転職サイトに登録したいが、今の会社にバレたらどうしよう。この不安で一歩を踏み出せない人は多い。
結論から言う。普通に使えばバレない。バレる人は、自分でバレる行動を取っている。その経路は3つだけだ。
バレる経路1:レジュメの公開設定
転職サイトに登録すると、職務経歴書(レジュメ)がデータベースに載る。企業の人事やヘッドハンターは、このデータベースを検索してスカウトを送る。
ここで問題になるのが、あなたのレジュメに社名が入っていることだ。人事が自社名でデータベースを検索すると、自社の社員が転職活動をしていることがバレる。
対策
ほぼすべての転職サイトに「特定企業ブロック機能」がある。登録直後に、今の会社・グループ会社・取引先をブロックリストに入れろ。これで、ブロックした企業からはあなたのレジュメが見えなくなる。
設定場所は各サイトで異なるが、「プライバシー設定」や「公開範囲設定」の中にある。登録して最初にやるべきは、求人を見ることではない。ブロック設定だ。
バレる経路2:人事がスカウトDBを巡回している
大手企業の人事は、自社の離職を防ぐために転職サイトのスカウトデータベースを定期的にチェックしていることがある。社名を伏せていても、部署名・経歴の詳細・資格の組み合わせで特定されるケースがある。
対策
- 現在の会社名は必ず非公開にする
- 部署名は「営業部」「管理部」など一般的な表記にする
- 特定されやすい資格(社内独自の認定など)は書かない
- 担当プロジェクト名を固有名詞で書かない
要するに、「この経歴を持つ人はうちの会社にはあの人しかいない」と特定されるレベルの情報を出さなければいい。職務経歴は、面接で詳しく話せばいい。スカウト段階では粗い情報で十分だ。
バレる経路3:SNSとの紐づき
転職サイトにGoogleアカウントやFacebookアカウントで登録すると、SNS側の設定によっては「◯◯さんが△△に登録しました」的な情報が出ることがある。また、LinkedInのプロフィールを更新したタイミングで「転職活動してるな」と周囲に察知されることもある。
対策
- 転職サイトへの登録はメールアドレスで行う(SNS連携しない)
- 使うメールアドレスは会社のものではなく、個人のものを使う
- LinkedInの設定で「プロフィール変更を通知しない」をオンにする
- 転職関連のアプリを会社支給のスマホに入れない
会社のメールアドレスで登録する人がたまにいるが、論外だ。IT管理部門がメールのドメインを監視していたらアウトなんよ。
在職中の安全設定チェックリスト
転職サイトに登録したら、求人を見る前にこのリストを全部やれ。
- 個人のメールアドレスで登録した
- 現在の会社名をブロックリストに追加した
- グループ会社・取引先もブロックした
- レジュメの会社名を非公開にした
- 部署名・プロジェクト名を一般化した
- SNS連携をオフにした
- 会社のスマホにアプリを入れていない
- 通知設定を確認し、ロック画面に転職サイトの通知が出ないようにした
ここまでやればバレる確率はほぼゼロになる。バレるのは設定をサボった人か、同僚に話してしまう人だけだ。
実は一番多いバレ方:同僚に話す
設定の話をここまでしてきたが、実は転職活動がバレる原因で一番多いのは、テクノロジーの問題じゃない。「同僚に話す」だ。
信頼している同僚に「実は転職考えてて…」と話す。その同僚が別の誰かに話す。3人目に伝わった時点で、上司の耳に入るのは時間の問題だ。
人間は秘密を守れない生き物だ。悪意がなくても「◯◯さんが転職するらしいよ」と雑談のネタにされる。だから、転職活動中は誰にも言うな。家族以外にはゼロ人だ。
退職が決まってから事後報告すればいい。事前に言う必要はない。
バレたときの対処法
万が一バレた場合の対処法も知っておけ。
上司から直接聞かれた場合
「転職サイトに登録してるのか?」と聞かれたら、正直に答える義理はない。
「情報収集として登録はしましたが、すぐに動くつもりはありません。今の仕事に集中しています」
嘘をつけとは言わないが、全部正直に話す必要もない。転職活動は個人の自由であり、会社に報告する義務はない。
同僚から噂が広まった場合
否定しても火に油を注ぐだけだ。「いろんなサービスを見てるだけだよ」と軽く流して、それ以上話題にしない。騒ぐほど注目される。
人事面談に呼ばれた場合
会社によっては、転職活動が発覚すると人事面談が設定されることがある。ここで重要なのは、引き止め条件を聞くことだ。待遇改善の提案が出るなら、転職しないという選択肢も含めて冷静に判断しろ。
企業ブロック機能が充実しているサービスを使う
どのサービスを選ぶかで、安全性は変わる。スカウト型サービスは企業からの閲覧が前提だからこそ、ブロック機能が充実している。
企業ブロック機能があり、現職の会社を指定すれば人事からレジュメが見えなくなる。スカウトを待つだけなので、在職中でも最小限の動きで転職活動を始められる。
転職サイトへの本格登録に抵抗があるなら、まず診断だけ試すのもいい。経歴を入力すれば想定年収が出る。レジュメを公開せずに自分の立ち位置を確認できるから、バレるリスクはゼロだ。
転職サイトごとのプライバシー機能の違い
転職サイトによって、プライバシー保護の機能には差がある。主要なタイプごとの特徴を整理しておく。
スカウト型サイト
企業がレジュメを検索してスカウトを送る仕組み。企業ブロック機能が充実しているサービスが多い。レジュメを非公開にすると、企業からの検索に引っかからなくなるため、スカウトが来なくなる。ブロック設定とレジュメ公開のバランスが重要だ。
求人検索型サイト
自分で求人を探して応募するタイプ。レジュメを企業に公開する必要がないため、登録しただけではバレるリスクはほぼない。ただし、応募した企業には経歴が見えるため、取引先や競合に応募する場合は注意が必要だ。
エージェント型
エージェントが間に入って求人を紹介する。企業に直接レジュメが公開されることはないが、エージェントが企業に推薦する際にレジュメが渡る。エージェントに「現職の会社には絶対に情報を出さないでほしい」と念押ししておけ。
会社のパソコンで転職サイトを見るな
当たり前のことだが、会社のパソコンで転職サイトを見るのは絶対にやめろ。
- ブラウザの閲覧履歴は、IT管理部門が監視している可能性がある
- 会社のWi-Fiを使っている場合、アクセスログが残る
- スクリーンを同僚に見られるリスクがある
転職活動は、個人のスマホか自宅のパソコンで行え。昼休みに会社のパソコンで求人を見ている人がいるが、それは自分からバレに行っているのと同じだ。個人のスマホを使え。
在職中の転職活動で気をつけること
登録後の立ち回りも重要だ。面接の日程調整、有給の使い方、服装の変化。在職中の転職活動でバレない立ち回りでは、登録後にやりがちなミスをすべてまとめている。
まとめ
転職サイトに登録しても、設定を正しくやれば会社にはバレない。
- バレる経路はレジュメ公開設定・人事のDB巡回・SNS紐づきの3つだけ
- 登録直後に企業ブロックとプライバシー設定を完了させる
- 会社のメール・スマホは絶対に使わない
- 同僚に話さない
バレるのが怖くて動けない時間が、一番もったいない。設定さえやれば安全に動けるんだから、さっさとやれ。
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