制度・給付
労働局(雇用環境・均等部)
ろうどうきょく
都道府県ごとに置かれた厚生労働省の出先機関のこと。その中の雇用環境・均等部(室)は、育休・妊娠出産に関わる不利益取り扱いやハラスメントの相談を扱う専門窓口になる。
よくある誤解
労働基準監督署と混同されやすいが、役割が違う。労基署は賃金・労働時間など労働基準法まわりの監督機関で、育休明けの不利益・マタハラ・パワハラの相談の本丸は労働局の雇用環境・均等部(室)の方だ。「相談したら会社にバレて居づらくなる」という不安もあるが、あなたの同意なく会社に連絡されることは基本的にない。
実務でどう関わるか
実務での使い方は3段階ある。1段目は電話相談で、状況を話して法的な位置づけと選択肢を教えてもらう(無料・匿名可)。2段目は行政による助言・指導で、労働局から会社へ是正を促してもらう。3段目は調停で、裁判より軽い手続きで解決案を作る。どの段階でも、日時・発言・書類の記録があるほど話が速い。育休明けのトラブルで1人で会社と向き合う前に、まずここに電話する——この順番を覚えておくだけで、選択肢の数が変わる。
