新卒で入った会社を1〜2年で辞めた。次は大手に行きたい。だが検索すると「第二新卒で大手は無理」と出てくる。本当に無理なのか。

先に言う。無理ではない。枠が小さいだけだ。枠が小さい場所に、通る条件を持たずに出すから「無理」になる。通る人の条件、大手子会社という入口、落ちる応募の型を書く。

先に一文で。第二新卒で大手に入るのは無理ではないが枠が小さく、通るのは学歴・前職の会社規模・専門性のどれかを持ち志望動機を事業に寄せられる人で、条件が揃わない人は大手子会社・グループ会社を入口にして数年後に本体や別の大手を狙うのが正解だ。

この記事の要点

  • 大手の第二新卒枠は小さい。競合は新卒で入れなかった層と大手から大手の層
  • 通る人の条件は3つ。学歴、前職の会社規模、専門性のどれか
  • 大手子会社・グループ会社は枠が広い。本体への転籍の経路もある
  • 落ちる型は、志望動機が知名度、転職理由が不満

なぜ「無理」と言われるか。枠の話

大手の中途採用は、即戦力の経験者が中心だ。第二新卒のポテンシャル採用枠を設けている大手はあるが、数が少ない。そこに、①新卒で大手に入れず第二新卒で再挑戦する層、②大手から大手へ移る層、③大手の第二新卒枠を狙って準備してきた層が集まる。

倍率が高いのは、大手が第二新卒を嫌っているからではなく、枠に対して応募が多いからだ。大手が第二新卒に求めているのは、学歴、志望の強さ、前職で培った基礎の3つで、これは大手エージェントの解説でも揃っている。

通る人の3条件。どれか1つ

条件中身なぜ効くか
学歴大手の新卒採用で見られる水準の大学大手の第二新卒枠は、新卒採用の延長で見られる
前職の会社規模大手か、業界で知られた中堅大手で働く水準を一度通過した証明になる
専門性資格が要る職種(経理・法務・エンジニア)や、数字で示せる実績即戦力に近い評価を受けられる

3つのどれかがあれば、大手本体の第二新卒枠に出す価値がある。どれもない人は、次の入口を先に使う。

大手子会社・グループ会社という入口

大手の定義を本体に限らなければ、選択肢は数倍になる。

入口待遇本体への経路
大手本体小さい高い
大手子会社・グループ会社広い本体に近い会社もある転籍・出向の制度がある会社がある
大手の地域会社・機能会社広い本体より低め実績次第
業界の中堅広い会社次第数年後に大手の経験者採用へ

子会社で数年働いて実績を作り、大手の経験者採用に出す経路は、第二新卒で本体に直接出すより通る確率が高い。25歳で子会社、28歳で本体か別の大手、という2段で考える。

第二新卒の期限は第二新卒はいつまでかに書いた。「第二新卒はやめとけ」と言われる理由は別記事へ。

第二新卒の採用実績がある大手の見分け方

  1. 求人票に「第二新卒歓迎」「社会人経験3年未満可」の記載がある
  2. 採用サイトに第二新卒の入社者のインタビューがある
  3. 新卒採用の「既卒・第二新卒応募可」の枠を設けている(新卒採用の枠で受けられる大手がある)
  4. エージェントに「第二新卒の採用実績がある大手」と聞く。エージェントは企業ごとの実績を持っている

4つ目が最も早い。第二新卒でエージェントを使うべきかの判断は別記事に書いた。

落ちる応募の型。2つ

1、志望動機が知名度と安定。「大手で安定して働きたい」は、どの大手にも当てはまり、その会社の理由になっていない。事業と職種に寄せる。「◯◯の事業で、前職で培った◯◯を使って◯◯をやりたい」まで言う。

2、転職理由が前職の不満。大手は第二新卒に「なぜ短期で辞めたか」を最も見る。不満を並べると、「うちでも同じ理由で辞める」と読まれる。事実を1文、学びを1文で終える。

「前職では◯◯を担当しましたが、事業の方向と自分がやりたい◯◯にずれがあり、早い段階で環境を変える判断をしました。短期で辞めた分、次は事業と職種を先に確かめて選んでいます。」

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第二新卒の採用実績がある大手・子会社を絞るなら

第二新卒の採用実績がある大手と子会社は、公開求人だけでは見分けにくい。第二新卒を専門に扱い、企業ごとの採用実績を持つ窓口で絞ると、落ちる応募が減る。

  • 向いている人:第二新卒で大手か大手子会社を狙い、採用実績のある会社に絞って出したい人。転職理由の答え方を固めたい人
  • 向かない人:3条件が揃っていて、大手本体の第二新卒枠に直接出せる人。30代の人

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登録後の流れ|① Web入力で登録(数分。職務経歴書は未完成でいい) → ② 担当から連絡が入り、面談の日程を決める → ③ 面談で第二新卒の採用実績がある大手・子会社を聞き、転職理由の答えを固めて応募する

面談で聞くのは「第二新卒で大手か子会社に入った人の実例」の1点でいい。答えられない窓口は、実績を持っていない。

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中小から大手を狙うなら中小企業から大手への転職は難しいのかだ。

よくある質問

第二新卒で大手に入っても、また辞めたくなりませんか?

大手の環境が合うかは、知名度では分からない。事業・職種・配属先の働き方で決まる。志望動機を事業と職種に寄せる作業は、自分が続けられる会社かを確かめる作業でもある。

学歴が高くありません。大手は諦めるべきですか?

本体の第二新卒枠は難しいが、子会社・グループ会社・業界の中堅は学歴の比重が低い。そこで実績を作って経験者採用に出す経路なら、学歴は問題になりにくい。

第二新卒で大手から大手に移りたいです

前職の会社規模の条件を満たしているので、本体の第二新卒枠に出す価値がある。ただし転職理由の答え方は同じく見られる。短期で辞めた理由を事実と学びで答える。

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