二次面接で「10分のプレゼンをお願いします」と言われた。自己紹介をするのか、提案をするのか。何枚作るのか。読み上げていいのか。時間が足りなかったら、超えたら、どうなるのか。

先に言う。面接のプレゼンは、5分なら5枚、10分なら8枚だ。1枚目に結論、最後に応募先で何をするか。読み上げるな。面接官の顔を見て、資料は見出しだけにして、話は具体で埋めろ。2つの型、見られる点、時間と枚数、構成、資料の作り方、話し方、質疑、オンライン、落ちる型、練習を書く。

先に一文で。転職面接のプレゼンは自己紹介型と提案型があり、5分5枚・10分8枚・15分10枚で1枚1メッセージ、1枚目に結論・真ん中に数字と根拠・最後に応募先で何をするかの構成で、資料は見出しと数字だけにして中身は面接官の顔を見て口で話し、最初の30秒で結論を言い、想定質問3つを用意して分からないことは仮定と言い、時間超過・文字だらけ・前職の自慢・応募先に触れない・質問に黙るの5つを避け、声に出して3回練習して時間を測るのが正解だ。

この記事の要点

  • 5分5枚・10分8枚。1枚1メッセージ
  • 結論→根拠→応募先で何をするか
  • 読み上げない。顔を見て話す
  • 時間超過と前職の自慢で落ちる

プレゼンの2つの型

型中身求められる場面
自己紹介型これまでの実績と強みを、応募先でどう使うか二次面接、管理職や専門職の選考
提案型応募先の課題(事業・商品・業務)に対する提案企画・マーケ・営業・コンサルの選考。事前課題と一緒に

どちらの型かは、案内に書いてある。書いてなければ、「自己紹介と提案ののどちらでしょうか」と聞く。1分の自己紹介の型は面接の自己紹介1分に書いた。自己紹介型のプレゼンは、それを5〜10分に延ばして、数字と応募先での使い方を厚くした物だ。

見られている4点

点中身
構成結論が先か。話が一直線か。枝葉に逸れないか
時間指定の時間内に収めたか。超過は減点が大きい
話し方読み上げていないか。面接官を見ているか。声の大きさと速さ
質疑根拠を聞かれて答えられるか。分からないことを分からないと言えるか

中身の正しさと資料の見栄えは、4点の後だ。プレゼンは、入社後に会議で説明する場面の再現として見られている。

時間と枚数の目安

時間枚数1枚あたり
3分3枚1分
5分5枚1分
10分8枚1分強
15分10枚1分半
20分12枚1分半

表紙と最後のまとめを含む。枚数が多いほど良いわけではない。1枚1分を超えると、話が長い。

構成の型

位置自己紹介型提案型
1枚目(表紙)氏名、応募職種、一言(強み)提案のタイトル、氏名
2枚目結論。私の強みは◯◯、それを貴社の◯◯で使う結論。提案は◯◯、狙いは◯◯
3〜6枚目根拠。実績を数字で2〜3つ、それぞれ場面・行動・結果根拠。課題の分析、提案の中身、数字、実行の順番
7枚目応募先の課題と、自分の強みの重なり提案の効果と、実行に要る物
最後入社後に最初にやることやらなかったこと・仮定と、次に調べること

最後の1枚が、応募先での話になっているかが、通るか落ちるかの差だ。

資料の作り方

項目やること
1枚1メッセージ見出しに、その枚の結論を1行
文字見出しと数字と短い箇条書きだけ。1枚に3〜5行
文字の大きさ20ポイント以上。面接官は離れた席から見る
数字と図数字は大きく。図は1枚に1つ
色2〜3色。派手にしない
形式PDFで出す。パワポの指定があればパワポ。動画や凝ったアニメは使わない
枚数指定があれば守る。なければ上の目安

文字だらけの資料を作ると、読み上げることになる。見出しだけにすると、口で埋めるしかなくなる。それが正しい。事前課題と一緒に出す時の形式は転職面接の事前課題の作り方に書いた。

話し方

やることなぜ
最初の30秒で結論を言う面接官が、何の話かを掴む
読み上げない資料は見出し。中身は口で
面接官の顔を見る資料や手元を見続けない。複数いれば順に
1枚ごとに、結論→根拠枚ごとに小さな結論を先に
時間の残りを見る時計を机に置く。半分の時間で半分の枚数
声は普通の会議より少し大きく部屋の広さに合わせる
最後は「以上です。ご質問をお願いします」終わりを明確に

読み上げたい人は、資料に文を書いている。資料を見出しだけにすれば、読み上げられない。

質疑の準備

準備中身
想定質問3つ「この数字の根拠は」「他の選択肢は考えたか」「貴社でやるならまず何から」
分からない時の答え「そこは調べていません。仮定として◯◯と置いています」。黙らない、そらさない
根拠を聞かれた時数字の出所と、仮定の部分を分けて答える
反論された時「その観点は抜けていました。加えるなら◯◯です」。守らない

質疑は、プレゼンの中身より重く見られることがある。会議で突っ込まれた時の対応の再現だ。

オンラインでのプレゼン

項目やること
資料の送り方面接の前日までにPDFを送る。画面共有が切れても面接官が見られる
画面共有事前に共有の操作を試す。共有中は自分の顔が小さくなるので、声で補う
顔共有中もカメラを見る。資料を見続けない
時間対面より少し短く。共有の切り替えに時間がかかる
回線有線。切れた時は電話で続ける準備

Web面接の機材と環境はWeb面接のコツに書いた。プレゼンは、画面共有が加わる。

落ちる型

型起きていること
時間の超過10分の指定で13分。それだけで印象が落ちる
文字だらけを読み上げる面接官は資料を読んで、あなたを見ない
前職の自慢で終わる応募先で何をするかがない
応募先に全く触れない使い回しに見える
質問に黙る、話をそらす会議で突っ込まれた時に崩れる人と見られる
資料が派手中身より見栄えに時間を使う人と見られる

練習の仕方

  1. 資料を作ったら、声に出して3回話す。時計で測る
  2. 1回目で時間を超えたら、枚数か話す量を削る。話す速さを上げない
  3. スマホで録音して、「えー」「あの」の数と、読み上げていないかを聞く
  4. 想定質問3つに、口で答える練習
  5. 前日に1回、当日の朝に1回

最終面接でプレゼンを求められた時は、役員向けに結論と応募先での話を厚くする。役員が聞く物は最終面接の逆質問に書いた視点と同じだ。

よくある質問

プレゼンの資料に、前職の社名や数字を出していいか

社名は出していい(在籍は事実)。数字は、前職の秘密に触れない範囲で。顧客名や未公開の売上は伏せて、「担当エリアの売上を前年比115%」のように、自分の実績の範囲で。

時間が足りなくなった

残り1分で、まとめの枚に飛ぶ。「時間の都合で◯枚目は割愛します。結論は◯◯です」。超えるより、飛ばす方がいい。

プレゼンが苦手で、声が震える

最初の30秒の結論だけを暗記する。そこが出れば、後は資料の見出しが助ける。震えは、面接官には見えていないことが多い。

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