採用の形
メンバーシップ型雇用
めんばーしっぷがたこよう
職務を限定せず、会社の一員として採用し、配属や異動を会社が決める日本の伝統的な雇用の形のこと。新卒一括採用・年功的な昇給・ゼネラリスト育成とセットで機能してきた。
よくある誤解
「メンバーシップ型は時代遅れで、ジョブ型が正しい」という二項対立は雑すぎる。職務を限定しない分、未経験の仕事に社内で挑戦できる、景気変動時に配置転換で雇用が守られやすいという利点は実在する。問題は、専門性が積み上がりにくいまま年齢だけ重ねると、社外に出た時の値段がつきにくくなることだ。制度の優劣ではなく、自分の市場価値がどちらで育つかで見る。
実務でどう関わるか
実務での自衛は、メンバーシップ型の会社にいながら、職務経歴をジョブ型の言葉で記録し続けることだ。異動のたびに、その職務で何を変えたかを数字で残す。これをやらないと、10年後の職務経歴書が「◯◯部に所属」の羅列になる。転職市場はジョブ型の言葉で動いているから、翻訳できない経歴は安く買われる。会社の型は選べなくても、自分の記録の型は選べる。
