面接で「上司と意見が違ったらどうしますか」と聞かれた。従うと答えれば主体性がないと思われそうで、意見を通すと答えれば扱いにくいと思われそうだ。正解が分からない。
先に言う。上司と意見が違ったら、の答えは、従うでも押し通すでもなく、確認だ。意図を確認し、意見を伝え、決定に従う。意図、4段の型、例文4つ、落ちる答え、深掘りへの答えを書く。
先に一文で。面接で上司と意見が違ったらどうするかを聞かれたら、上司の意図と前提を確認する→自分の意見を根拠とともに伝える→決定には従い結果で示す→実例を1つの4段を45秒で答え、従うだけ・押し通す・第三者に任せるの3つは落ちるので避け、深掘りには根拠を持って再度伝えた上で決定に従い法令や安全なら上に上げると答えるのが正解だ。
この記事の要点
- 見ているのは2つ。組織で動けるか、考えて動けるか。片方に寄ると落ちる
- 型は4段で45秒。確認、伝える、従う、実例
- 落ちるのは、従うだけ、押し通す、第三者に任せる
- 深掘りには、再度伝える→従う→法令なら上へ
面接官の意図
| 意図 | 中身 |
|---|---|
| 組織で動けるか | 決定に従い、チームで動けるか |
| 考えて動けるか | 自分の意見を持ち、伝えられるか |
| 対立の扱い方 | 感情でなく、根拠と手順で扱えるか |
2つを両方満たす答えが要る。片方に寄ると落ちる。
4段の型。45秒
| 段 | 中身 |
|---|---|
| 1、確認 | 上司の意図と前提を確認する。自分に見えていない情報があるかもしれない |
| 2、伝える | 自分の意見を、根拠(数字・経験・リスク)とともに伝える |
| 3、従う | 決定には従い、結果で示す。記録は残す |
| 4、実例 | 実際にそうした場面を1つ、短く |
例文4つ
一般
まず、上司がなぜその判断をしたのか、意図と前提を確認します。自分に見えていない情報があることが多いからです。その上で意見が違えば、根拠を添えて伝えます。最終的な決定には従い、結果で示します。前職で、報告の頻度について上司と意見が違った時、まず理由を聞き、自分の案を数字で伝え、上司の案で1ヶ月やって結果を見せたところ、翌月から折衷案になりました。
営業
提案の方向で上司と意見が違ったことがあります。まず、上司が顧客のどの情報をもとに判断したかを聞きました。私の見立てと違う情報を持っていたので、それを踏まえて自分の案の根拠を伝え、最終的には上司の方向で提案しました。結果は受注で、私の案の一部も次回に採用されました。意見が違う時ほど、先に前提を揃えることを大事にしています。
エンジニア
実装の方針で意見が違った時は、まず上司が優先しているもの(納期か品質か拡張性か)を確認します。優先順位が分かれば、意見の差の理由も分かります。自分の案は、工数とリスクを並べて伝えます。決定には従い、懸念があれば記録に残して後で検証できるようにします。前職で、その記録が次の改修で役立った経験があります。
管理職
部下を持つ立場では、上司と意見が違った時に、部下に不安を見せないことも大事にしています。まず上司の意図を確認し、自分の意見を根拠とともに伝え、決定した後は自分の言葉で部下に伝えます。前職で、組織変更の方針で意見が違った時、伝えた上で決定に従い、部下には決定の理由を自分の言葉で説明しました。結果、混乱なく移行できました。
落ちる答え
| 落ちる | 面接官の読み |
|---|---|
| 「上司の指示に従います」だけ | 意見がない。考えない人 |
| 「自分が正しいと思えば押し通します」 | 組織で動けない |
| 「他の人や上の人に判断してもらいます」 | 当事者でない |
| 一般論だけで実例がない | 本当にそう動くか分からない |
| 前職の上司の批判 | 印象で損をする。面接で退職理由をどう答えるかと同じ |
実例を添える方法
実例は、意見を伝えた場面と決定の後にどう動いたかの2点があれば足りる。結果が自分の案の勝ちである必要はない。上司の案で動いて結果が出た話のほうが、組織で動ける人に見える。
苦手な人の質問と近い構図で、付き合い方を見られている。面接で苦手な人を聞かれた時へ。上司と合わないことが転職理由の場合は上司と合わない。限界の線に書いた。
深掘り。「上司が明らかに間違っている時は」
- 「明らかに」を疑う。自分に見えていない前提があるかもしれない、と先に言う
- 根拠を持って、再度伝える。数字とリスクで
- それでも変わらなければ、従い、結果と記録を残す
- 法令・安全・顧客への重大な損害に関わるなら、上の判断を仰ぐ。これは例外
「明らかに間違っている」と感じた時ほど、自分に見えていない前提がないかを先に確認します。その上で根拠を持ってもう一度伝え、決定が変わらなければ従い、結果と記録を残します。法令や安全に関わることなら、上の判断を仰ぎます。
失敗経験の質問で同じ実例を使う場合は、行動の変化を厚くする。転職面接の失敗経験の答え方へ。
3分で診断:転職の選考タイプ診断——組織の質問で片方に寄りやすい型かを先に見ておく。
よくある質問
前職で、上司と意見が違って辞めました。実例に使えますか?
使わない。辞めた話は退職理由の質問で聞かれる。実例は、意見を伝えて決定に従い、結果が出た話を別に選ぶ。
意見を伝えて、上司の機嫌を損ねた経験しかありません
伝え方の実例でなく、確認の実例を使う。「意図を確認したら、自分の見えていない前提があった」話は、考えて動ける人に見える。
管理職の応募で、自分の部下と意見が違った時も聞かれました
同じ型で、立場を入れ替える。部下の意図を確認し、根拠を聞き、決定は自分がして理由を説明する。決定の後に部下が動けるかを見ている。
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4段の記入シート、例文4つ、深掘りへの答えの型を公式LINEで無料配布している。従うでも押し通すでもなく、確認だ。


