マーケティングの仕事に興味がある。でも未経験で、何から手を付ければいいのか分からない。スクールに行くべきなのか、資格が要るのかも分からない。
数字を出せばいい。自分のメディアで数字を出せば、それが職務経歴書になる。マーケターは、実績で入口が開く職種だ。
先に一文で。未経験からWebマーケターになる順番は①自分の媒体(ブログ・note・SNS・EC)を持って数字を動かす②GA4とサーチコンソールで数字を読む③SEO・SNS・広告のどれか1つに絞って回す④改善の記録を残す⑤事業会社のWeb担当・EC運営から入る、で、ポートフォリオの代わりに数字を持っていける。
この記事の要点
- マーケターは実績で入口が開く。数字がポートフォリオになる
- 学ぶ順|GA4とサーチコンソールで読む → 1つに絞って回す → 記録を残す
- 3つ同時にやらない。どれも中途半端になって説明できなくなる
- 狙い目は事業会社のWeb担当・EC運営・販促
- 求人で見る|予算を持てるか/数字を見られるか/教える人がいるか
デザイナーとの違い
| Webデザイナー | Webマーケター | |
|---|---|---|
| 入口 | ポートフォリオ(作ったもの) | 実績(動かした数字) |
| 未経験の証明 | 架空の案件でも作れる | 自分の媒体で本当に動かす |
| 必要なツール | Figma、Photoshop | GA4、サーチコンソール、広告の管理画面 |
| 入口の広さ | 求人は多いが競争も多い | やった人が少ないぶん、実績が効く |
未経験からデザイナーを目指す道は未経験からWebデザイナーになる順番の記事で書いた。
順番
| # | やること | どこまで |
|---|---|---|
| 1 | 自分の媒体を持つ | ブログ、note、SNS、ECの出品。何でもいい |
| 2 | GA4とサーチコンソール | どこから来て、何を見て、どこで離脱したかが読める |
| 3 | 1つに絞る | SEO/SNS/広告のどれか1つ |
| 4 | 記録を残す | 日付・変えたこと・その後の数字 |
| 5 | 応募する | 事業会社のWeb担当・EC運営・販促 |
規模は小さくていい。アクセスが月100から月1,000になった、クリック率が1%から2%になった、月に3件売れた。何を変えたらどう動いたかを説明できることが全部だ。
どれから入るか
| 領域 | 未経験の入りやすさ | 始め方 |
|---|---|---|
| SEO | 入りやすい | ブログを立てて、狙う言葉を決めて書く |
| SNS | 入りやすい | アカウントを1つ育てる。伸びた投稿と伸びない投稿を記録 |
| 広告運用 | 管理画面を触った経験がないと厳しい | 自分の小さな予算(月数千円)で実際に回す |
| メール・CRM | 求人が少ない | 事業会社に入ってから |
3つ同時にやると、どれも中途半端になって説明できる実績が作れない。1つに絞る。副業として始める形は副業は何から始めるかの記事、ブログならnoteの始め方の記事で書いた。
私の場合
私はWeb業界に入ってから、副業でブログを始めた。最初は月数千円で、そこから数万円になった。この時にやっていたのは、書く・数字を見る・直す、の繰り返しだけだ。後になって、その繰り返しがそのまま職務経歴書の材料になった。
さらに後、育休の前後に匿名のSNSアカウントを複数、急成長させた。副業の収入が給与を超える月も出た。やっていたことは同じで、出す・数字を見る・直す。マーケティングの経験は、会社に入らなくても作れる。これがこの職種の一番の入りやすさだ。
応募先の選び方
| 種類 | 伸び方 | 注意 |
|---|---|---|
| 代理店 | 場数が多い。複数業種を見られる | 担当領域が狭くなりがち。労働時間が長くなりやすい |
| 事業会社 | 施策から売上まで通して見られる | 扱う媒体・手法の幅は狭い |
| 事業会社の「Web担当」「EC運営」 | 未経験で入りやすい。中から広げていける | 更新作業だけになっていないか要確認 |
面接で聞く3つ
- 予算を持てるか(指示で作業するだけか、自分で使えるか)
- 数字にアクセスできるか(GA4や広告アカウントを見せてもらえるか)
- 上に教えられる人がいるか
特に2が重要。数字を見せてもらえない環境だと、次の転職で語れる実績が作れないまま時間が過ぎる。
前職を捨てない
未経験の壁が一番下がるのは、前職の業界知識が活きる会社だ。
| 前職 | 相性のいい応募先 |
|---|---|
| 販売・接客 | 小売・ECの事業会社(顧客が分かる) |
| 営業 | BtoBの事業会社(商談の流れが分かる) |
| 事務・経理 | 数字を扱う耐性がある。レポートで評価される |
| 医療・介護 | 同業界のメディア・サービス |
異業種からの職種変更の進め方は30代の未経験職種への転職の記事で書いた。
資格は必須ではない
Google広告の認定資格、ウェブ解析士、マーケティング・ビジネス実務検定。どれも必須ではないが、話のきっかけにはなる。ただし、資格より自分の媒体の数字のほうが100倍強い(資格は転職に意味がないのかの記事)。
よくある誤解
「マーケティングはセンス」。数字を読んで、変えて、また読む。手順の職種だ。
「未経験だから実績がない」。実績は会社の外でも作れる。作ってから応募する。
未経験からWebデザイナーになる別ルート
学習の進め方をもう少し細かく分けた版もある。何ヶ月でどこまで作れるようになるか、独学とスクールの費用の差、最初の案件をどう取るかまでは未経験からWebデザイナーになる方法の記事で書いた。
よくある質問
何ヶ月くらい自分の媒体を回せばいいですか?
3〜6ヶ月。数字が動いた記録が2〜3個できれば足りる。長くやるより、記録を残すことのほうが効く。
職務経歴書にはどう書きますか?
「個人ブログを運営。月間◯◯PV。◯◯の施策により3ヶ月でPVが◯倍」のように、期間・施策・結果の順で書く。数字は正確に、盛らない。
転職の資料をLINEで無料配布中
自分の媒体で何を測り、何を変え、どう記録するかを埋める記入表を公式LINEで無料配布している。数字を出せば、それが職務経歴書になる。



