「自分にはスキルがない」。それ、嘘だぞ
30代で「自分にはスキルがない」と言う人に何百人も会ってきた。全員間違っている。スキルがないんじゃない。自分のスキルに気づいていないだけだ。
10年近く働いてきて、何もスキルがない人間なんていない。あなたが当たり前にやっていることが、他の人にはできないことだったりする。それがスキルだ。
私自身、30歳で転職した時に同じ悩みを抱えていた。営業しかやったことがない。特別な資格もない。「何ができますか?」と聞かれて答えられなかった。でも転職エージェントに言われた一言で変わった。「あなたの営業力、うちのクライアントが欲しがりますよ」。自分では当たり前だと思っていたことが、市場では価値があった。
あなたの隠れたスキルを掘り出す方法
方法1。日常業務を100個書き出せ
大げさじゃない。本当に100個書け。メール対応、電話対応、資料作成、会議の進行、顧客対応、クレーム処理、後輩の指導、スケジュール管理、予算管理、報告書の作成。
「誰でもやってる」と思うかもしれない。でもそれをこなせる人を企業は求めている。「基本的な業務が一通りできる30代」は、企業にとって即戦力だ。新卒を3年かけて育てるより、あなたを採用した方が早い。
具体的に書き出すことで、自分が持っているスキルが可視化される。100個書き出したら、その中から「他の人より上手くできること」を5つ選べ。それがあなたの強みだ。
方法2。周りに聞け
自分の強みは自分では気づきにくい。だから他人に聞け。同僚に「私の強みって何だと思う?」と聞いてみろ。上司に「自分が一番貢献できてる部分はどこですか?」と聞いてみろ。
恥ずかしいかもしれない。でも聞いた方がいい。私が同僚に聞いた時、「お前はクレーム対応がめちゃくちゃ上手い」と言われた。自分では普通にやっていたことだった。でもそれを職務経歴書に書いたら、面接で「クレーム対応のスキルがある人を探していた」と言われて内定が出た。
方法3。市場価値を数字で確認しろ
ミイダスを使ってみてほしい。5分で自分の市場価値が年収として数字で出る。これが一番手っ取り早い。私が初めてミイダスで診断した時、当時の年収より120万高い数字が出た。「私にそんな価値があるのか」と驚いた。
数字で見ることで、「自分にはスキルがない」という思い込みが崩れる。あなたの市場価値は、あなたが思っているより高い可能性が大いにある。
30代で市場価値が高いスキル7選
ビジネススキル(全職種共通)
スキル1。コミュニケーション力。クライアントや社内メンバーと円滑にコミュニケーションが取れる。これだけで採用される。リモートワークの普及で、テキストコミュニケーション力の需要も急増している。
スキル2。マネジメント力。後輩の指導、チームリーダーの経験がある。これは30代の最大のアドバンテージだ。20代にはない経験値がある。
スキル3。問題解決力。トラブルが起きた時に対処できる。これは経験でしか身につかない。10年の社会人経験があれば、問題解決力は必ず持っている。
専門スキル(職種別)
スキル4。営業力。提案力、交渉力、クロージング力。営業経験がある人は、どの業界でも需要がある。SaaS企業、コンサル、人材業界。営業力は最も汎用性の高いスキルだ。
