応募先から「一次選考はAI面接です」と案内が来た。人間ではなくAIが面接をする。何を聞かれるのか。どう評価されるのか。録画面接と何が違うのか。カンペを見てもバレないのか。

先に言う。AI面接で見られているのは、話の中身が状況・行動・結果の順で出ているかと、答えの一貫性だ。人間の面接官に向けた愛想は要らない。仕組み、録画面接との違い、聞かれること、評価の観点、環境、対策、カンペの線、落ちる人の型、結果の出方を書く。

先に一文で。AI面接はAIが質問して回答を録音・録画し内容に応じて深掘りを返す選考で、見られるのは話の中身が状況・行動・結果の順で具体的に出ているかと答えの一貫性と聞き取りやすさであり、静かな場所と安定した回線を用意し、経験を3つ用意して各々を状況・行動・結果・学びの順で1分で話す練習をし、カンペは要点の単語だけにして読まず、抽象語で答えないのが正解だ。

この記事の要点

  • AIが質問し、回答に深掘りが返る
  • 見られるのは中身の順序と一貫性
  • 経験3つを状況・行動・結果・学びで用意
  • 抽象語で答えると深掘りが続いて崩れる

AI面接の仕組み

企業が導入しているAI面接のサービスに、スマホかPCでアクセスして受ける。指定された期間(数日〜1週間程度が多い)の中で、自分の都合のいい時間に始められる。所要時間は30分〜1時間程度が多い。

AIが音声か画面の文字で質問し、あなたが話した内容を録音・録画する。回答の内容を解析して、次の質問が変わる。「その時、あなたは具体的に何をしましたか」「結果はどうなりましたか」「それを今の仕事でどう使っていますか」のように、1つの経験を深く掘る。

評価結果は企業に届き、企業がそれを見て次の選考に進めるかを決める。AIが合否を決めるのでなく、企業が判断する材料の1つとして使われるのが普通だ。

録画面接との違い

録画面接AI面接
質問決まった質問が順に出る回答の内容で次の質問が変わる
深掘りないある。1つの経験を何段も掘る
撮り直しできることが多いできないことが多い
時間1問1〜2分、全体10〜20分30分〜1時間
見られる物話し方と内容内容の順序、一貫性、話し方

録画面接は準備した答えをそのまま話せる。AI面接は、準備した答えの先を聞かれる。録画面接の型は録画面接のコツに書いた。

何を聞かれるか

質問深掘りの例
自己紹介をしてくださいなし。ここは短く
これまでの経歴を教えてください一番力を入れた仕事は何ですか
力を入れた経験についてその時の状況は。あなたの役割は。具体的に何をしましたか。結果は。何を学びましたか
困難を乗り越えた経験何が困難でしたか。どう対処しましたか。周りをどう動かしましたか
転職理由それは今の会社では実現できませんか
志望理由他社ではなくなぜこの会社ですか

人間の面接と質問は大きく変わらない。変わるのは深掘りの執拗さだ。「頑張りました」「工夫しました」と答えると、「具体的には何をしましたか」が返り続ける。

評価の観点

観点見られていること
内容の順序状況→自分の行動→結果→学び、の順で出ているか
具体性数字、人数、期間、行動の中身があるか
一貫性経歴・転職理由・志望理由がつながっているか。最初の答えと深掘りの答えが矛盾しないか
話し方聞き取れる速さと声の大きさ。長い沈黙がないか
質問との対応聞かれたことに答えているか

愛想、笑顔、雰囲気は、人間の面接ほど重くない。中身で通る。

受ける環境

  • 場所。静かで、人の声や生活音が入らない部屋。カフェや車の中は避ける。家に場所がない時はWeb面接の部屋がない時の線で探す
  • 回線。有線か、安定したWi-Fi。途中で切れると、やり直せないことがある
  • 機材。PCが安定する。スマホなら固定して、目線の高さに置く。イヤホンは有線かマイク付きの物で、音声を拾いやすくする
  • 服装。人間の面接と同じにする。録画は企業の人も見る
  • 時間。期限の前日までに終える。最終日にトラブルが起きると受け忘れになる

Web面接の環境の全体はWeb面接のコツに書いた。

対策の順番

  1. 経験を3つ選ぶ。力を入れた仕事、困難を乗り越えた経験、周りを動かした経験
  2. それぞれを、状況・自分の行動・結果・学びの4つに分けて書く。数字と人数と期間を入れる
  3. 各々を1分で話す練習をする。スマホで録音して聞き返す
  4. 深掘りの想定を作る。「具体的に何をしましたか」「なぜそうしましたか」「結果はどう測りましたか」に答えを用意する
  5. 自己紹介は30秒〜1分。型は面接の自己紹介1分に書いた
  6. 転職理由と志望理由を、経験とつなげる

失敗経験の話し方は転職面接の失敗経験の答え方に書いた。AI面接でも同じ順で話す。

カンペと別のAIを使うことの線

やること判断
要点の単語をメモして手元に置く通る。読まずに、順番の確認に使う
文章のカンペを読む目線と声が単調になり、録画で分かる。深掘りに答えられなくなる
別のAIに答えを生成させて読む深掘りで崩れる。自分の経験でない答えは、次の質問で矛盾する
練習で別のAIに質問役をさせるいい。深掘りの練習になる

カンペは要点の単語だけにする。文章を読んだ答えは、人間にもAIにも分かる。Web面接でカンペがバレる理由はWeb面接でカンペはバレるかに書いた。

落ちる人の型

型起きていること
抽象語で答える「頑張った」「工夫した」で止まり、深掘りに答えられない
質問と答えがずれる聞かれたことと違う話をする
一貫性がない転職理由と志望理由が矛盾、最初の答えと深掘りの答えが違う
話し方声が小さい、早口、沈黙が10秒以上
環境雑音、回線切れ、暗い画面
期限切れ受け忘れ。最終日に回線トラブル

人間の面接で通る人が、AI面接で落ちることがある。愛想と雰囲気で持っていたぶんが、AIには届かないからだ。中身の順序を作れば通る。

結果の出方

AI面接の結果は、企業から通常の選考結果と同じ形で届く。AIの評価そのものが本人に開示されることは少ない。通った後は人間の面接に進む。AI面接で話した内容は企業の担当者も見られるので、人間の面接で話す内容と揃える。ここでずれると、一貫性の問題になる。

よくある質問

AI面接は意味がないと聞いた

企業側は、一次の絞り込みの手間を減らすために使っている。応募者にとって意味があるかでなく、通らないと次に進めない選考だ。中身を作れば通る。

AI面接でうまくいかなかった。もう終わりか

AI面接は多くの企業で一次の絞り込みの材料の1つだ。全部が決まるわけではない。他の応募先の準備を止めない。

何時に受けるといいか

自分の声が一番出る時間に。朝一番は声が出にくい人がいる。深夜は疲れが声に出る。日中か夕方の、静かな時間帯を選ぶ。

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