内定の連絡が来た。「1週間以内にお返事ください」。他社の最終面接は10日後だ。1週間は普通なのか。延ばせるのか。別の会社は「3日以内」と言ってきた。短すぎないか。期限を書いてこない会社もある。どうすればいいのか。

内定承諾の期限は、1週間が相場だ。3日は短く、2週間は長い方。短いと言われたら、理由を添えて延ばす。期限がないなら、自分で1週間と決めて返す。放置が一番損だ。

この記事の要点

  • 相場は1週間。3日は短い、2週間は長い
  • 短いなら理由と日付で延ばす
  • 期限がないなら自分で1週間と決める
  • 過ぎる前に連絡。放置が一番損

相場

期限割合の目安会社の傾向
即日〜3日1〜2割急募、複数の候補者を並行、中小
1週間(5営業日)5〜6割標準
10日〜2週間2割大手、入社が数か月先
2週間〜1か月1割入社が半年先、新卒に近い扱い
期限なし少数書き忘れか、緩い会社

1週間が相場だ。1週間を短いとは、会社側は思っていない。

短い会社(3日・即日)

事情中身
急募欠員の補充で、早く決めたい
候補者を待たせているあなたが辞退したら次の人に出す準備をしている
小規模で社長が決めた決裁が速いので、返事も速く求める
条件を見せずに決めさせたいその場で承諾を迫り、書面が出ない。この場合だけ、線を引く

短いこと自体は違法でも異常でもない。決められないなら、その日のうちに延長を頼む。

内定をいただき、ありがとうございます。前向きに考えております。1点、他社の選考が◯月◯日に終わる予定で、その結果を踏まえて後悔のない判断をしたく、お返事を◯月◯日まで待っていただくことは可能でしょうか。

理由と日付を添える。1週間程度までは通ることが多い。頼み方の全体は内定の返事を待ってもらう方法に書いた。

長い会社(2週間〜1か月)

大手で決裁の段階が多い、入社が数か月先で急がない、複数の内定者を同時に出している。長い期限は、あなたに余裕をくれる一方で、「他の候補者にも同じ期限を出している」ことがある。長いからと放置せず、決まったら早めに返す。早く返すことで、入社前の連絡や配属の話が早く進む。

期限がない時

自分で1週間と決めて、その日までに返す。「期限がないから、ゆっくり」は、会社側の期待とずれる。会社側は1週間前後で返事が来ると思っている。

期限がないことを確かめるなら、「お返事の期限はいつまででしょうか」と聞いていい。聞くことで印象は落ちない。

期限内に決めるための動き

日やること
1日目(内定の連絡)お礼と、条件の書面の依頼。期限の確認。他社に内定が出たことを伝えて日程を早めてもらう
2日目条件の書面を読む。年収の内訳、入社日、勤務地、業務内容。分からない所を人事に聞く
3日目職場見学か配属先の上司との面談を頼む(できれば)
5日目他社の結果が出ていれば比べて決める。出ていなければ、延長を頼むか、この会社に決めるか
7日目(期限)返事。承諾か辞退か、延長の合意があればその日まで

3日目までに、条件と現場を見る。5日目に決める材料が揃っていなければ、延長を頼む。他社の選考を続ける線は内定後に他社の面接を続けていいかに書いた。

他社の選考を待つ時の頼み方

他社の最終面接が期限の後にある時は、内定の連絡を受けた日に、両方に動く。

相手頼むこと
内定先「他社の選考が◯日に終わる。◯日まで待ってほしい」
他社「他社から内定が出て◯日までに返事が必要。面接を早めてもらえないか」

両方に事実を伝えれば、どちらも動いてくれることが多い。保留のメールの型は内定保留のメール例文に書いた。

期限を過ぎたら

状況起きること
期限の日に連絡なし会社は数日待つことが多いが、辞退と見なして次の候補者に進む会社もある
期限の翌日以降に連絡枠が残っていれば受け付けてもらえる。印象は落ちる
1週間以上過ぎて連絡次の候補者に出ていれば、取り消し扱い

期限を過ぎてから連絡するのが一番損だ。間に合わないと分かった時点で、期限の前に連絡する。

間に合わない時の連絡

期限の前に。

◯月◯日までにお返事する予定でしたが、◯◯の理由で判断に時間がかかっており、◯月◯日まで延ばしていただくことは可能でしょうか。貴社で働く意思は前向きに持っております。

過ぎたことに気づいた時は、その日のうちに電話とメールで。「期限を過ぎてしまい申し訳ありません。まだお返事を受け付けていただけますでしょうか」。

承諾の返事と、承諾書の提出期限

期限中身
承諾の返事の期限口頭かメールで「入社します」と伝える日
内定承諾書の提出期限書面に署名して返送する日。返事の後、1〜2週間のことが多い

2つは別だ。返事の期限に承諾書まで求める会社もある。案内を読んで、どちらの期限かを確かめる。承諾書の期限を延ばす線は内定承諾書の期限延長はお願いできるかに書いた。

エージェント経由で急かされる時

エージェントは、自分の紹介先に決めてほしいので、企業の期限より早く返事を求めることがある。「企業側の期限は◯日と聞いているので、その日までに返事をします」と、企業の期限を基準にする。エージェントの期限と企業の期限を分けて確かめる。急かされる時の線は別記事に書いた。

期限を延ばしすぎることの損

延ばす期間起きること
1週間問題になりにくい
2週間理由が明確なら通る。志望度を疑われ始める
3週間以上断られることがある。次の候補者に回る
延長を2回頼む印象が落ちる。1回で決める

延ばすのは1回、1週間まで。それで決まらないなら、その会社に決めるか、辞退するかを決める。

よくある質問

内定承諾の期限は法律で決まっているか

決まっていない。会社が決める運用の期限だ。だから、頼めば動く。

期限内に承諾したが、後で辞退したくなった

承諾後の辞退は、法律上はできるが、信用の問題になる。線は別記事に書いた。承諾の前に決め切る方が、双方に良い。

期限を守って承諾したのに、入社日が先で不安になった

内定承諾後の不安は普通だ。入社日までに、職場見学や配属先の上司との面談を頼んで、不安の中身を事実で埋める。

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