名詞で並べろ。意欲は要らない。この欄の役割、書く順番、文字数、例文5つ、名詞で書く理由、NG、更新の頻度、匿名性、写真を書く。
先に一文で。転職サイトの自己紹介文は企業やエージェントが登録者を検索して一覧で見る欄なので、職種と年数・業界と扱った商品や技術・実績の数字1つ・できること・次の働き方1行を200〜400字で、検索される名詞(職種名・業界名・商品名・ツール名・資格名)を多めに書き、意欲の言葉と現職の不満と会社名は書かず、月1回は更新日を新しくし、現職と関連会社をブロック設定に入れるのが正解だ。
この記事の要点
- 読まれる欄でなく、検索される欄
- 職種・年数・業界・数字・できること・働き方
- 200〜400字。名詞で
- 会社名は書かない。ブロック設定を使う
この欄の役割
転職サイトの自己紹介文は、企業の採用担当とエージェントが、登録者を検索した時に一覧に出る所だ。検索の条件は、職種、業界、経験年数、スキル、資格、年収、勤務地。一覧には、名前(匿名)、年齢、現職の職種、自己紹介文の最初の数行が出る。
ここで開かれれば、職務経歴の詳細が読まれ、スカウトが来る。開かれなければ、何も起きない。だから、この欄は読まれるための文でなく、検索に引っかかり、一覧で開かれるための文だ。スカウトが来ない原因の全体はスカウトが来ない理由に書いた。
書く順番
| 順 | 書くこと | 例 |
|---|---|---|
| 1 | 職種と年数 | 法人営業8年 |
| 2 | 業界と扱った商品・技術 | IT機器(複合機・ネットワーク機器)の中小企業向け提案 |
| 3 | 実績を数字で1つ | 年間目標達成率118%(2024年度)、3年連続達成 |
| 4 | できること | 新規開拓、既存深耕、4名のチームリーダー、提案書作成、Salesforce |
| 5 | 次の働き方を1行 | 法人営業の経験を活かし、SaaSや無形商材の営業へ |
文字数
200〜400字。上限が1,000字あっても埋めない。一覧に出るのは最初の2〜3行なので、そこに職種・年数・業界・数字を入れる。
例文1。営業
法人営業8年。従業員300名のIT機器販売会社で、中小企業向けに複合機とネットワーク機器の提案営業を担当。新規開拓と既存顧客の深耕の両方を経験し、2024年度は年間目標達成率118%、3年連続で目標達成。2023年から4名のチームリーダーとして新人育成と案件管理を担当。提案書作成、見積、Salesforceでの案件管理が可能。次は、法人営業の経験を活かして、SaaSや無形商材の営業に挑戦したいと考えています。勤務地は東京・神奈川、リモート併用を望みます。
例文2。事務
一般事務・営業事務6年。従業員80名の建材卸売会社で、受発注入力(月400件)、請求書発行、電話・来客対応を担当。2022年に入力ミスの原因分析と確認表の作成で、月3件のミスを月0〜1件に削減。Excel(VLOOKUP・ピボット)、Word、販売管理システム(◯◯)が使えます。日商簿記3級。次は、経理補助や総務を含む事務職で、正確さと手順の見える化を活かしたいと考えています。
例文3。エンジニア
Webアプリケーション開発5年。従業員150名の受託開発会社で、ECサイトと業務システムの開発を担当。Java(Spring Boot)、TypeScript(React)、PostgreSQL、AWS(EC2・RDS)。直近2年は5名のチームで要件定義から運用まで担当し、障害の原因切り分け手順の整備で平均復旧時間を半分に。基本情報技術者。次は、自社サービスの開発で、要件定義から運用までを一貫して担いたいと考えています。
例文4。販売
アパレル販売7年。全国200店舗のカジュアルブランドで、接客、在庫管理、売場作成を担当。2023年から店長として8名のスタッフ管理と売上目標管理を担当し、担当店舗の前年比売上は2年連続105%超。次は、販売の経験を活かして、店舗のマネジメントか、法人向けの営業に移りたいと考えています。
例文5。第二新卒
新卒で従業員500名の食品メーカーに入社し、営業事務を2年。受発注入力(月250件)と納期調整を担当。1年目に納期遅延の連絡漏れをなくす一覧表を作り、問い合わせを月10件から2件に削減。Excel、Word、社内システムの入力。次は、事務の経験を活かして、営業アシスタントか、人事・総務の職種に移りたいと考えています。
名詞で書く理由
企業とエージェントは、キーワードで検索する。「法人営業」「Salesforce」「簿記3級」「React」「店長」。この言葉が本文に入っていれば、検索に出る。「お客様に寄り添う営業を心がけてきました」は、どの検索にも引っかからない。
求人票によく出る言葉を、自分の経験の中から拾って入れる。職務経歴書で検索される言葉の選び方はスカウトが来る職務経歴書の書き方に書いた。自己紹介文は、その要約版だ。
書いてはいけないこと
| NG | 理由 |
|---|---|
| 成長したい・挑戦したい・貢献したい | 検索されない。全員が書く |
| 現職の不満 | 企業側が読む。印象が落ちる |
| 抽象語(コミュニケーション能力・責任感) | 検索されない |
| 経歴の全部を時系列で | 長くなり、一覧で切れる。詳細は職務経歴の欄に |
| 会社名 | 現職にバレる元。規模と業界で書く |
| 年収の条件 | 別の欄がある。本文には書かない |
更新の頻度
月1回、どこかを直して更新日を新しくする。企業とエージェントの検索は、更新日が新しい順に並ぶことが多い。3か月更新がないと、一覧の下に沈む。更新の中身は、数字の更新、資格の追加、できることの追記。線はスカウト用のレジュメの更新頻度に書いた。
匿名性
- 会社名を書かない。「従業員300名のIT機器販売会社」
- 現職と関連会社を、サイトのブロック機能に登録する
- 業界が狭く、商品と数字が特徴的なら、数字を丸めて(118%→110%以上)、商品名を種類で書く
- 顔写真は、登録が任意なら載せない。載せる設定でも、企業に公開しない設定にする
写真
任意なら載せなくていい。スカウトの数に写真はほぼ関係しない。載せるなら、履歴書の写真と同じ基準で。
よくある質問
職務経歴書の職務要約と同じ文を貼っていいか
いい。同じ中身で、名詞を多めにして、最後の1行を「次の働き方」にする。職務要約の書き方は職務経歴書の職務要約の書き方に書いた。
複数の転職サイトに登録している。同じ文でいいか
いい。サイトごとに変える必要はない。更新は全部のサイトで同じ日にやる。
実績の数字がない
件数、頻度、期間、人数で作る。「月400件の受注処理」「8名のスタッフ管理」「2年連続」。金額や率がなくても、数字は作れる。
転職の資料をLINEで無料配布中
転職サイトの自己紹介文の記入表(5つの箱と検索される名詞の選び方)と、職種別の例文10本を公式LINEで無料配布している。読まれる文でなく、検索される文を書く。



