出版業界で働きたい。本が好きで、編集をやってみたい。だが求人を見ると、経験者ばかり。未経験で入れるのか。年収はどうか。

先に言う。出版社の編集に未経験で入る求人は、ほぼない。入口は、編集プロダクション、Webメディアの編集、校正、出版の営業、書店から。そこで2〜3年やってから出版社へ。本が好き、で受けると落ちる。作った物を見せろ。現実、職種、入口、入口から出版社へ、年収、落ちる人、見せられる物、志望動機、面接、年齢、資格を書く。

先に一文で。出版業界への未経験転職は大手の出版社の編集がほぼ入れないと知った上で、編集プロダクション・Webメディアの編集とライター・校正と校閲・出版の営業・印刷とDTP・電子書籍の企業・専門の出版社の入口から入り、2〜3年で作った物を持って出版社に移り、年収は入口で250〜400万円で大手の編集だけが別格と分かり、本が好きだけで作った物がなく締め切りと数字の理解がない人が落ちるので、ブログとnoteとZINEで作った物を用意し、前職の締め切りと数字の経験を訳して、志望動機に売れている本の理由と自分が作りたい物を書くのが正解だ。

この記事の要点

  • 大手の編集は未経験で入れない。入口から
  • 入口は編プロ・Webメディア・校正・営業・専門の出版社
  • 本が好きだけでは落ちる。作った物を見せる
  • 年収は入口で低い。大手だけ別格

出版の未経験転職の現実

項目中身
大手の出版社の編集新卒と経験者が中心。未経験の中途はほぼ入れない
求人の数少ない。業界が縮んでいる
年収大手以外は低め。編プロは残業が多い
見られる物作った物、企画の力、締め切りと数字の理解、売れている本の理由を言えるか
決まる人入口から入る順番を分かっていて、作った物を持つ人

広報に未経験で入る時も、求人が少なく入口が絞られる。線は広報に未経験で転職する現実に書いた。出版はそれ以上に狭い。

職種

職種仕事未経験
編集企画、著者との調整、原稿の編集、進行の管理、売上大手は無理。中小と専門と編プロから
校正・校閲誤字と事実と表記の確認勉強で入れる
出版の営業・書店営業書店と取次への営業、配本、販促入れる
制作・DTP組版、印刷の手配印刷会社とDTPから
ライツ・権利翻訳権、映像化、電子の権利経験者と語学
広報・宣伝書籍の宣伝、メディアへの働きかけ広報の経験者
Webメディアの編集・ライター記事の企画と編集と執筆入れる。実績を作れる
電子書籍の担当電子化と配信の運用入れる

入りやすい入口

入口中身年収その後
編集プロダクション出版社から編集の実務を受ける。未経験の採用がある。残業が多い250〜350万円2〜3年で出版社の編集へ。一番太い道
Webメディアの編集・ライター記事の企画と編集。数字(PV・CV)で実績を作れる300〜400万円出版社のWeb部門、書籍の編集へ
校正・校閲校正の勉強で入れる。校正会社と出版社の校閲部300〜400万円校閲の専門。編集への異動は少ない
出版の営業・書店営業書店と取次への営業。未経験の採用がある300〜400万円営業から編集への異動がある会社
書店員本の売れ方を知る。出版の営業へ250〜320万円出版の営業へ
印刷会社・DTP組版と制作300〜380万円出版社の制作へ
電子書籍・コンテンツの企業電子の配信と運用、Webのコンテンツ350〜450万円出版のデジタル部門へ
専門の出版社実用書、学習参考書、専門書、業界紙。大手より入りやすい。前職の専門(医療・法律・IT・教育)が加点350〜450万円専門の編集として続く

前職の専門がある人は、専門の出版社と業界紙が近い。医療の経験があれば医学書、教育なら学習参考書、ITならIT系の出版社だ。

入口から出版社へ移る道

道中身
編プロで2〜3年担当した本と雑誌を実績に、出版社の編集の中途採用へ。編プロで付き合いのある出版社からの誘いもある
Webメディアで実績PVと企画の実績を持って、出版社のWeb部門か書籍の編集へ
営業から編集への異動営業で入り、企画を出し続けて編集に異動する会社がある
専門の出版社で専門の編集に大手を目指さず、専門で続く道
副業で作った物ブログ、note、ZINE、同人誌、Kindleの出版で作った物を実績に

年収の現実

職場年収
編集プロダクション250〜350万円。残業が多い
Webメディア300〜400万円
校正・校閲300〜400万円。フリーは単価制
出版の営業300〜400万円
中小・専門の出版社の編集350〜450万円
大手の出版社の編集30代で600〜800万円以上。未経験の中途はほぼ入れない
企業の広報・オウンドメディア(編集の経験を横に)400〜500万円

