年収ダウンが怖くて転職できない。その気持ち、わかる。でも9割は思い込みだ

私のDMに毎日届く相談で最も多いのが「転職したいけど年収が下がるのが怖い」だ。月に100件は来る。気持ちはわかる。生活があるし、家族がいる人もいる。住宅ローンを抱えている人もいるだろう。

でも冷静に考えてほしい。あなたは今の年収に満足しているのか? 満足していないから転職を考えているんだろう。なのに年収ダウンを恐れて動かない。矛盾してないか。

転職4回の経験と、フォロワー10万人から集めたリアルなデータをもとに、年収ダウンの恐怖の正体を暴く。

年収が下がる転職は本当に多いのか

データで見る現実

厚生労働省の雇用動向調査によると、転職で年収が下がった人の割合は約33%。つまり67%の人は年収が維持されるか上がっている。しかもこの33%には、自ら年収より環境を選んだ人も含まれている。

戦略なき転職は下がる

年収が下がる人には共通点がある。①在職中に転職活動せず、辞めてから探している。②1社しか受けていない。③自分の市場価値を把握していない。この3つのどれかに当てはまっている。逆に言えば、この3つを避ければ年収が下がる確率は激減する。

私の実績

私は4回の転職のうち、1回はあえて年収を下げている。リモートと育休制度を優先したからだ。上げた回も、下げた回もある。どちらも運じゃなく、その時に何を優先するかを決めた結果だ。

年収ダウンの恐怖の正体

恐怖1。生活水準が下がる不安

月収が5万下がったら、年間60万の減収。確かにキツいように感じる。でも考えてみろ。月5万の差は、不要なサブスク解約、外食を週1回減らす、保険の見直しで十分カバーできる金額だ。しかも年収が下がるケースでも、大抵は1-2年で元の水準に追いつく。

恐怖2。周囲の目が気になる

「年収が下がった」と知られたくない。わかる。でも年収なんて誰にも言わなければバレない。それに、年収が下がっても残業がゼロになって、副業で月10万稼げるようになったら、トータルではプラスだろう。

よくある質問

Q. 年収交渉はどのタイミングでするべき?

A. 内定通知を受け取った後、承諾する前。面接中に自分から切り出すのはNG。

Q. 現年収が低い場合、正直に伝えるべき?

A. 嘘はつくな。ただし「現年収は○万ですが、市場価値はこのラインだと認識しています」と市場価値ベースで話を進めろ。

Q. 年収が下がっても転職すべきケース

A. 心身の健康を害している場合。年収より命のほうが大事だ。

年収が上がった人に共通していること

私のDMには年収を上げた報告も届く。まとめると、共通点は3つだ。

1、同じ職種のまま業界を変えている。営業なら営業のまま、単価の高い業界へ。職種と業界を同時に変えると難易度が跳ね上がるので、片方だけ動かした人が伸びている。

2、前職の経験を「翻訳」している。事務なら正確さと処理量、店長ならマネジメントと数値管理。業界が違っても評価される形に置き換えている。

3、相場を先に調べている。自分の希望額でなく、その職種のレンジを知ってから交渉に入っている。

いずれも特別な才能の話ではない。順番の問題だ。

転職で年収を上げるための準備リスト

やることリスト

  1. ミイダスで市場価値を診断する(5分)
  2. ビズリーチに登録してスカウトを待つ(10分)
  3. 年収が高い業界をリサーチする(30分)
  4. 自分のスキルで応募できる求人を3つ見つける(1時間)
  5. 職務経歴書を更新する(2時間)

全部合わせても4時間で終わる。たった4時間の投資で年収が100万上がる可能性があるなら、やらない理由がないだろう。

やってはいけないこと

  1. 辞めてから転職活動を始める
  2. 1社だけ受けて妥協する
  3. 年収交渉をせずにオファーを受ける
  4. 市場価値を調べずに感覚で年収を判断する

年収交渉で使える具体的なフレーズ

オファー面談で使えるセリフ

「ありがたいお話です。一点ご相談なのですが、市場価値診断の結果と、他社からいただいているオファーを踏まえると、年収○○万円を希望しています。ご検討いただけないでしょうか」

ポイントは3つ。①まず感謝を伝える。②根拠を示す(市場価値と他社オファー)。③具体的な数字を出す。この3つがあれば、交渉は成立しやすい。

交渉で絶対にやってはいけないこと

  1. 嘘をつく(架空の他社オファーを言うなど)
  2. 感情的になる(「これじゃ生活できません」など)
  3. 2回以上条件を出し直す(印象が悪くなる)
  4. 承諾後に蒸し返す(信頼を失う)

年収を上げるために今日からできること5つ

  1. ミイダスで市場価値診断を受ける(5分)
  2. 職務経歴書を最新の状態に更新する(1時間)
  3. 年収が高い業界を3つリストアップする(30分)
  4. 転職エージェント(アサインかタレントスクエア)に面談を申し込む(10分)

合計2時間もかからない。たった2時間の行動が、年収を100万上げる可能性がある。行動しない人間に年収アップは訪れない。市場はあなたを待ってくれない。今日動いてみてほしい。明日じゃない。今日だ。

年収が低いのはあなたのせいじゃない。場所のせいだ。正しい場所に移動するだけで、あなたの年収は上がる。この事実を胸に刻んで、最初の一歩を踏み出せ。

年収ダウンを受け入れるべきケース3つ

ケース1。心身を壊しかけている場合

年収が下がっても、命と健康のほうが大事だ。うつ病になって1年間働けなくなった場合の損失は、年収の1年分以上。50万の年収ダウンで健康が手に入るなら、安い買い物だ。

ケース2。成長産業に移る場合

年収が一時的に下がっても、2-3年で取り返せる。衰退産業で年収500万に留まるより、成長産業で年収400万からスタートして3年後に700万のほうが、生涯年収は高い。

ケース3。副業で補填できる場合

年収が50万下がっても、残業がゼロになって月5万の副業ができるなら、トータルはプラス10万。時間の使い方次第で、年収ダウンを逆転できる。

年収が上がった瞬間のリアルな話

1社目の年収は300万だった。飲食業界の店長。朝から晩まで働いて、手取りは月22万。

2社目に転職した時、年収が500万になった。同じ「接客スキル」を使っているのに、業界を変えただけで200万上がった。この時に気づいた。年収は能力じゃなくて、「どこで働くか」で決まるんだと。

3社目は700万。4社目(フリーランス)は月収85万。

振り返ると、スキルが劇的に上がったわけじゃない。「自分のスキルが高く評価される場所」を選んだだけ。これが軸ずらし転職の本質だと思っている。

この記事を読んだ方へ

ミイダス|市場価値診断

自分が市場でいくらの価値があるか、5分でわかる。私はこれで、自分を相場より安く売っていたと気づいた。

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年収の伸びしろがどれくらいあるか、データで見える。

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