志望動機が書けない。本音を言えば、年収がいいから受けるだけだ。でもそれを言うわけにはいかない。
即答する。年収が本音でも、嘘はつかなくていい。年収を求める理由を一段掘れば、言える動機に変わる。組み立ての型ごと渡す。
この記事の要点
- 年収単体が動機にならないのは、御社だけの特徴ではないからだ
- 年収の一段下には、評価されたい・対価が欲しいという動機がある
- 掘った動機+その会社の固有の理由1つで、志望動機は成立する
- 待遇の話は志望動機でなく、条件交渉の場で堂々とやればいい
なぜ「年収がいいから」は通らないのか。理屈から
まず理屈を押さえる。面接官が志望動機で確かめたいのは、なぜ他社でなくうちなのかだ。年収の高さは他社にもある特徴だから、「もっと高い会社が出たら移る人」と読まれて終わる。つまり年収が動機として弱いのは、綺麗ごとの問題ではなく、その会社を選んだ説明になっていないという論理の問題なんよ。
逆に言えば、選んだ説明になっていれば、動機の根っこが金でも何も問題ない。
一段掘る。年収の下にある本音を言葉にする
「年収が欲しい」を一段掘ると、人によって違う本音が出てくる。
- 成果を出しても給料が変わらない現職への不満 → 成果が評価に反映される環境で働きたい
- 自分の専門性が安く買われている感覚 → 専門性を正当に評価する会社で力を発揮したい
- 家族や将来のために収入の土台を上げたい → 長く腰を据えて成長できる会社で、責任ある仕事を担いたい
どれも嘘ではない。年収は結果で、動機はその一段下にある。面接で語るのは、この一段下の方だ。
組み立て。掘った動機+固有の理由1つ
型はこれだ。
現職では成果と評価の接続が弱く、頑張りが処遇に反映されにくい環境でした(掘った動機)。御社は成果に応じた評価制度を明確に打ち出しており、事業も○○の分野で伸びています(固有の理由)。成果で貢献し、正当に評価される環境で長く働きたいと考え、志望しました。
固有の理由は1つでいい。事業内容、商品、評価制度、働き方。求人票と企業サイトを15分読めば必ず1つは拾える。綺麗な志望動機を1時間かけて創作するより、事実の掘り下げ15分+企業調査15分の方が、深掘りに耐える動機ができる。落ち続けている人の原因切り分けは面接に落ちまくるのは自分が悪いのか、面接の締めで使う逆質問は逆質問で聞くべきことが担当だ。
そして年収の話自体は、隠すものではなく条件交渉の場で堂々とやるものだ。志望動機と交渉の場を分ければ、どちらも正直でいられる。交渉の進め方は年収交渉の台本に書いた。
交渉の前に、自分の適正年収を数字で持っておくと軸がぶれない。
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よくある質問
面接で「年収も理由ですか」と直接聞かれたら?
「処遇も含めて総合的に判断しています」と認めて構わない。隠すと不自然になる。その上で、処遇だけでなく評価制度や事業への共感を続ければ、誠実な回答として通る。
志望動機は応募する会社ごとに変えるべきですか?
掘った動機(前半)は使い回せる。固有の理由(後半)だけ会社ごとに差し替えれば、負担なく全社分が作れる。
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