夏が終わった途端、朝が重い。会社に行きたくない。8月まではなんとかなっていたのに。
先に言っておく。9月に落ちるのは、あなたが弱いからではない。落ちる要因が4つ重なる月だからだ。理由が分かれば、対処も判断も変わる。順に書く。
この記事の要点
- 9月は日照減・気温差・連休明け・下期目標の4つが重なる月だ
- 一時的な波か、環境の限界かの見分けが一番大事になる
- 見分けの基準は、症状の持続期間と休日の回復度だ
- 波の最中に人生の決断をしない。10月半ばまで判定を待つ
9月に落ちる4つの理由
1、日照時間が減り始める。日の入りが早くなり、朝の光も弱くなる。光は体内時計と気分の調整に関わるため、この時期の落ち込みは季節性のものとして一定数の人に起きる。
2、朝晩の気温差。日中は暑いのに朝晩は冷える。自律神経が調整に追われて、だるさや眠りの浅さにつながる。
3、連休明けの反動。夏休みやお盆で一度日常から離れた反動が、9月の出社で来る。離れて初めて、いまの職場のきつさが客観的に見えるという側面もある。
4、下半期の目標設定。10月からの下期に向けて、目標や体制の話が始まる。あと半年、同じことを繰り返すのかという実感が、この時期に来る。
4つのうち1〜3は季節の話で、時間が解決する。だが4つ目だけは違う。これは環境からの正当なシグナルで、無視すると来年も同じ9月が来る。
見分け方。波か、限界か
対処を決めるために、まず自分がどちらかを見る。基準は2つでいい。
基準1、休日に回復するか。土日で気分が戻り、月曜がつらいだけなら波の側だ。休んでも回復しない、休日も憂鬱が続くなら、環境の問題の側になる。日曜の夕方の落ち込みが強い人は日曜の夕方が憂鬱な人へも見てほしい。
基準2、身体の症状が出ているか。眠れない、食べられない、涙が出る、動悸がする。ここまで来ていたら、季節のせいにしてはいけない。症状の見分けは仕事のストレスで出る症状で詳しく書いた。受診をためらう理由への答えもそこにある。
9月に決断しない。判定は10月半ばに置く
そして一番大事な話をする。9月の気分で、辞める・辞めないの決断をしない方がいい。
理由は単純で、9月は判断が歪む月だからだ。季節の要因が乗った状態の「もう無理」は、10月半ばに気候が安定すると、かなりの割合で軽くなる。軽くならなかった分だけが、本物の辞めたさになる。
だから9月にやることは、決断ではなく記録だ。
- 辞めたいと思った日に印をつける。10月半ばに数えると、波か底流かが見える
- 原因を書き分ける。季節・体調・人間関係・仕事内容・将来性。どれが太いかを見る
- 休養を優先する。睡眠時間を30分増やす方が、この時期は転職活動より効く
判定に迷うなら、基準で仕分ける方法を辞めたいのは甘えか。基準と8問診断に置いた。
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10月半ばに、この記事をもう一度読んでほしい。あの時の重さが季節のものだったのか、環境のものだったのか。その答えが出た時が、動く時期なんだわ。
10月半ばまでにできる、負担の軽い3つ
判定を待つ間、何もしないのも苦しい。負担の軽い順に3つ置いておく。
1、朝の光を15分浴びる。通勤前にカーテンを開ける、1駅歩く。日照の減少が要因の1つなら、ここが一番効く手当てになる。
2、退勤後の予定を1つだけ入れる。帰って寝るだけの日が続くと、仕事だけの生活になって落ち込みが増幅する。小さくていいから、仕事以外の予定を週1つ。
3、辞めたいと思った日にカレンダーへ印をつける。判定の材料になるだけでなく、記録する行為自体が、感情を少し外側から見る助けになる。
この3つは、環境を変えなくても今日から始められる。動けない時期に、動かなくてもできることをやる。それが10月半ばの判定を正確にする。
よくある質問
毎年9月に同じ状態になります。これは季節性のものですか?
毎年繰り返すなら、季節の影響が大きい可能性がある。ただし毎年同じ時期に環境要因(下期の目標設定など)が来ている可能性もあり、症状が重い場合は医療の判断を仰ぐべき領域になる。
10月まで待つ間、何をすればいいですか?
睡眠と食事を優先し、朝の光を浴びる時間を作る。その上で、辞めたいと思った日の記録だけ取っておく。動くのはその後でいい。
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