面談から3日、返信が来ない。催促したいが、急かすと印象が悪くなる気がして送信できない。その遠慮、実は逆効果だ。
先に答えを言う。催促は3営業日待てば失礼にならない。むしろ返信や確認の早い求職者ほど、「動きのある案件」として優先される。遠慮して沈黙する方が、優先度の下がる原因になる。
この記事の要点
- 通常の連絡は1〜3営業日で来る。3営業日超えたら催促は正当
- 選考に関わる連絡は2営業日で確認していい。待つ方が損
- 催促文の型は「確認+こちらの情報提供」。詰める形にしない
- 催促後3営業日動かなければ、窓口経由→担当変更→併用へ進む
遅いの基準。連絡の種類で線が違う
一口に「遅い」と言っても、連絡の種類で正常な待ち日数が違う。ここを知らないと、正常範囲で焦るか、異常なのに待ち続けるかのどちらかになる。
| 連絡の種類 | 通常 | 催促していいライン |
|---|---|---|
| 面談後の求人紹介 | 2〜3営業日 | 3営業日超 |
| 応募後の書類選考結果 | 3日〜1週間 | 1週間超 |
| 面接日程の調整 | 1〜2営業日 | 2営業日超 |
| 面接結果の連絡 | 3日〜1週間 | 1週間超 |
| こちらの質問への返信 | 1〜2営業日 | 3営業日超 |
見ての通り、日程調整だけはラインが早い。あなたの返事を企業が待っている状態だから、ここの停滞は選考自体を壊す。逆に選考結果は企業側の都合で伸びるので、エージェントを催促しても出てくるものではない(面接結果が1週間来ない時の見方で書いた)。
そのまま使える催促文。詰めずに、渡す
催促文の鉄則は1つ。状況を詰めるのではなく、相手が動きやすい情報を渡す。
「お世話になっております。◯日にご相談した求人紹介の件、状況を確認させていただけますか。なお、希望条件のうち年収は◯◯万円まで広げられますので、その範囲でもご紹介いただけると嬉しいです」
後半の1文が肝だ。ただ「まだですか」と聞くだけの文面は、担当のタスクの山に「返信に困る連絡」として積まれる。条件の緩和・補足情報・期限のどれかを添えると、担当は今日動ける理由を持てる。
日程調整の催促なら、こうだ。
「◯社の面接日程の件、その後いかがでしょうか。私は今週◯日と◯日の午後が空いています。企業様をお待たせしないよう、早めに確定できると助かります」
候補日を再提示して、締切の意識を共有する。これで動かない担当はほぼいない。
遅い理由は3つ。どれかで次の手が変わる
催促して返ってきた反応で、遅さの原因を見分けられる。
1、繁忙・見落とし型。催促にすぐ謝罪と返信が来る。これは事故で、以後は普通に回ることが多い。様子見でいい。
2、在庫切れ型。「お探ししています」という中身のない返信が続く。あなたに紹介できる求人が手元にない状態だ。この場合、催促を重ねても出てこない。条件の優先順位を渡して幅を作るか、求人の型が違うエージェントを足すのが正しい手になる。
3、優先度型。返信は来るが常に遅く、紹介も薄い。転職時期が曖昧な人、条件の厳しい人はここに入りやすい。「◯月までに決めたい」と期限を言い切ると、扱いが変わることが多い。
どの型か判然としないまま遅さが続くなら、話は催促の域を超えている。放置された時の対処の順番に進んでほしい。催促→担当変更→併行→見切りの順で書いてある。
待つ間に転職活動を止めない
一番もったいないのは、返信待ちの数日間、活動全体が止まることだ。待ち時間にやることを2つ置いておく。
1つ目、スカウト型を併走させる。エージェントの返信を待つ構図と逆で、登録して職務経歴を置いておけば、向こうから声が掛かる。待ち時間がそのまま母集団作りになる。
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登録後の流れ|① 経歴を登録する → ② スカウトを待ちながら他社の返信も待つ → ③ 良い声掛けだけ面談する
2つ目、応募書類を磨いておく。紹介が再開した瞬間に最速で応募できる状態を作る。職務経歴書の自己PRの直し方はこの待ち時間にやる作業として一番割がいい。
よくある誤解
「催促するとブラックリストに載る」。載らない。エージェントの内部評価で下がるのは、連絡を無視する・面接をドタキャンする・虚偽の経歴を出すといった行為で、3営業日後の丁寧な催促は業務上の普通の連絡だ。
「遅いのは自分の市場価値が低いから」。半分違う。遅さの主因は担当の繁忙と求人在庫で、あなたの価値の査定結果ではない。ただし条件が厳しくて紹介が細い場合はあるので、それは催促でなく条件の相談で解く。
よくある質問
土日を挟んだ場合、催促のタイミングはどう数えますか?
営業日で数える。金曜に連絡して月曜に返信がなくても、経過は1営業日だ。多くのエージェントは土日休みなので、週明けの水曜まで待ってから催促すると、繁忙の言い訳が立たない状態で確認できる。
電話とメール、催促はどちらでするべきですか?
記録が残るメール(または連絡アプリ)が基本だ。日程調整など今日中に動かしたい件だけ電話にする。電話で話した内容も「先ほどのお電話の件、念のため書面でも」と残しておくと、言った言わないを防げる。
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