面接で「苦手なタイプの人はいますか」と聞かれた。正直に言えば上司のような人だが、言えない。「いません」と答えるのも嘘くさい。何を見られているのか。

先に言う。苦手な人の質問は、苦手でなく、付き合い方を聞いている。人間関係で崩れないかを見ている。意図、4段の型、例文5つ、言ってはいけない答え、選び方を書く。

先に一文で。面接で苦手な人を聞かれたら、苦手なタイプを1つ→理由→それでも仕事を回す工夫→うまくいった事実の4段で40秒で答え、「いません」・上司などの属性・感情的な批判・避けるという対処は落ちるので、仕事の進め方に関する苦手(期限・報告・確認)を選んで工夫と結果を添えるのが正解だ。

この記事の要点

  • 見ているのは、人間関係で崩れないかと自己理解。苦手の中身は二の次
  • 型は4段で40秒。タイプ、理由、工夫、結果
  • 「いません」は落ちる。正直に1つ、工夫つきで
  • 属性・感情的批判・特定人物・避ける対処は避ける

面接官の意図

意図中身
人間関係で崩れないか苦手な人がいても、仕事を回せるか
自己理解自分の苦手を把握しているか
職場との相性応募先にいるタイプと衝突しないか

苦手な人がいること自体は、減点にならない。付き合い方がないことが減点になる

4段の型。40秒

中身
1、タイプ「◯◯な人が苦手です」。仕事の進め方に関するもの
2、理由なぜ苦手か。仕事への影響で
3、工夫それでも仕事を回すために、自分がしていること
4、結果工夫でうまくいった事実

例文5つ

タイプ例文
期限を守らない人期限を守らない人が苦手です。周りの作業が止まるからです。ただ、その人には期限の前に中間の確認を入れて、進み方を一緒に見る形にしたところ、遅れが減りました。苦手でも、仕組みで回せると分かりました
報告が遅い人問題が起きてから報告する人が苦手です。対処が遅れるからです。日次で短い進捗の確認を入れる形にして、問題を早く知れるようにしました。以後、大きな遅延はありません
話が長い人要点が見えない話し方の人が苦手でした。時間が取られるからです。話を聞いた後に「つまり◯◯ということですね」と要点を確認する習慣をつけて、認識のずれが減り、時間も短くなりました
感情で判断する人その日の気分で判断が変わる人が苦手です。方針が揺れるからです。決めたことをメールで残し、次に判断が変わった時に前の記録を見せて確認する形にして、揺れが減りました
確認せずに進める人確認せずに進めて後で直す人が苦手です。手戻りが増えるからです。着手前に5分だけ認識を合わせる時間を作り、手戻りが半分になりました

言ってはいけない答え

避ける理由
「苦手な人はいません」自己理解がないか、隠していると読まれる
上司・年上・若手など属性応募先に必ずいる。衝突の懸念
感情的な批判(ずるい人、嫌な人)人を評価で切る人と見られる
前職の特定の人物の話退職理由と同じで、印象で損をする
「苦手な人は避けます」付き合い方がない。それが減点

前職の人の話を避ける理由は、面接で退職理由をどう答えるかと同じだ。

苦手なタイプの選び方

  • 仕事の進め方に関するものを選ぶ。期限・報告・確認・要点。工夫を示しやすい
  • 応募先にいそうなタイプは避ける。営業の応募で「押しが強い人」、管理職の応募で「指示が多い人」は懸念になる
  • 性格でなく行動で言う。「暗い人」でなく「報告が遅い人」

話すのが苦手な人自身の対処は話し方が苦手で仕事がつらい、短所の答え方は短所が思いつかない時、ストレスの質問はストレス解消法の答え方へ。

3分で診断転職の選考タイプ診断——人間関係の質問で崩れやすい型かを先に見ておく。

上司との意見の違いを聞かれたら面接で上司と意見が違ったらどうするかの答え方だ。

よくある質問

本当に苦手なのは上司タイプです。どう言い換えますか?

上司という立場でなく、行動で言う。「判断の理由を説明しない人」「決定が日によって変わる人」。行動なら、工夫(理由を聞く、記録を残す)が示せる。

苦手な人と、どう付き合ってきたかを深掘りされました

3段目の工夫を具体的に。いつから、どう始めて、相手の反応はどうだったか。工夫が本当なら、深掘りに答えられる。

苦手な人はいるが、工夫はしていません

今からでいい。この記事の例文の工夫のどれかを、次の仕事で試す。面接では、「◯◯の工夫を始めています」で足りる。

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