独立したら、自由に時間を使えると思っていた。ところが、朝から夜まで働いている。休日も連絡を返している。フリーランスは1日何時間働くのが普通なのか。どう決めればいいのか。
フリーランスの労働時間は、誰も決めてくれない。決めないと、朝から夜まで働き続ける。先に終わりの時間を決め、稼ぎたい額から逆算して働く時間を出せ。時間を増やす前に、単価と断る仕事を見直せ。
この記事の要点
- 終わりの時間を決める人がいないので、決めないと長くなる
- 稼ぎたい額と単価から逆算して、月と1日の時間を出す
- 時間を増やす前に、単価、断る仕事、仕組み化の3つを見直す
- 作業の時間と連絡の時間を分ける
労働時間が長くなる理由
| 理由 | 中身 |
|---|---|
| 終わりを決める人がいない | 定時がないので、誰も止めない |
| 仕事を断れない | 収入が減る不安で全部受ける |
| 単価が低い | 収入を時間で埋めるしかない |
| 連絡に即応する | 作業が細切れになり、長く働いても進まない |
1日何時間働くかの決め方
| 順 | 出す物 | 中身 |
|---|---|---|
| 1 | 月の手取りの目標 | 暮らしに要る額と貯金 |
| 2 | 月の売上の目標 | 手取りに、税金と社会保険料と経費を足す |
| 3 | 時間あたりの単価 | 今の仕事の報酬を、かかった時間で割る |
| 4 | 月に働く時間 | 売上の目標を単価で割る |
| 5 | 1日に働く時間 | 月に働く日数で割る |
| 6 | 終わりの時間 | 始める時間に足して、終わりを決める |
計算の例
| 項目 | 例 |
|---|---|
| 月の売上の目標 | 50万円 |
| 時間あたりの単価 | 5,000円 |
| 月に働く時間 | 50万円÷5,000円で100時間 |
| 月に働く日数 | 20日 |
| 1日に働く時間 | 5時間 |
単価が2,500円なら200時間、1日10時間になる。長すぎると感じたら、時間でなく単価を見直す。単価の決め方はフリーランスの単価の決め方に書いた。
作業の時間と連絡の時間を分ける
| 時間 | 中身 |
|---|---|
| 作業の時間 | 通知を切って、まとめて作業する |
| 連絡の時間 | 決めた時間にまとめて返す |
| 終わりの時間 | 決めた時間に作業も連絡も止める |
客には「連絡は◯時と◯時にまとめて確認しています」と一度伝えておく。急ぎの連絡の手段だけ別に決める。1日の組み方はフリーランスの時間管理に書いた。
時間を増やさずに収入を上げる3つ
| 方法 | 中身 |
|---|---|
| 単価を上げる | 新しい客から上げ、次に更新の時期の客へ |
| 断る仕事を決める | 単価が低い、修正が多い、連絡の多い仕事は受けない |
| 繰り返す作業を仕組みにする | 請求、見積、定型の返事、下書きをひな形とAIで短く |
週3日だけ働く形の現実はフリーランスで週3だけ働くに書いた。
休日の決め方
| 決めること | 中身 |
|---|---|
| 休む曜日 | 週に何日休むかを先に決める |
| 休日の連絡 | 返さないか、返すなら時間を決める |
| 長い休み | 年に何回取るかを先に決め、客に早めに伝える |
家族がいる時の時間の組み方
家族の予定を先に置き、残りの時間に作業を入れる。保育園の送り迎えや食事の時間を先に決めると、終わりの時間が自然に決まる。家族の時間を減らさない働き方はフリーランスと家族の時間に書いた。
長く働きすぎているサイン
| サイン | 動き方 |
|---|---|
| 休日も仕事のことを考え続ける | 休む曜日を決め直す |
| 眠りが浅い | 終わりの時間を早める |
| 単価の低い仕事で埋まっている | 断る条件を決める |
| 作業が進まないのに長く座っている | 連絡の時間を分ける |
私はフリーランス4年目で、男性で1年の育休を取った経歴がある。
働く時間は、稼ぎたい額と家族の時間から先に決め、残りに仕事を入れる形にすると長くならない。時間で埋めるより、単価と受ける仕事を選ぶ方が、同じ収入で時間が残る。
会社を出た人の単価の決め方と断り方は、私が運営しているメンバーシップ孔明の自由帳で週2本出している。何が読めるかは募集ページに書いてある。中身と向かない人は孔明の自由帳とはに書いた。
よくある質問
フリーランスは会社員より長く働くのか
決めなければ長くなりやすい。決めれば会社員より短くできる。通勤と会議がない分、同じ仕事を短い時間で終えられることが多い。
独立1年目は長く働くべきか
最初は客を作るために時間が増えることがある。ただし、終わりの時間は1年目から決めておく。決めないまま2年目に入ると、長く働く形が固まってしまう。
夜や休日にしか集中できない
集中できる時間に作業を置いていい。大事なのは、総時間と終わりを決めることだ。夜に作業するなら、朝の連絡はまとめて昼に返すなど、客との約束の時間を決めておく。


