銀行員だ。転職を考えているが、「銀行員は使えない」と聞く。年収は下がるのか。どこなら通るのか。転職理由は何と書けばいいのか。

先に言う。銀行員の経歴は、20代なら高く売れる。30代後半から「使えない」と言われ始める。理由は年齢でなく、銀行の中の仕事を外の言葉に訳せないからだ。訳した先の職種と、年収が下がる線を先に知れ。通りやすい先、使えないと言われる理由、年収の線、経験の訳し方、転職理由の例文、年代の差、子持ちの線、資格、エージェント、辞めない判断を書く。

先に一文で。銀行員の転職は融資の審査と法人営業の経験を事業会社の経理と財務・M&Aと事業承継のアドバイザリー・コンサル・不動産と保険の営業に、窓口と個人営業を保険と証券の営業と営業事務に、本部の企画を経営企画とフィンテックに訳して出し、使えないと言われるのは訳せない人の話だと知り、大手銀行の30代の年収から事業会社の経理と財務で2〜3割下がりアドバイザリーとコンサルで同じか上がり団体職員と公務員で大きく下がると分かった上で世帯の固定費から線を出し、転職理由に銀行の悪口を書かず銀行の外で何をするかを書くのが正解だ。

この記事の要点

  • 訳せる人は使える。訳せない人が使えない
  • 通る先は経験の種類で決まる
  • 年収は経理と財務で2〜3割下がる。線を先に出す
  • 転職理由は銀行の外で何をするか

銀行員の転職先で通りやすい先

先通る経験年収年代
事業会社の経理と財務融資の審査、財務分析500〜700万円。下がる20代〜40代
M&A・事業承継のアドバイザリー法人営業、審査、事業承継の相談同じか上がる20代後半〜30代
コンサル(財務・事業再生)審査、法人営業同じか上がる。残業は増える20代〜30代前半
不動産・保険・証券の営業法人と個人の営業固定給は下がる。歩合で上20代〜30代
IT企業・フィンテック本部の企画、システムの管理同じか上がる20代〜30代
公認会計士・税理士の事務所審査、財務分析。資格があれば事務所で差全年代
団体職員・公務員全般。試験大きく下がる年齢の線
スタートアップの財務の責任者候補財務、資金の調達会社で差。株式の報酬30代〜
中小企業の財務の責任者審査、融資、管理職500〜700万円40代〜

若手のうちに動くと経歴が高く売れる線は銀行員を辞めたい若手へに書いた。経理と財務への入り方は経理に未経験で転職する現実に書いた。銀行員は、その中で「財務分析ができる未経験」として見られる。

「銀行員は使えない」と言われる理由と反論

言われる理由実際
決裁と稟議の文化で、自分で決めた経験が少ない稟議を通す経験は、上を説得して物事を動かす経験。訳せば強い
数字より手続きで評価されてきた正確さと手続きの順守は、経理と財務とコンプライアンスで強い
銀行の営業は紹介と与信で、民間の新規開拓と違う経営者と話して課題を把握する経験は、コンサルと法人営業で強い。新規開拓の圧は、確かめてから選ぶ
30代後半で銀行の外の経験がない外の経験でなく、外の言葉に訳せないことが問題。訳せば通る

使えないのは、訳せない人だ。訳し方は下に書く。

年収が下がる線

元の年収先下がる幅
大手銀行30代(700〜900万円)事業会社の経理と財務2〜3割下がる
同M&A・コンサル・フィンテック同じか上がる
同不動産・保険の営業固定給は下がる。歩合で上
同団体職員・公務員大きく下がる(400〜500万円台)
地方銀行・信金30代(450〜600万円)事業会社の経理と財務1割前後。小さい

見る物は年収だけでない。住宅ローンの優遇(行員向けの金利)、社宅、財形、退職金。銀行の福利厚生は厚い。世帯の固定費から、下げられる線を出す。

経験の訳し方

銀行の仕事外の言葉数字
融資の審査財務分析、与信の判断、事業の評価審査した件数、扱った金額
法人営業(渉外)法人営業、経営者との対話、課題の把握、提案担当社数、融資の実行額、新規の獲得数
個人営業・窓口個人営業、接客、金融商品の提案、事務の正確さ契約件数、預かり資産
本部の企画と管理企画、数字の管理、プロジェクトの推進担当した施策、削減額
コンプライアンス・事務の管理法令の順守、内部統制点検した件数
事業承継と相続の相談事業承継のアドバイザリー、資産の相談相談件数
稟議と決裁上を説得して物事を動かす力、文書の作成通した稟議の件数と金額

