結婚している。転職を考えている。妻には、まだ言っていない。いつ言えばいいのか。年収が下がったら、反対されるか。住宅ローンは。今、動いていいのか。

先に言う。既婚の男性の転職は、決めてから妻に言うと揉める。考え始めた時に理由を、条件を決める時に数字を、内定が出た時に照らす。3回に分けて共有すれば、反対は減る。年収の線は世帯で見ろ。相談の順番、年収の線、避ける時期、決め方の型、反対の理由と答え、専業か共働きか、時間を増やす選び方、隠す損、子持ちの場合を書く。

先に一文で。既婚男性の転職は考え始めた時に理由・条件を決める時に数字・内定が出た時に条件を照らすの3回に分けて妻に共有し、年収の線は世帯の手取りから固定費を引いて出して妻が働いていれば下げる余地があり専業なら1割以内、妻の産休育休中・住宅ローンの審査前後・妻の転職や繁忙期・大きな支出の直前を避け、優先・条件・許容の3つを夫婦で決めて内定が出たら照らし、隠して進めず、子どもがいるなら保育園と学校の区切りも加えるのが正解だ。

この記事の要点

  • 妻には3回に分けて共有。決めてから言わない
  • 年収は世帯の手取りで見る
  • 産休育休中・ローン審査前後・妻の繁忙期・大きな支出の前は避ける
  • 優先・条件・許容を夫婦で決める

妻に相談する順番

段階共有することなぜ
1.考え始めた時「転職を考えている。理由は◯◯」決めてから言うと、「相談がなかった」が反対の理由になる
2.条件を決める時年収の下限、通勤、休み、リモート、転勤の可否夫婦で決めた条件なら、内定の判断が早い
3.応募と面接「◯社に応募した。面接は◯日」隠さない。面接の日に家のことを頼むこともある
4.内定が出た時提示の条件を、2で決めた条件と照らす入っていれば承諾、外れていれば辞退か交渉
5.転職直後の3か月忙しくなる。家のことの分担を前に決める転職直後に家のことが回らなくなる不安が、反対の元

隠して進めて内定の段階で言うのが、一番揉める。反対された時の話し方は転職を家族に反対されたときの説得に書いた。3回に分けて共有すれば、説得の場面そのものが減る。

年収の線

順やること
1夫婦の手取りの合計を出す
2固定費を出す。住宅ローンか家賃、保険、車、通信、貯蓄の最低額、子どもがいれば保育や教育
3自分の年収がいくら下がっても回るかを出す
4妻が働いていれば下げる余地がある。専業なら1割以内
5下げるなら、代わりに得る物(残業・通勤・リモート)が夫婦の時間を増やすか

下げる転職の判断の線は転職で年収が下がるのは何割まで許容できるかに書いた。既婚は、その計算を世帯で行う。

避ける時期

時期理由
妻の産休育休中家計が妻の給付金と自分の給料で回っている時期に、自分の収入を動かさない
住宅ローンの審査の前後転職直後は勤続年数で審査に響く。審査を通し、融資が実行された後に。線は住宅ローンと転職のタイミングに書いた
妻の転職や繁忙期と重なる時夫婦の両方が新しい環境や忙しい時期になると、家のことが回らない
大きな支出の直前車、引っ越し、出産、親の介護の費用。収入が動く時期を重ねない

この4つを外せば、動ける時期は残る。全部を避けて動けない、にはならない。

決め方の型

項目夫婦で決めること
優先1つ。年収か、働き方(時間)か、仕事の中身か
条件譲れない線。年収の下限、通勤の上限、転勤の可否
許容幅を持たせる物。休日の形、リモートの日数

内定が出たら、この3つに照らす。優先が満たされ、条件の中に入っていれば承諾。条件を外れていれば、交渉か辞退。夫婦で決めた型があれば、内定の場で揉めない。

妻が反対する理由と答え方

反対の理由答え方
年収が下がる世帯の手取りと固定費の数字で。下がっても回ることを示す。下げる代わりに得る物を言う
転職直後に忙しくなり、家のことが回らない最初の3か月の分担を、具体で決める。「◯曜日は私が◯◯をやる」
今の会社の方が安定している今の会社の実態(残業・評価・事業の先)と、次の会社の実態を並べる。安定の中身を数字で
相談がなかった順番を守っていれば起きない。起きたなら、謝って、条件を一緒に決め直す
転職を繰り返している今回の理由が前回と違うこと、次の会社で続く根拠を言う

反対の理由を1つに絞って、その1つに数字で答える。感情で答えると、感情で返ってくる。

妻が専業か共働きかで変わる所

共働き専業
年収の線世帯の手取りで。下げる余地がある自分の年収が全部。1割以内
転職直後の分担妻の仕事と重ねない。分担を決める妻が担う。妻の負荷が増えることへの感謝と、期限
避ける時期妻の転職や繁忙期妻の体調と、家の予定
妻の反対の中心忙しさと分担年収と安定
決め方夫婦の両方の仕事の予定を合わせる自分の仕事の予定で、妻の生活への影響を見る

家族の時間を増やす転職の選び方

見る物なぜ
残業の月平均平日の夜に家にいられるか
通勤時間往復の時間がそのまま家の時間
リモートの実態使っている人の割合
休日の形土日祝か。妻の休みと合うか
転勤の有無単身赴任になれば、家族の時間は消える

年収と同じ重さで、この5つを見る。年収が上がって残業が増える転職は、夫婦で比べてから決める。

転職活動を妻に隠すことの損

隠すと起きること
内定の段階で言うことになり、「相談がなかった」で揉める
面接の日に家のことを頼めず、日程が組みにくい
年収の下限を1人で決めて、後で「そんな条件は聞いていない」になる
転職サイトの通知やスーツで、結局は分かる
決まった後の家の分担を、前に決められない

隠す理由は、反対されたくないから、だ。だが、隠して進めた方が、反対は強くなる。考え始めた時に、理由だけでも言う。

子どもがいる場合

保育園の継続と転園、学校の区切り、育休との順番が加わる。線は子持ち男性の転職に書いた。既婚で子どもがいない時期は、動きやすい時期だ。子どもを持つ予定があるなら、その前に動く方が、条件を選びやすい。

よくある質問

妻が転職に賛成してくれない。1人で決めていいか

法律上は自分の意思で決められる。だが、家計と生活を共にしている相手の反対を押し切ると、転職後の家の空気が悪くなり、転職の負荷が倍になる。反対の理由を1つに絞って、数字で話す。それでも反対なら、時期を半年ずらして、条件を決め直す。

転職で単身赴任になる。妻にどう言うか

期間と、手当と、帯同の可否を先に確かめて、数字で話す。期間が決まっていない単身赴任は、家族の時間を消す。条件として「転勤なし」を入れるかを、夫婦で決める。

妻の方が年収が高い。自分の転職で下げていいか

世帯の手取りで回るなら、下げる余地はある。ただし、下げる理由が「妻が稼いでいるから」だけだと、妻の負荷が増える。下げる代わりに得る物(時間・専門)を、夫婦で共有する。

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