取引先が倒産したと連絡が来た。先月分の報酬が、まだ入っていない。今月も作業を進めていた。これは戻ってくるのか。来月の売上はどうなるのか。取引先が倒産して戻ってくる報酬は、ほとんどないんよ。
先に言う。取引先が倒産して戻ってくる報酬は、ほとんどない。戻らない前提で動いた人だけが、翌月も働ける。債権の届出は出す。ただし期待しない。やるべきことは、未払いを経費に落として、1社に寄せていた形を今月から直すことだ。起きること、最初の1週間、戻る額の現実、税の扱い、兆し、備え、翌月の売上、私の理由を書く。私はフリーランス4年目で、1社が止まっても翌月の生活が止まらない形で回している。
先に一文で。取引先が倒産したら、進行中の作業を止めて未払いの額と請求書を整理し、裁判所や管財人の通知を確かめて債権の届出を期限内に出すが、一般の債権の配当は少ないかゼロと見て戻らない前提で動き、回収できない報酬は条件を満たせば貸倒れとして経費にできるので税理士か税務署で確かめ、1社に寄せない形と短い請求の間隔と前払いと経営セーフティ共済で備え、翌月の売上を作る動きを同じ週に始めるのが正解だ。
この記事の要点
- 戻らない前提で動く
- 作業を止めて、未払いを整理して、届出を出す
- 回収できない分は経費にできる場合がある
- 1社に寄せない形を今月から
倒産の知らせが来た時に起きること
| 起きること | 中身 |
|---|---|
| 未払いの報酬が戻らない | 一般の債権は配当が少ない |
| 続いていた仕事が止まる | 進行中の作業も支払われない |
| 翌月の売上が消える | 1社に寄っていた人ほど大きい |
最初の1週間にやること
- 進行中の作業を止める。倒産後の作業の報酬も戻らないことがある
- 未払いの額と請求書を整理する。いつの分がいくらか
- 裁判所や管財人からの通知を確かめる。届出の期限が書いてある
- 債権の届出を期限内に出す。出さないと配当があっても受け取れない
- 同じ週に、翌月の売上を作る動きを始める
未払い全般の回収の手順はフリーランスの報酬が未払いだに書いた。倒産は、その手順が効かない一番重い形だ。
戻ってくる額の現実
- 破産の手続きでは、フリーランスの報酬は一般の債権として扱われる
- 税金や従業員の給与などが先に払われ、一般の債権の配当は少ないかゼロのことが多い
- 民事再生などの再建の手続きでも、債権は減額されることが多い
- 期待しない。届出は出して、忘れる
回収できない報酬の税の扱い
- 売上として計上済みの報酬が回収できないと確定した時などに、貸倒れとして経費に計上できる
- どの時点で計上できるかは手続きの種類と状況で変わる
- 税理士か税務署で確かめる
- 請求書と通知の書類を残しておく
倒産の兆し
| 兆し | 中身 |
|---|---|
| 支払いの遅れ | 1回の遅れで疑い、2回で止める |
| 担当者の急な交代 | 辞めた理由が言われない |
| 発注の急な減少 | 予算が止まっている |
| 支払いの条件の変更 | 締めの延長、分割の依頼 |
兆しが出たら、次の請求を分けて早めに出す。大きい作業を先に進めない。
備え
| 備え | 中身 |
|---|---|
| 1社に寄せない | 1社が収入の3割を超えない |
| 請求の間隔を短く | 月末締めを長く溜めない。途中で請求を分ける |
| 前払いか着手金 | 大きい案件は、着手の時に一部を |
| 経営セーフティ共済 | 取引先の倒産の時に借入ができる制度。中身と条件は別の記事に |
1社依存の抜け方はフリーランスの1社依存が怖い時に、共済は経営セーフティ共済は節税になるのかに書いた。
翌月の売上を作る順番
- 続いている他の客に、空いた時期を1通で伝える
- 終わった客に1通。次の時期を聞く
- 書いたものを増やす。入口を太くする
- 単価は下げない。焦って安い仕事を受けない
閑散期の過ごし方はフリーランスの案件が終わって次が決まらないに書いた。
私が1社に寄せない理由
私はフリーランス4年目で、1社が止まっても翌月の生活が止まらない形で回している。寄せないのは、1社の倒産や方針の変更は、自分では止められないからだ。止められないものに生活を預けない。それが、1社に寄せない理由の全部だ。
よくある質問
Q. 報酬は戻るか
戻らないことが多い。届出は期限内に出す。
Q. 経費になるか
条件を満たせば貸倒れとして。税理士か税務署で確かめる。
Q. 備えは
1社に寄せない、請求を短く、前払い、共済。
一人で働く人の単価・収入源・法人化・AIでの自動化は、私が運営しているメンバーシップTHINK LESS CLUBで続きを出している。何が読めるかは募集ページに書いてある。中身と向かない人はTHINK LESS CLUBとはに書いた。