スキル5。数値管理力。予算管理、KPI管理、データ分析。数字に強い人は管理職候補として評価される。
スキル6。業界知識。特定の業界で10年の経験がある。それだけで、同業他社やコンサルファームから引き合いがある。あなたの業界知識は、他の人には簡単に手に入らない。
スキル7。対人調整力。部門間の調整、ステークホルダーとの交渉。社内政治を生き抜いてきた経験は、立派なスキルだ。
「スキルがない」と感じる3つの原因
よくある質問
Q. 30代で未経験の職種に転職できる?
できる。ただし年収は下がる可能性がある。それでも3年後、5年後に年収が上がるキャリアパスが見えるなら、短期的な年収ダウンは投資だ。
Q. 転職エージェントに「スキルがない」と言われた
エージェントを変えろ。あなたのスキルを見抜けないエージェントに価値はない。アサインやタレントスクエアのように、キャリアの方向性から一緒に考えてくれるエージェントを使ってみてほしい。
Q. 資格を取ってから転職すべき?
ほとんどの場合、ノーだ。資格の勉強に1年かけるより、さっさと転職して実務経験を積む方が市場価値は上がる。例外はIT系の資格(AWS認定など)と会計系の資格(簿記1級など)くらいだ。
Q. 30代後半でもまだ間に合う?
間に合う。35歳限界説は嘘だ。私のフォロワーで38歳で異業種転職して年収を200万上げた人がいる。40歳で初めてIT業界に入った人もいる。年齢は関係ない。行動するかしないかだけだ。
キャリアに迷った30歳の話
30歳の時、毎日「このままでいいのかな。。」と考えていた。
仕事は嫌いじゃない。でも、5年後10年後の自分が想像できない。同期は昇進したり転職したりしている。自分だけ止まっている気がして、焦りがあった。
でも今振り返ると、あの「迷い」は正常な反応だったと思う。20代は目の前の仕事を頑張ればよかった。30代は「何を頑張るか」を自分で選ぶ必要がある。
迷うのは、考えている証拠。迷わない人は、考えていないだけ。
例1。営業職(10年)の場合
日常業務を書き出す。新規開拓の電話・メール(アプローチ力)、商談のプレゼン(提案力)、見積もり作成(数値管理力)、クロージング(交渉力)、クレーム対応(問題解決力)、後輩の同行指導(マネジメント力)、顧客管理のCRM入力(ITリテラシー)、社内調整(調整力)。
8つのスキルが出てきた。この人は「スキルがない」わけがない。でも本人は「営業しかやったことがない」と思っている。営業の中にこれだけのスキルが含まれているのに、だ。
例2。事務職(8年)の場合
Excel・Word・PowerPointの操作(ITリテラシー)、データ入力・集計(正確性)、電話応対(コミュニケーション力)、経費精算(経理知識)、会議の議事録作成(文章力)、部署間の連絡調整(調整力)、備品管理(管理能力)、来客対応(ホスピタリティ)。
事務職も8つのスキルが出てきた。特にExcelのスキルは、多くの企業で重宝される。VLOOKUPやピボットテーブルが使えるなら、それだけで市場価値がある。
例3。販売職(7年)の場合
接客(コミュニケーション力)、商品説明(プレゼン力)、売上管理(数値管理力)、在庫管理(オペレーション管理)、シフト管理(マネジメント力)、レイアウト変更(マーケティングセンス)、クレーム対応(問題解決力)、アルバイト教育(指導力)。
販売職はSaaS企業のカスタマーサクセスやインサイドセールスに直結するスキルを持っている。接客で培ったコミュニケーション力は、どの業界でも武器になる。
スキルがないと感じたら、まずこの3つをやれ
1つ目。ミイダスで市場価値を診断する
5分で終わる。自分の市場価値が年収という数字で出る。この数字を見るだけで、「自分にはスキルがない」という思い込みが崩れる人が多い。
2つ目。アサインのAI診断を受ける
15分で自分の強みと最適な職種がわかる。「あなたの強みは課題解決力です。最適な職種はコンサルタント、プロジェクトマネージャーです」。こういう具体的な結果が出る。
3つ目。信頼できる人に「自分の強みは何だと思う?」と聞く
同僚、友人、家族。3人以上に聞いてみろ。自分では気づかない強みが必ず見つかる。他人の目から見た自分の強みは、転職活動で最も使えるアピールポイントになる。
あなたにスキルがないと思っているのは、あなただけだ。市場は、あなたの価値を知っている。あなたが知らないだけだ。今日、ミイダスを開いて確認してほしい。
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