「転職エージェントは使うな」という話を聞いた。手数料の分、採用されにくいとも。だが1人で転職活動をする自信もない。使うべきか、使わないべきか。
先に言う。エージェントが合わない人は、いる。決まった会社があり、条件が固まっていて、自分で動ける人だ。使わない転職の道は4つある。仕組み、使わない方がいい人、使った方がいい人、使わずに転職する4つの方法、併用の形を書く。
先に一文で。転職エージェントは企業が紹介手数料を払う仕組みで担当者に目標があるため、応募先や条件が固まって自分で動ける人には向かず、初めての転職や非公開求人が要る業界や書類の準備を1人でできない人には向き、使わないなら直接応募・転職サイトのスカウト・リファラル・ハローワークの4つの道があり、手数料の壁がある会社は直接応募、非公開求人はエージェントと使い分けるのが正解だ。
この記事の要点
- 企業が手数料を払う仕組み。担当者に目標がある
- 応募先と条件が固まった人は使わなくていい
- 初めての転職と非公開求人が要る人は使う
- 使わない道は直接応募・スカウト・紹介・ハローワーク
エージェントの仕組み
エージェントは、あなたが入社した時に企業から紹介手数料(年収の3割前後が相場)を受け取る。あなたは無料だ。担当者には月ごとの応募数や決定数の目標があり、あなたを早く、手数料の高い求人に決めるほど評価される。
この仕組みは悪ではない。ただ、担当者の都合とあなたの都合がずれる場面が出る。ずれを知った上で使うか、使わないかを決める。
使わない方がいい人
| 特徴 | 理由 |
|---|---|
| 応募したい会社が決まっている | その会社の採用ページから直接応募した方が早く、手数料の壁もない |
| 勤務地・年収・職種の条件が固まっている | エージェントの提案の幅を必要としない |
| 書類と面接の準備を1人でできる | エージェントの添削と対策の価値が薄い |
| 急かされるのが苦手 | 担当者の目標と、あなたのペースがずれる |
| 年収が手数料の壁に当たる | 中小企業や地方の企業は、手数料を払う採用をしないことがある |
| 同じ業界での転職で、知り合いの紹介が使える | リファラルの方が通りやすい |
使った方がいい人
| 特徴 | 理由 |
|---|---|
| 初めての転職で、年収や職種の相場が分からない | 市場の目線を1回入れると、条件の決め方が変わる |
| 非公開求人が多い業界(管理職・専門職・外資) | エージェント経由でしか出ていない求人がある |
| 書類と面接の準備を1人でできない | 添削と模擬面接を無料で受けられる |
| 在職中で時間がない | 日程調整と条件交渉を代わりにやってくれる |
| 年収交渉が苦手 | 間に入ってもらえる |
どのエージェントも同じに見える理由は転職エージェントはどこも同じかに、何社使うかは転職エージェントは何社併用するかに書いた。
使わずに転職する4つの方法
| 方法 | やり方 | 向く人 |
|---|---|---|
| 直接応募 | 企業の採用ページから応募。書類は自分で用意 | 応募先が決まっている人 |
| 転職サイトのスカウト | 転職サイトに経歴を登録し、企業やヘッドハンターからの連絡を受ける | 自分の市場価値を知りたい人、待ちながら探したい人 |
| リファラル(知り合いの紹介) | 知人が働く会社に、その人経由で応募する | 同じ業界で人脈がある人 |
| ハローワーク | 求人を検索して応募。紹介状が出る | 地元の中小企業を探す人、失業保険を受けながら探す人 |
直接応募は、企業に手数料がかからない。同じ評価の人が2人いれば、直接応募の人が選ばれることがある。ハローワークの使い方はハローワークを使う人に書いた。
併用の形
使うか使わないかの二択にしなくていい。
- 応募したい会社が決まっている→直接応募
- 非公開求人を見たい業界→エージェント1社
- 市場価値を知りたい→転職サイトのスカウトを1つ登録して放置
- エージェントに紹介された求人を直接応募したくなった→エージェント紹介の求人に直接応募できるかの線を見る
私は4回転職した。エージェントを使った回も、使わなかった回もある。使った時に助かったのは日程調整と年収の相場感で、使わなかった時に助かったのは自分のペースで決められたことだ。どちらが正しいかではなく、その時の自分に何が足りないかで選ぶ。
募集しているかの聞き方と2分の台本は求人に電話で問い合わせる方法に書いた。
よくある質問
エージェントを使わないと非公開求人は見られないか
見られない物がある。ただし非公開求人の全部が良い求人ではない。急募や、条件を公開しにくい求人も混ざる。非公開だから良い、とは思わない。
直接応募とエージェント経由の両方で同じ会社に応募してしまった
企業側で重複が分かり、どちらの経路かでエージェントと企業が調整する。先に届いた方が有効になることが多い。重複は避け、応募の窓口は1つにする。
エージェントを断ってから直接応募したい
紹介された求人は、一定期間はそのエージェント経由が優先される契約が企業とエージェントの間にある。期間を担当者に確かめてから動く。
転職の資料をLINEで無料配布中
エージェントを使う・使わないの判定表(6つの問い)と、直接応募の書類の揃え方を公式LINEで無料配布している。使うかどうかより、何に使うかを先に決める。


