あえて年収が下がる転職をした。周囲には「正気か?」と言われた。でも私は正気だった。

この記事の要点

  • 私は4回目の転職であえて年収を下げ、リモートと制度を取った
  • 下げていいのは、金以外の得るものが明確で、数年で回収する計画がある場合だ
  • 生活防衛の資金と家族の合意。この2つを先に固めてから下げろ

転職で年収を下げた理由

4回目の転職で、大阪のWebホワイト企業に移った。年収は下がった。だが、リモートワークの制度と育休が取れる環境を重視して選んだ。目先の数字より、3年後の生活全体がどうなるかで判断した。あなたの年収が高いのは、あなたの実力か、それとも会社の看板か。この問いに即答できないなら危険信号だ。

転職直後のリアル

正直、最初の半年は収入が減った分キツかった。外食を減らし、サブスクを整理した。でも新しい環境で学ぶことが多すぎて、年収のことを考える暇がなかった。残業も少なく、自分の時間が増えた。毎日が濃かった。

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3年後の結果

3年間で信頼を築き、男性で1年の育休を取得した。沖縄に移住してフルリモートで働くこともできた。さらに空いた時間で副業を伸ばし、副業収入が給与を超える月も出た。目先の年収を追うより、3年後の働き方と市場価値を最大化する選択をした方が、結果的に得られるものは大きい。あなたが今の年収にしがみついているなら、一度立ち止まって考えてほしい。

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年収を下げて選んだ4社目で手に入れた働き方は沖縄からフルリモートで東京の会社に勤める方法に書いた。年収以外の条件で会社を選ぶ判断は、間違いじゃなかった。下げていい条件と後悔する条件の一般論は年収を下げる転職は後悔するのかに整理した。

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年収が下がる転職を選んでいい条件

年収が下がる理由が分かったところで、では下げていいのかという判断に進む。

下げていい場合

  • 交換するものが具体的だ。時間、場所、制度、健康。曖昧に「楽になりそう」で下げると必ず後悔する
  • 下がった後の手取りで、生活が回る計算ができている。感覚ではなく数字で確認している
  • 交換したものが、日常的に効く。毎日の通勤時間や、毎年の休みの取りやすさ。たまにしか効かないものと交換すると、差額の方が大きく感じる

下げてはいけない場合

  • いまが辛いから逃げたいだけ。それは環境を変える理由にはなるが、年収を下げる理由にはならない
  • 交換条件を口約束でしか確認していない。運用実績を確認していない制度は、存在しないのと同じだ
  • 生活が赤字になる。ここは議論の余地がない

下げた後に、元に戻せるのか

一番多い不安がこれだ。正直に書く。直近の年収は、次の転職での提示の参考にされる場面がある。

だから下げるなら、次の2つをセットでやってほしい。

  • なぜ下げたかを説明できる形にしておく。「働き方を優先した」という明確な理由があれば、次の選考でマイナスにはなりにくい
  • 市場価値を定期的に測り直す。いまの年収と市場の相場は別物だ。測っていれば、戻すタイミングが来た時に動ける

私は4回目の転職で、自分から年収を下げる選択をした。リモートと制度を優先したからで、結果として育休も移住も実現した。下げること自体は失敗ではない。何と交換したかを説明できないことが失敗になる。

自分の下がり方が市場の相場と比べてどうなのかは、外の物差しで測らないと分からない。

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あわせて検索される疑問に、先に答えておく

下がった年収は、同じ会社で取り返せるのか

昇給テーブル次第だが、正直に言えば、日本の多くの会社の定期昇給は年数千円〜1万円台で、一度下がった数十万を社内で取り返すには年単位かかる。取り返しの速度は、社内昇給<昇格<転職の順で速い。下がった場所で耐える計画より、下がった理由を潰して次で戻す計画の方が、数字は早く動く。戻し方の実務は年収交渉をしないまま入社して後悔している人への挽回手順が使える。

生活が苦しい。年収が戻るまでの間はどうすればいいか

やることは2方向ある。1つは固定費の一時圧縮で、通信・保険・サブスクの見直しは即効性がある。もう1つは収入の複線化で、本業の回復を待つ間に月数万円の副業を立てると、心理的な余裕がまるで違う。下がった年収を嘆く時間を、戻す活動と補う活動に振り分ける。始め方は会社員の副業は何から始めるべきかに書いた。

よくある質問

年収を下げてまで転職する価値はありますか?

交換条件次第だ。私は年収を下げてリモートと育休制度を取り、結果的に1年育休と沖縄移住と副業の時間を手に入れた。得るものが具体的で、家計が回り、スキルの積み上がる環境なら、下げる転職は投資になり得る。

年収ダウン転職で後悔しないための条件は何ですか?

4つある。下げて得るものを名詞で言えること、賞与込みの年間手取りで家計が回ること、市場価値は下がらない環境であること、逃げの勢いで決めていないこと。全部揃わないなら、一度立ち止まるべきだ。

下がった年収は後から取り返せますか?

環境次第で取り返せる。スキルと実績が積み上がる会社なら、数年後の転職や昇給で戻せるし、私は副業と独立で埋めた。逆にスキルの止まる環境だと下がった額が固定化する。下げ幅より、積み上がりの有無を見ろ。

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