年収を上げるなら、入口で実績を作って中堅以上に移るか、編集の経験を企業のコンテンツに横に使う。Webマーケターの道は未経験からWebマーケターになる順番に書いた。Webメディアの編集は、その入口と重なる。

ここまでのまとめ

・大手の編集は未経験で入れない。入口から

・入口は編プロ・Webメディア・校正・営業・専門の出版社

・本が好きだけでは落ちる。作った物を見せる

落ちる人

落ちるなぜ
「本が好き」が理由全員が同じことを言う。仕事の中身(企画・進行・締め切り・数字)を言えない
作った物がない文章と企画の力を見せられない
締め切りと数字の理解がない編集を創作だと思っている。本は商品で、売上と原価がある
大手だけ受ける入口の求人を受けない。1年経っても決まらない
売れている本の理由を言えない読者でなく作り手として本を見た経験がない

未経験でも見せられる物

見せる物中身
ブログ・note企画と文章と継続。読まれた数字(PV・フォロワー)
ZINE・同人誌企画から制作と販売まで、本を1冊作った経験
Kindleの出版電子書籍を作って売った経験。線はnoteの書籍化と出版とKindleの違いに書いた
校正の勉強校正技能検定の勉強と、実際に校正した物
企画書「この出版社でこの本を作りたい」の企画書を1枚。面接で出す
前職の数字営業と制作の締め切りと売上の経験を訳す

ポートフォリオの作り方はポートフォリオとはに書いた。出版でも、作った物をまとめて見せる。

志望動機の型と例文

型は3つの文。1.作った物と、前職の締め切りと数字の経験。2.なぜその出版社か(売れている本と、そのレーベルの読者を調べて)。3.何を作りたいか(企画で)。「本が好き」は書かない。

編集プロダクションの例。「営業として◯年、月の目標と締め切りを守りながら顧客に提案してきました。並行してnoteで◯本の記事を書き、フォロワー◯人と月◯PVの読者を作りました。貴社が手掛ける◯の実用書は、読者の困りごとに1冊で答える作りが強いと感じています。前職の締め切りと数字の経験と、書いて読まれた経験を、編集の実務で使いたいと考えています。企画書を1本持参しました」。

出版の営業の例。「書店員として◯年、◯のジャンルの棚を担当し、フェアの企画で売上を前年比◯%にしました。本が売れる理由を店頭で見てきた経験を、書店に本を届ける営業で使いたいと考えています。貴社の◯のシリーズは、店頭での動きが強く、書店員の視点で販促を提案できると考えています」。

面接で聞かれること

質問答え方
なぜ出版か「本が好き」で終わらない。作った物と、作りたい物で
最近読んだ本と、売れている理由読者でなく作り手として。企画と作りと売り方の理由を言う
締め切りと数字前職の締め切りと売上の経験を訳して
残業と年収が低いが「知っている。入口から入る順番と、実績を作って移る計画がある」
作った物ブログ、note、ZINE、企画書を出す
著者との関係「締め切りを守ってもらい、原稿を良くする調整。前職で◯◯の調整をした」

年齢の線

年齢判断
20代編プロ、Webメディア、営業、校正。入口が広い
30代前半編プロ、Webメディア、専門の出版社(前職の専門で)、電子書籍の企業
30代後半専門の出版社と業界紙(前職の専門で)、校正、企業のコンテンツ。編プロの未経験は狭い
40代前職の専門を売る専門の出版社と業界紙、校正、企業のオウンドメディア。異業種の未経験の編集は入れない

資格

資格判断
校正技能検定校正と校閲で評価。勉強が入口になる
DTPエキスパート制作とDTPで
日本語検定・漢字検定少し有利
TOEICライツと翻訳書の編集で
前職の専門の資格(医療・法律・IT・教育)専門の出版社で加点

資格より、作った物と、売れている本の理由を言えることの方が決まる。

司書の調査と整理の経験を訳して正社員になる先は図書館司書の転職に書いた。

音楽業界に未経験で入る入口と落ちる人は音楽業界に未経験で転職する現実に書いた。

よくある質問

30代未経験で出版社の編集になれるか

大手は無理だ。編プロか専門の出版社(前職の専門がある)か、Webメディアから入って2〜3年で移る。30代後半は、専門の出版社と業界紙が現実的だ。

出版業界は将来がないか

紙の出版は縮んでいる。電子書籍とWebメディアとコンテンツの企業は増えている。編集の経験は、企業の広報とオウンドメディアとコンテンツで横に使える。出版だけで一生、と思わずに入る。

編集プロダクションはブラックか

残業が多く年収が低い所が多い。だが、出版社の編集への一番太い入口だ。2〜3年と期限を決めて入り、実績を作って移る。口コミと面接で、残業の実態を確かめる。

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