「銀行員でした」だけでは伝わらない。この表で訳して、職務経歴書に数字で書く。

転職理由の例文

型は3つの文。1.銀行での経験のうち、次で使える物。2.銀行の外で何をしたいか(事実で)。3.その会社で何をするか。銀行の悪口は書かない。

経理と財務への例。「法人営業として◯年、◯社の融資の審査と財務分析を担当してきました。決算書を読み、事業の先を判断する仕事に手応えがあり、判断する側から、数字を作る側に立ちたいと考えました。貴社の財務で、銀行との交渉と資金の計画に、審査の側で培った見方を使いたいと考えています」。

アドバイザリーへの例。「法人営業で◯年、経営者と話し、事業承継の相談を◯件受けてきました。融資の枠の中で答えられることに限りがあり、承継の全体を支援する側に立ちたいと考えました。貴社で、経営者との対話の経験を、承継とM&Aの提案に使いたいと考えています」。

営業への例。不動産の営業に行くなら、不動産営業を辞めたい人の転職先に書いた不動産営業の実態を、先に読む。銀行の営業と不動産の営業は、数字の圧の質が違う。

20代30代40代50代の差

年代先判断
20代全部。コンサル、フィンテック、アドバイザリーの入口もある経歴が一番高く売れる
30代前半経理と財務、アドバイザリー、コンサル、営業法人営業と審査の経験を専門に訳す
30代後半経理と財務、中小企業の財務の責任者、団体職員「使えない」と言われ始める。訳し方で差が出る
40代中小企業の財務の責任者、事業承継のアドバイザリー、団体職員管理職の経験を売る。出向と転籍の話が来る前に
50代中小企業の財務の責任者、顧問、取引先への転籍銀行の出向と転籍の制度と比べる

子持ちで転職する場合の線

年収の下がる幅、住宅ローンの優遇がなくなる分、社宅を出る分を、世帯の固定費に足す。妻が働いていれば、世帯の手取りで見る。銀行の福利厚生の分は、見落としやすい。転職先の福利厚生と並べて、実質の差を出す。

資格

資格判断
簿記2級経理と財務に行くなら。銀行員は取りやすい
証券アナリストアドバイザリー、運用、財務で評価
FP1級・CFP保険と証券の営業、資産の相談で
宅建不動産の営業に行くなら。銀行員は持っている人が多い
中小企業診断士コンサル、事業再生で評価。銀行の法人営業の経験と重なる
公認会計士・税理士別の道。事務所への転職

銀行で取った資格(FP・宅建・証券外務員)は、そのまま外で使える。訳して書く。

転職エージェントの使い方

やること中身
金融の出身者に慣れたエージェントを選ぶ銀行の経験の訳し方を知っている
職務経歴書を訳してから見せる訳した経歴書で、民間の目でどう見えるかを聞く
先の種類ごとにエージェントを分ける経理と財務に強い所、アドバイザリーとコンサルに強い所、営業に強い所は違う
年収の線を先に伝える線を下回る求人を出させない
銀行の情報の管理転職活動を行内で話さない。銀行は転職の情報が回りやすい

辞めない判断

残る方がいい場合
年収の線を下回る転職先しかなく、住宅ローンと家族の固定費が重い
出向と転籍の先が、外の転職先より条件が良い
辞めたい理由が今の支店の人間関係で、異動で解決する可能性がある
40代後半で、銀行の退職金と年金の制度が厚い

残るなら、資格(簿記・診断士・証券アナリスト)を取り、法人営業と審査の経験を厚くして、転職の先を広げておく。

よくある質問

地方銀行と信金の銀行員も同じか

同じ。元の年収が低い分、下がる幅は小さい。地域の中小企業との関係は、地元の事業会社の財務と、地元のコンサルと団体職員で強い。

銀行員から公務員への転職は

社会人経験者枠の試験で動く。年齢の線がある。年収は大きく下がるが、働き方と安定で選ぶ人がいる。団体職員の道は団体職員への転職に書いた。

銀行員から異業種の営業に転職して後悔する人は

数字の圧の質が違うことを知らずに移った人だ。銀行の営業は紹介と与信で動くが、不動産と保険の営業は新規開拓と歩合で動く。実態を確かめてから選ぶ。

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