昨日まで数千あったインプレッションが、突然数百に落ちた。何か悪いことをしたのか。シャドウバンなのか。焦って検索している、その状態から話を始める。

まず落ち着いてほしい。インプレッションの急減は、原因が5つしかない。そして大半は自分で確認して、自分で直せる。順に切り分けていけば、あなたのケースの原因は今日特定できる。

この記事の要点

  • 原因は5つ。反応率・テーマのブレ・外部リンク・仕様変更・頻度低下だ
  • シャドウバンを疑う前に、直近10投稿の反応率を見る
  • 回復の王道は1つ。勝ちパターンに戻って小さい実績を2週間積み直す
  • 数字が死んでいる時期は、分析と仕込みの時期として使う

切り分けの前に。インプレッションの決まり方

対処の前に、仕組みを1つだけ理解しておく。あなたの投稿がどれだけ表示されるかは、直近の投稿の実績で決まる。

反応(返信・いいね・プロフィールクリック・滞在)が良い投稿を出し続けているアカウントは、次の投稿も広く配られる。反応が悪い投稿が続くと、配る範囲が絞られる。つまりインプレッションは残高のようなもので、直近の投稿の質が、次の投稿の初速を作る。

この仕組みが頭に入ると、急減の原因の切り分けは簡単になる。

原因1、反応率の低下。シャドウバンの正体はほぼこれだ

最初に確認するのはここだ。直近10投稿の反応率(反応数÷インプレッション)を、その前の10投稿と比べる。

インプレッションが減る前に、反応率が先に落ちていないか。落ちているなら、原因は表示側ではなく投稿側だ。反応の悪い投稿が続いたことで、配られる範囲が絞られた。これが急減の最多パターンで、多くの人がシャドウバンと呼んでいるものの正体は、この反応率低下の言い換えであることがほとんどになる。

対処は、過去の勝ちパターンへの回帰だ。自分のアカウントで過去に反応が良かった投稿を10本並べて、テーマと型を確認し、そこに一度戻る。新しい挑戦は、数字が回復してからやればいい。

原因2、テーマのブレ。フォロワーとのズレは数字に出る

次に、直近の投稿テーマを見る。伸びた時期のテーマから、ズレていないか。

転職の話でフォロワーが付いたアカウントが、投資の話を混ぜ始める。フォロワーは反応しない。反応率が落ちる。配られなくなる。この連鎖だ。伸びないときの点検で書いた通り、テーマを移すこと自体は選択としてあり得るが、中途半端に混ぜるのが一番数字を壊す。

対処は2択になる。伸びたテーマに軸足を戻すか、移ると決めて一時的な落ち込みを受け入れるか。決めることが対処だ。

原因3、外部リンク。連発は初速を確実に削る

直近の投稿に、外部リンク付きが増えていないか。

プラットフォームは、ユーザーを外部に逃がす投稿を優先しない。noteやブログの更新告知をリンク付きで連発すると、その投稿だけでなくアカウント全体の初速が渋くなっていく傾向は、広く観測されている。

対処はリンクの置き場所の変更だ。

  • 本文はリンクなしで完結させる。記事の中身の一番おいしい部分を投稿にする
  • リンクは返信欄に置く。本文で興味を作ってから、返信で案内する
  • プロフィールに常設する。読者は興味を持てばプロフィールまで来る。noteへの導線の作り方で書いた通り、プロフィールが売り場の入口になる

原因4と5、仕様変更と頻度低下。自分以外と自分の基礎

残りの2つは確認だけしておく。

仕様変更。プラットフォーム側の調整で、全体の数字が動く時期がある。確認方法は、同ジャンルの他のアカウントも同時期に減っているかだ。全体で減っているなら、あなたのせいではない。打ち手も特になく、投稿の質を保って波が過ぎるのを待つのが正解になる。

頻度低下。忙しくて投稿が減ると、配られる実績も減る。急減の前に、投稿間隔が空いていなかったかを見る。対処は時間帯と予約投稿の記事で書いたまとめ書き+予約の運用で、頻度の谷を作らないことだ。

回復の動き方。2週間の実績の積み直し

原因が特定できたら、回復の動きは1つに集約される。小さい勝ちを2週間積み直す。

  1. 勝ちパターンのテーマと型に戻す
  2. リンクなしの本文完結投稿を、山の時間帯に1日1〜2本置く
  3. 返信には丁寧に返す(返信のやり取りは反応率の中でも重い)
  4. 数字はインプレッションではなく反応率で見る。反応率が戻れば、インプレッションは遅れて戻る

そして、数字が死んでいる期間を腐って過ごさないことだ。この期間は、分析と仕込みに一番向いている。伸びていた頃の自分の投稿の分解、ネタ帳の補充、プロフィールの見直し。フォロワーの増やし方の基本に戻る時間として使えば、回復後の伸びが変わる。

あわせて検索される疑問に、先に答えておく

本当のシャドウバンかどうか確かめる方法はあるか

ログアウトした状態や別アカウントから、自分の投稿が検索結果や返信欄に表示されるかを確認する方法が知られている。ただし、仮に制限が掛かっていたとしても、原因は攻撃的な投稿・スパム的な連投・通報の蓄積など行動側にあることが多く、対処は結局「問題行動をやめて通常の投稿を続ける」に戻る。犯人探しより、反応率の立て直しに時間を使う方が回収が早い。

インプレッションは多いのに収益につながらない

それは急減とは別の、導線の問題だ。表示されても、プロフィール→固定投稿→note・LINEという動線が組まれていなければ、数字は素通りしていく。インプレッションを追う段階の次は、プロフィールクリック率と導線のクリック率を見る段階になる。売り場側の整え方はnoteの始め方が本編だ。

一度落ちたアカウントは捨てて作り直すべきか

ほぼ全てのケースで、作り直しは損だ。フォロワーとの関係も過去の実績もゼロになる。反応率の立て直しは2週間から1ヶ月で効き始めるのに対し、ゼロからの再構築は数ヶ月かかる。作り直したくなる気持ちは、点検と地道な積み直しから逃げたい気持ちの別の顔であることが多いんよ。

よくある質問

Xのインプレッションが急に減ったのはなぜですか?

反応率低下・テーマのブレ・外部リンク連発・仕様変更・頻度低下の5つに絞られる。順に確認すれば今日特定できる。

インプレッションはどうすれば回復しますか?

勝ちパターンに戻り、リンクなしの投稿で小さい実績を2週間積み直す。反応率が戻ればインプレッションは遅れて戻る。

外部リンクを貼るとインプレッションは下がりますか?

下がる傾向は広く観測されている。本文は完結型にして、リンクは返信欄かプロフィールに置く形へ切り替えることだ。

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