求人に「学歴不問」とある。高卒だ。本当に応募していいのか。不問と書いてあっても、大卒が採られると聞く。どの求人なら本当に不問なのか。書類はどう書けば通るのか。

先に言う。学歴不問の求人は、書類で学歴を見て落とさない、という意味だ。全員が同じ評価という意味ではない。高卒で通るのは、経験と数字で比べる職種。学歴で比べる職種は、不問と書いてあっても絞られる。学歴不問の意味、本当に不問の職種、絞る会社の特徴と見分け方、書類の通し方、面接での答え方、年収の差、専門卒と中退、応募先を狭めないことを書く。

先に一文で。学歴不問は応募条件に学歴を入れず書類で学歴を理由に落とさないという意味で評価が同じという意味ではなく、営業・販売・介護・ドライバー・製造・建設・ITの一部のように経験と数字で比べる職種は実際に不問で通り、企画や本社の総合職や社員の大半が大卒の会社は絞られることがあるので、採用ページの社員の出身・給与の学歴別の記載・面接で学歴を聞かれるか・職種が現場か本社かで見分け、職務経歴書の数字と資格と経験年数を厚くして出し、学歴を聞かれたら事実を1文で答えて経験の話に戻すのが正解だ。

この記事の要点

  • 不問=書類で学歴を理由に落とさない
  • 経験と数字で比べる職種は本当に不問
  • 絞る会社は社員の出身・給与の記載・面接の質問で分かる
  • 書類は数字と資格と年数で厚くする

学歴不問の意味

意味する意味しない
応募条件に学歴を入れていない学歴が評価に全く影響しない
書類で学歴を理由に落とさない同じ経験なら大卒と高卒を同じに扱う
高卒・専門卒・中退でも応募できる給与のテーブルが学歴で変わらない

不問は、入口の話だ。中の評価は、職種と会社で変わる。

本当に不問の職種

職種なぜ不問で通るか
営業(法人・個人)数字で比べる。学歴より実績
販売・接客経験と接客の力で比べる
介護・保育補助人手不足。資格と経験で比べる
ドライバー・物流免許と経験
製造・工場手順と安全と経験
建設・施工管理現場の経験と資格
ITの一部(インフラ運用・ヘルプデスク・開発の未経験枠)スキルと資格で比べる。学歴より実務
事務の一部(一般事務・営業事務)実務と正確さ。ただし大手の事務は絞られることがある
美容・理容・調理技能と経験

これらの職種は、学歴で比べる材料が少なく、経験と数字で比べる。高卒でも、経験を積めば同じ土俵に乗る。

不問と書いてあっても実際は絞る会社

特徴中身
社員の大半が大卒採用ページの社員紹介の出身校が大学ばかり
大手の総合職・本社の企画や管理学歴で比べる文化が残る職種
給与のテーブルが学歴別求人票や就業規則に「大卒◯万円・高卒◯万円」の記載
面接で学歴を聞く聞く会社は見ている
新卒採用が大卒のみ中途も同じ目線のことがある
金融・コンサル・商社・メーカーの本社業界として学歴の比重が残る

見分け方

見る所判断
採用ページの社員紹介出身校が大学ばかりなら、絞られる可能性
求人票の給与の記載学歴別に額が違えば、テーブルが学歴で分かれている
面接で学歴を聞かれるか聞かれれば、見ている。聞かれなければ、見ていない
募集職種現場の職種は不問、本社の企画や管理は絞られやすい
口コミの「学歴」の項「高卒でも昇進できる」「大卒しか管理職になれない」の書き込み

4つのうち2つ以上に当たれば、絞られる可能性がある。ただし、可能性があるからと応募しないのは損だ。書類と面接で経験と数字を厚くして出せば、通る人はいる。求人票の他の欄の読み方は求人票の見方に書いた。

高卒で書類を通す方法

やること中身
職務経歴書の数字を厚くする件数・期間・人数・達成率。学歴で比べられる余地を数字で埋める
経験年数を最初に置く職務要約の1文目に「◯◯を通算◯年」
資格を正式名称で業務に関わる資格は全部。取得年月も
学歴の欄は事実を書く隠さない。高校名と卒業年月。中退は「中途退学」と書く
応募先の職種を経験と数字で比べる物に現場の職種、営業、技能の職種

学歴の欄の書き方は転職の履歴書の学歴はどこから書くかに書いた。学歴を消すのでなく、経験を厚くする。

学歴を面接で聞かれた時

聞かれ方答え方
最終学歴は事実を1文。「◯◯高校を卒業しています。その後◯年、◯◯の仕事で◯◯をしてきました」と経験に戻す
大学に行かなかった理由事実を1文。「家庭の事情で就職を選びました」「◯◯の仕事に早く就きたかった」。長く説明しない
中退の理由事実を1文。「◯◯の理由で退学し、その後◯◯の仕事に就きました」
学歴で不利だと思うか「学歴より、◯年の経験と◯◯の数字で見ていただきたいです」

学歴の質問は、事実を1文で答えて、経験の話に戻す。言い訳を長くしない。

学歴で年収の差が出る所と出ない所

差が出る差が出ない
大手の初任給と給与テーブル中小の現場の職種
新卒の採用と最初の配属中途の実績で決まる職種(営業・技能)
管理職への昇進の速さ(一部の会社)資格で上がる職種(施工管理・電気・介護福祉士)
生涯年収の統計個人の実績

統計では学歴で生涯年収に差が出る。だが、それは平均の話で、個人の転職では経験と実績で決まる部分が大きい。学歴別の年収の統計は高卒・専門卒・大卒・大学院卒の平均年収に書いた。

専門卒・中退の書き方

学歴履歴書の書き方見られ方
専門学校卒◯◯専門学校◯◯学科 卒業専門と職種が合えば強い。合わなくても不利にならない
短大卒◯◯短期大学◯◯学科 卒業大卒に近い扱いの会社と、高卒に近い扱いの会社がある
大学中退◯◯大学◯◯学部 中途退学最終学歴は高卒。中退の理由を面接で1文
高卒認定高等学校卒業程度認定試験 合格高卒と同等。事実を書く

応募先を狭めないこと

学歴で応募先を狭める人が多い。「大卒じゃないから」と、不問の求人にすら応募しない。不問の求人は、応募して、書類と面接で経験を見せる。落ちたら、学歴が理由か経験が理由かは分からない。分からないことで応募先を消さない。

40代で未経験の職種に入る道と同じで、門が開いている職種を選ぶ。線は40代の未経験転職に何があるかに書いた。

よくある質問

学歴不問の求人で、面接で学歴を聞かれた。落ちるか

聞かれたことと、落ちることは別だ。事実を1文で答えて、経験の話に戻す。経験と数字が厚ければ通る。

高卒で大手に入れるか

現場の職種(製造・販売・営業)なら入れる会社が多い。本社の総合職は絞られる。入った後に、社内の登用で本社に移る道はある。

学歴不問と書いていない求人に、高卒で応募していいか

応募条件に「大卒以上」と書いてなければ、応募していい。書いてあっても、経験が厚ければ応募して通ることがある。条件は目安で、絶対ではない。

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